院長室

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酸欠を防ごう

3密を避けること、免疫力向上に必要な栄養を摂ること、

そしてさらに重要なのが酸素欠乏に陥らないこと、です。

 

人間は酸素がなければ活動できません。呼吸し、酸素を

取り入れることでエネルギーを産生するからです。臓器に

よって需要に差はありますが、酸素欠乏があればせっかく

適切な栄養を摂取しても利用しにくくなります。

 

では酸素欠乏を招く原因とは何か。電車に例えると分かり

易いです。乗車する客が酸素で、電車が赤血球、線路が

血管です。電車=赤血球の問題としては溶血、ヘモグロビン

障害が挙げられます。溶血は赤血球が壊れやすいことで、

多くは血糖乱高下で起きます。ヘモグロビン障害は鉄と

ビタミンB群不足で起きることが多いです。

 

線路=血管の問題は全て血管の過剰収縮です。線路の本数

が少なくなるイメージです。この原因に冷え、アドレナリン

過剰が挙げられます。アドレナリン過剰は血糖乱高下で

起き得ますので、ここでも糖の摂り方が問題になりますね。

電車も線路も両方にトラブルを起こすのが血糖変動、と肝

に銘じて欲しいです。酸素欠乏に特に弱いのが脳ですので、

冷えがある場合は喫緊の対策として後頚部をよく温める

のが効果的です。

 

学校再開が延期になり、子供たちが家でお菓子やジュース

ばかり食べていれば溶血と血管収縮が起き酸欠になりますし、

それを生理のある女性がやれば鉄不足も加わってさらに

悪化します。子供たちを叱ってばかりでアドレナリンが

上昇すれば血流悪化に拍車をかけます。あ、家庭のお母さん

が一番危ないかも?!(^ ^;)最も負担がかかるお母さん

こそ、食べる順に留意して、身体を温め、時に手抜きして

リラックスして欲しいです。

2020年4月9日 木曜日

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