院長室

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肩甲骨をケアしよう

ぐっと気温が下がるとインフルエンザが流行しますが、

それに伴って血流低下でコリも悪化する傾向にあります。

特にPC作業や下向きの仕事が多い方は顕著です。しかも

年末に向けて繁忙期、となるとなおさらですね。

 

血流が悪化するのは寒さで血管が収縮するせいですから、

温めて血管を拡張させれば良いということになります。

そういう意味で、全身を温める風呂は有効ですが入浴

しながら仕事するわけにもいかないので(笑)、効率

よく症状を緩和するための温める工夫が必要になります。

 

特に肩こりや頭痛を感じる方は、首回りを温めるよりも

背中、肩甲骨周辺を広く温める方が有効です。肩甲骨は

解剖学的には鎖骨と連結しているだけで、あとは背中に

張り付いて滑って動く構造です。ですから同一姿勢が

続くと容易に癒着を起こします。癒着を起こすと動きが

制限されるので、痛みの原因になります。

 

ここで、おや?と思った方は鋭い。温めても癒着がなく

ならなければ繰り返すのではないか、という疑問が出そう

ですが、まさにその通り。直近の対策として温めることは

有効な手段ですが大事なのは癒着の方です。最近では

「肩甲骨はがし」などのストレッチが流行っていますから、

それらを参考に、温めてからはがす、が実はさらに有効

です。

 

温めるツールは温湿布ではなくカイロやホットタオルなど

を利用し、ストレッチは痛くない方法をチョイスしてくだ

さい。肩をぐるぐる回しても肩甲骨は動かないので、腕は

降ろしたまま肩甲骨だけを上下左右に動かすようにした方が

いいですね。あとストレッチポールを縦にして寝転がると

肩甲骨が寄るので効果的。オススメです。

 

2016年11月14日 月曜日

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