院長室

« 3月 2021 4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

「騙し絵の牙」/「砕け散るところ〜」

いや、タイトルが長いので一部省略。すみません。洋ちゃん

映画観ないのかい?と思われている頃でしょうから、誤解

されないためにしっかりレビューしときましょう。

 

「騙し絵の牙」はそもそも大泉洋氏を主人公に想定して書か

れた小説らしく、映画化の際の主演も大泉洋氏です。もしも

これで違う俳優が主人公だったら俺が騙されてたわ!とウマい

ことおっしゃってましたが(^ ^)、まあさすがの洋ちゃんで

芝居は上手いです。

 

旧態依然とした出版業界に新風を吹き込もうと色々と画策

する主人公と、それに翻弄されながらも自分の世界を確立

してゆく若い部下のお話。この部下を松岡茉優さんが好演

していて、洋ちゃんを食っちゃう勢いです。いや、実際には

彼女が主人公ですな。原作未読ですが「騙す」要素は実は

大して多くなくて、むしろ智恵を絞って出た妙案を試す

お仕事ドラマです。

 

これね、映画のCMが大変罪深いと思うんです。邦画しか

予定が無いもんだからCMの煽りが極端なんですわ。随分

原作とは違った部分もあるそうですが、あのCMじゃあ過分

にハードル上がりすぎて却ってガッカリさせるでしょうね。

脚本もちょっと古臭いかなー。トリッキーな映画かと期待

したら意外とまともで着地点もフツー、という評価です。

凄い俳優さん揃いの割りにはね、って感じ。

 

そして意外にもアタリだったのが「砕け散るところを見せて

あげる」です。正義感の強い高校3年生の男子がいじめに

遭っている1年生の女子を助けようとするうちに…という

お話。主人公を中川大志さん、ヒロインを石井杏奈さんが

好演しています。原作は竹宮ゆゆこさんの小説です。

 

この設定だけ見たら、ああ、まあ高校生の恋愛モノね、と

思い込んできっと観なかったことでしょう。それが実はね、

そうでもないんだぜ、という批評を見てしまったので勇んで

鑑賞したわけですよ。そしたら大当たり。ありがたや。CM

が邪魔くさいと言っておきながら、事前情報が皆無なら絶対

にこの作品とは出会わなかったわけで、難しいところです。

 

ツッコミ所は結構あるものの、俳優さん達の演技や、何より

演出が上手で引き込まれます。監督は俳優もされているSABU

さんですが、実に良い。結構色々と監督なさってるようで

気になります。ちょっと気になった方はなるべく前情報を

これだけにして観てみてください。

 

小説や漫画の映画化!を売りにする時点で僕は少し白け

ちゃいますが、まあそれでも工夫があれば十分面白くなる

のは確かです。それで原作が売れれば相乗効果ですしね。

個人的にはもっとチャレンジングな作品が観たいですが、

原資の乏しい日本ではまあこのスタイルが標準になるの

でしょうね。

2021年4月15日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

ハイドロでリリース

ハイドロリリース注射は少しずつ認知が拡がって来ています。

これはハイドロ=水でリリース=解除する、という意味で、

要は薬効ではなく水分で物理的に筋肉間の隙間を拡げて

やるぜ、っていうことです。

 

結果として筋肉の動き(滑走と言ったりします)が改善し

痛みやしびれの緩和につながる、という治療法です。使用

するのはほとんどが生理食塩水なので副作用が無いこと、

超音波装置を見ながら施行するので、患者さんと異常を

共有できることなどがメリットとして挙げられます。

 

反面、効果が持続しなかったり、注射可能な部位が限ら

れている、と言ったデメリットもあります。全ての治療に

言えることですが、これらの長所短所も知って頂くと

尚良いですね。

 

特に効果が続かない、あるいは取れない部位がある、と

言う場合、ハイドロリリースの工夫も当然必要ではあり

ますが、そもそも原因が別にあると考えることも重要です。

特に脱水傾向がある場合やミネラルアンバランスがある

場合は、筋肉の動きの不調は出やすくなっています。

また血糖変動が激しい場合は血流不全が起こり得ます

ので、これまた筋肉がこわばることになるでしょう。

 

これらを正しく判断するには血液検査をはじめとする

栄養学的な分析が必要となりますが、あまり認知されて

いなかった原因が分かることもあり、多くの方にお勧め

している次第です。結果として食事是正という耳の痛い

指導が入ることにはなりますが。(^皿^)

 

新しい治療が生まれ、それが一般化することは喜ばしい

ですが、固執すると見失うものがあったりもします。個々

の治療法を俯瞰し、“治療のツール”として活用するのが

ベストですね。

2021年4月12日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

安いサプリメントはありなのか

栄養療法を行って、必ず直面するのが治療にかかるコスト

です。なんせ1回や2回で結果が出る治療法ではないため

基本的には継続する必要があり、検査や治療ツールには

保険外のものがあるため、どうしてもコストはかかります。

 

特にサプリメントは毎日摂取するものなので、コストの

大部分を占めることになります。そうなればなるべく安い

商品で勝負したくなるのは必定です。我々からしても高い

サプリメントは仕入れ値も高く、利幅は大してないため

在庫管理的に有利な安くて良い商品を探しています。

 

周囲を見渡せば、コンビニにも薬局にも様々なサプリメント

が売っていますし、ネット通販を利用すれば海外製の商品

を入手することもできます。中には容量の割りにえらい

安価なものも見つけられるはずです。では、その商品で

実際に勝負できるのか、が問題ですね。

 

サプリメントは飲むことが目的ではなく、あくまでも病態

を改善するためのツールです。検査データが改善し、自覚

症状が無くなるのが目的です。それが達成できて初めて

“良いサプリメント”になるんです。では世のサプリメント

全てを試すことができるか。それは膨大すぎて無理です。

すると、メーカー側の管理体制や取得した基準、そして

他の栄養療法実践ドクターが使用した結果が指標になり

ます。

 

え!頼りねーなー、と思われるかも知れないですが(^ ^;)

サプリメントは法律上は食品なので、そもそもあまり厳密

な規制がないのが問題を難しくしている要因の一つなん

です。薬の管理法に抵触するものはもちろん配合できま

せんが、それ以外の管理については意外と甘いのですよ。

 

そんなわけで、サプリメントは安けりゃいい、とはなり

ませんし、逆に高くても高品質だと言い切れない難しい

商品なんです。ひとまずは、栄養療法実践医を信頼して

提案を飲むしか無いでしょう。しかしながら前述の検査

データと自覚症状の改善が目的であることは揺るがない

ことですので、これを指標に医師と相談するのが落とし

どころになるでしょうね。

2021年4月8日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

リバウンド ≠ 第4波

大阪や東京で再びPCR検査陽性者数が増えていますね。これを

緊急事態宣言解除のためだ、と非難するのは尚早だと思います。

なんせ緊急事態宣言で陽性者が減ったという証拠すらないの

ですから。

 

しかし、陽性者の増加と共に重症者も増え、実効再生産数も

上昇しているため、やはり感染再拡大=リバウンドだ!と

いう声も聞こえます。国はオリンピックをやりたいから、

この事実を真に受け止める気はないんダー!とまで言われる

始末。まあそれは否定しませんが(^ ^;)、そもそも抗体機能

が消える3〜4ヶ月で再拡大するだろうことは指摘されて

いたはずです。これは正常のウィルス拡大周期なので

リバウンドとは言いません。

 

実際、変異株が増えれば感染力は増すので検査をすれば必ず

陽性者も増えます。気温が高くなれば飛沫の径が大きくなり

肺の末梢まで届きにくくなることから、重症化率も低下する

ものです。いやでも統計では重症者増えとるやんけー!と

言われますが、盲点があります。それは高齢者施設での

施設内感染や入院のある病院での院内感染が多い、という

事実です。

 

こういった施設や病院ではそもそも重症化リスクの高い方が

多いので変異株が増えてもこれまで同様、重症化はします。

これを押し並べて数値化すると、もの凄い被害が拡大して

いるかのように見えてしまいます。もちろん、コロナを無視

してはいけません。ただ、現状の報道の仕方だと誤った認識

を広めるだけなのではないか、と思うのです。結果として

過剰防衛に拍車をかけ、根拠の無いGoTo事業延期が続き

経営難で倒産や自殺が増えるという悲劇です。

 

一度壊れたものを再生させるのは大変です。これは会社も

命も。補助金の持続給付だけでは既に限界だと思います。

クラスター発生部に優先して設備・人員やワクチンを回し

重症用のベッドを確保、そして社会にはお金を循環させる

システムを早急に確立させる、のが論理的には正しいと

思うのですが。

2021年4月5日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

空腹時の糖NG

毎日のように口にするセリフなので、口癖かと思われがち

ですがもちろん違います。(笑) なぜそんなに口にする必要が

あるのかと言えば、血糖乱高下を防ぎたいから、そして意外

に伝わっていないから、です。

 

血糖乱高下の害については何度もお伝えしてきましたが、

肥満、眠気、倦怠感、自律神経の乱れ、アレルギー、など

多岐に亘ります。栄養療法はサプリメントを必要とする治療

と思われる傾向がありますが、サプリは治療の一部です。

あくまで不足を補充する目的で使用するツールです。一方で

過剰を改善するには制限が必要になるわけですが、ここで

最も高頻度なのが糖質なんですね。

 

もちろん糖質過剰がなければやる必要はありませんが、血液

検査をすると非常に多いのも事実です。これはサプリメント

の追加だけでは勝負できないので、食べる順番を変える必要

が出てくるのです。

 

そこで冒頭に戻るワケですが、「空腹での糖NG」と言うと

糖を摂ってはいけない、と解釈する方がいたり、空腹でなけ

ればOKと捉える方がいたりと意外と伝わっていないことが

あるんです。僕の話し方の問題もあるとは思いますが、少し

言い方を変えると「口にするのは糖じゃないものから」と

なります。こっちの方が伝わりやすいかな?

 

糖質そのものの害よりも血糖乱高下の方が身体には悪いです。

これは糖尿病になるずっと以前から身体に起きる不調です。

そして他の病態へ発展し得るので、口うるさく言うんです。

僕も自分がかわいいのであまり嫌われたくないんですが、

心を鬼にしているんですよ。(ホント?)

 

実際に日本人の糖尿病有病率は下がっていませんし、これと

関連が深い癌もあまり減っていません。ならば指導を変える

しかないと思うのです。色々工夫しながら伝え続けようと

思いますが、皆さんも“引き算” が必要となったら是非とも

実践してくださいね。

2021年4月1日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ