随分と昔ですが、仕事中はグッタリしているのに、終業と
共に元気になって飲みに行く、という「5時から男」なる
単語が流行しました。当時はそれはそれでムードメーカー
だったり、夜の商談が得意だったりとむしろ微笑ましく
扱われていたもんですが…
また逆に、夕方になるとパッタリ元気がなくなったり、
不調が出たりと言わば「5時まで男」とも言うべき方も
存在します。仕事はキッチリできるので、周囲には頼られ
るし責任感も強い傾向があります。こちらも重宝されます
よね。
さて、この正反対の現象、実は根は共通している可能性が
あります。それが「コルチゾールの分泌不全」です。最近は
副腎疲労という言葉も大分メジャーになってきたので、
ご存知の方もいると思いますが、コルチゾールは副腎から
分泌される重要なホルモンです。コルチゾールは血圧上昇
や血糖上昇作用があるので、元気や気力に大きく関与します。
しかもコルチゾールは早朝に高く、夕方〜夜に下がる性質が
あるので、分泌低下が起こるとまず夕方に症状が出ます。
そして分泌のタイミングが狂って夕方に高くなると、朝から
昼が不調になります。まあ5時で区切る必要はないんですが(笑)
このようにコルチゾールの問題だけで真逆の症状が出うるわけ
です。
コルチゾールの分泌不全の原因はかなり様々ですが、大きな
原因の一つとして腸内環境の悪化が挙げられます。ここでも腸
なんですねぇ。秋の味覚の季節になっていきますが、腸を
労ることを優先にしてくださいね。