はりの部屋

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もうすぐ春です

2月4日は立春で、暦ではもう春になります。

前日の3日は季節の分かれ目なので、節分と呼ばれます。

 

季節が変わるということは、生活の仕方も変化させないといけません。

冬は、「陰」の要素が強い季節です。

生き物は活動的というより、じっとエネルギーを蓄えている時期です。

 

春になると、「陽」の要素が入ってきます。

動物は冬ごもりから目覚め、植物は芽吹き始めます。

中国の昔の医学書『素問(そもん)』には、

「春は発陳(はっちん)という。」と書かれています。

発陳とは、蓄えていたエネルギーでパッと芽が吹き出す、

といったイメージです。

私たちも身体を伸びやかにして、体内のエネルギーや栄養を

スムーズに巡らしてあげないといけません。

 

しかし、この時期は入学や進学、就職、転職など環境が

変わりやすくストレスが増える時期でもあります。

ストレスを抱え込むと、身体のエネルギーは滞りやすくなります。

 

こんな時は、適度に身体を動かすといいですね。

おすすめは、ランチ後のぶらぶら散歩(^_^)。

「がんばろう、ひと汗かこう」としないで、

ただぶらぶらと歩く

のがコツです。

汗をかき過ぎたり、夜になってから活動的になるのは逆効果

ですので、避けましょうね。

 

春の陽気を浴びて、適度に身体を動かせば、きっと心身とも

に伸びやかに過ごせることでしょう。

2020年2月1日 土曜日

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足が冷える原因は…

「足の冷えが悩みです。」

 

こんな女性の方がみえました。

 

他の症状をうかがってみると

・イライラ

・にきび

・首の痛み

・手のひらや足裏が汗ばむ

などを訴えていました。

 

足の冷えで困っているのに、手足が汗ばんでいますね。

これは、どういうことでしょうか?

 

東洋医学には、「陰陽の概念」があります。

これは世の中の事物を、陰と陽に分けて捉えた考え方です。

 

陽…昼、天、熱、動

陰…夜、地、寒、静

といったイメージです。

これは自然界の現象を分類したものですが、

先人は身体にも当てはめて考えました。

 

陽…上部、左、男、背中

陰…下部、右、女、お腹

といった感じで、あらゆるものが相対的に陰陽に

分類されます。

例えば自律神経は交感神経が「陽」、

副交感神経は「陰」となります。

 

さて、上記の症状を陰陽でみていきますと、

イライラは、熱(陽)が多い状態と捉えることができます。

怒っている状態の表現で、頭から湯気が出ていたり

顔が真っ赤になっていたりすることからも分かりますね。

 

にきびは、赤く腫れますのでこれも熱(陽)。

顔や首は身体の上部に位置しますので、部位的に陽です。

手足が汗ばむのは、熱があるからですね。

以上のことから、身体の状態は陽に傾いている

すなわち熱が多い状態というのが分かります。

 

ということは、足の冷えは冷えているからではないんですね。

熱が多いから身体は冷まそうとして、

結果的に冷えるわけです。

熱が多いことが根本の問題ですから、温めてはいけません。

さらに熱を加えることになるからです。

 

このように、一部の症状だけにとらわれると

対応が逆になってしまうことがあります。

身体を全体的に捉えていく視点が必要ですね。

 

 

 

2020年1月25日 土曜日

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今日から土用です

今日から土用入りしました。

「土用の丑の日」はよく耳にしますので、土用といえば夏のイメージがありますね。

 

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指し、「次の季節に向けて身体を整えましょう」という期間です。

今日から2月4日の立春に向けて、身体を「春モード」にしていくわけです。

 

さて、この時に活躍するのが「脾や胃」といった内臓です。

「脾」というと分かりにくいと思いますので、ここではひとまず「胃」だと思ってください。

冬モードだった身体を春モードに変えていこうと、胃がせっせとがんばってくれます。ここでしっかり活躍してくれないと、身体が春に対処できなくなってしまいます。

そのため、

春モードに変えていく

ことが、今の胃の最大のミッションなわけです。

 

しかながら、胃は「飲食物の消化・吸収」といった仕事も持っています。

そのため、たくさん飲み食いすると、その処理に追われてしまい、身体を変化させる仕事が満足にできなくなってしまいます。

 

そこで、土用の時期に大切なことは

 

胃をがんばらせ過ぎない

 

ということです。

最大のミッションは、身体を次の季節に向けて変化させることですから、消化・吸収の仕事の負担を減らしてあげないといけません。

つまり、

食べ過ぎ・飲み過ぎに気を付ける

ことですね。

普段から腹八分目がいいと言われますが、もっと減らしてもOKです。

 

また、量だけでなく質も重要です。

旬で新鮮なものを摂り、添加物が入っているものや味が濃いもの、加工食品などを極力避けましょう。

 

お腹の負担を減らすことで、身体が春モードになるのを助けてあげることができますよ。

 

2020年1月18日 土曜日

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なぜ咳が出るのか

最近、夜になると咳が止まらない…

という方がいらっしゃいました。

 

東洋医学的になぜ咳が出るのか、考えてみます。

 

東洋医学の考え方のベースには、「陰と陽」があります。

これは、自然界の現象から全ての物事を「陰と陽」の2つに分けて捉えたものです。

簡単に分類してみると

陽…上、昼、熱、動

陰…下、夜、寒、静

といった感じです。

 

人も自然の一部ですので、この考え方を人体にもあてはめました。

陽…上部、背、左、男

陰…下部、腹、右、女

といった感じです。

 

咳は身体の上部で起こります。また、ゴホゴホと咳をする状態は、静かか否か?で考えると静かではないですね。

上部→陽

静かではない→陽

と捉えることができます。

つまり、身体のバランスが陽>陰の状態になっているんですね。

そのため、夜という陰の時間帯に咳という陽の症状が出てしまうのです。

 

では、なぜ陽>陰の状態になってしまうのでしょうか?

冬の時期に咳が止まらない原因の一つに、

「温め過ぎ」

があります。

暖房、長風呂、電気毛布などなど…。

 

実際、この方は寝るときに電気毛布をつけて寝ていたそうです。強度は弱に設定していたそうですが、夜の間中ずっと温め続けていたことには変わりありません。

こういったことが、身体のバランスを崩す原因となります。

 

しかし、寒くて眠れないこともありますよね。

その時は、布団に入るまで温めておいて寝る時にスイッチを切るとか、湯たんぽにする(時間とともに冷えていく)のがおすすめです。

 

冬は寒いのが当たり前。

対策は、まず保温、それでもダメなら少し加温。

という風にすると極端に身体のバランスを崩さなくて済みます。

 

もう一つ、

「食べ過ぎ」

も身体のバランスを陽>陰の状態にする原因となります。

腹八分目を心がけましょう。

 

2020年1月11日 土曜日

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お灸は心地がよいが

鍼灸法の中でも、お灸はわりと一般的です。

温かくて心地いいですよね。

台座灸と呼ばれるものはテープで貼れるので、簡単に使用することができます。

 

ただし、お手軽だけに注意してほしいこともあります。

 

お灸は温熱刺激を加えますが、身体の状態によっては温熱刺激を加えない方がいい場合があります。

 

例えば、

口が渇く

のぼせる

かゆみがある

めまいがある

という症状がある時は、身体の熱が余剰になっていると考えられます。

 

※体温が高いということではありません。

東洋医学には、体の中で熱と冷やす・潤す働きのバランスがどうなっているか、という捉え方があります。熱が多い状態だと、上記の症状が出やすくなります。

 

余剰になっているのに、さらにお灸で熱を加えるので、さらにこの状態を助長してしまうことになってしまうんですね。

 

また、温めることで血行が良くなるんですが、そもそも血が不足している場合は一時的に血行が良くなっても、しばらくするとまた元の状態に戻ってしまいます。

 

まずは、流れる血の量が十分あるか?

が先決です。

血の量が十分でないと、足がつったり髪の毛がパサついたりします。

女性の場合、生理の問題が出ることもあります。

 

お灸をした時はいいが、また元の状態に戻ったり逆に体調が悪くなる場合は、

・体は「熱が余剰」の状態になっていないか

・流れる血の量は十分あるか

といったことを確認する必要があります。

 

そのため、お灸をする前に東洋医学の専門家に身体の状態を聞いてみるといいですね。

 

どうしても冷えがつらい…という方は、加温(お灸やお風呂、カイロ)ではなく保温(着る物など)することをおすすめします。

2019年12月21日 土曜日

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