院長室

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お酒のリスク

夏はビールが美味い!ってことで CM なんかも増えますが、皆さんも

週末にビアガーデンに行かれたりしたのではないでしょうか。

 

もちろん、糖質制限的立場からすると醸造酒は糖質が多いのでビール

や日本酒は NG となります。ではウィスキーや焼酎などの蒸留酒なら

どれだけ飲んでも OK かと言うと、そんな虫のいい話はないわけで、、、

 

アルコールは薬品ですから、体にとっては異物です。異物は肝臓で

分解される必要があるので、過度のアルコール摂取は肝臓の負担を

増やしてしまいアルコール性肝炎を発症したりするわけです。つまり

糖質の有無に関係なく負担を強いるものであるという認識が必要です。

 

さらにアルコールを分解して無毒化していくためには、アルコールや

アルデヒドの分解酵素が必要ですが、この酵素を活性化するためには

亜鉛が必要になります。ということはアルコール過飲で亜鉛不足が

誘発される恐れがあると言うことですね。

 

亜鉛はこれ以外にも、皮膚・粘膜の代謝やアレルギーなど多様な代謝

に利用されますから、極力無駄遣いしたくないミネラルです。亜鉛を

温存するためにはアルコール量を調節することが重要なんですね。

じゃあ亜鉛摂りながら酒飲むわ!って声が多方面から聞こえて来そう

ですが(笑)、こういう無駄使いをしないという引き算の発想が

栄養療法では大切です。

 

逆に糖質制限の主目的は血糖値の乱高下を起こさないようにすること

ですので、糖質を含むお酒を飲む場合は空腹時摂取を避けさえすれば

完全 NG にしなくてもいいかも知れません。そもそもアルコールは

中毒性があるので “合法ドラッグ” とも言えます。栄養的なことは

さておいても適量で済ませるのは当然ですよね。

2019年8月19日 月曜日

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