栄養療法の旗手、溝口徹先生の新著が発売になりました。
グルテンフリーというのはグルテンを含まない食事法の
ことです。グルテンは小麦に含まれるタンパクのことで、
要は、パンとか麺類とか揚げ物を控えましょう、という
食事法です。
実はグルテンフリーは既に結構有名で、テニス世界一の
ジョコビッチさんも自身の体験を踏まえた書籍を出して
います。他にも白澤卓二先生が紹介していますし、小麦
抜きは糖質制限にも繋がるので、ケトジェニックやMEC
といった食事法と共通する部分が多く、その関連書籍を
含めれば結構な種類になります。
そんなわけで、「溝口先生、いまさらじゃね?」と少し
感じつつ読み進めましたが、なかなかどうして、内容は
流行の腸内環境や副腎疲労まで包括した厚みのあるもの
でした。いつも思うけど、タイトルで損してます。(^ ^;)
反面、これまで溝口先生の書籍を読んできた方には繰り返し
になる部分も多いのは確かです。でもそれだけこの分野が
重要かつ広範囲に適応できるものだと言うことでしょう。
特にアレルギーに悩むお子さんをお持ちの親御さんには
是非読んで頂きたいと思います。他の先生の書籍に比べると
少し専門用語が多いので、読破するのには時間がかかるかも
知れませんが、それもまた安易な健康法と区別する溝口先生
の特徴です。あくまでも治療法ですからね。
ここまで書くと出版社からマージンをもらってるとか、溝口
先生の愛人だとか(笑)思われそうですが、全くそんなこと
はありませんので、ご安心を。