院長室

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サプリは高い

栄養療法はサプリメントを使う場面が多々あります。しかも

それなりのお値段がするので、栄養療法自体胡散臭く感じられ

敬遠される向きもあります。


栄養療法は端的な言い方をすれば、効率よくエネルギーが作ら

れる身体にする治療法です。全ての生命活動にはカロリーが必要

ですから、そのカロリー=エネルギーが上手に作られないと、

細胞の機能が低下し、疲れや冷えだけでなく疾病に発展する

わけです。


では何故エネルギーが作られないかと言うと、…まあこれが

様々なわけですよ。(^ ^;)原因が分からない場合もあります。

でも細胞がエネルギーを作るメカニズムは分かっているので、

まずは不足しているものを血液検査であぶり出し、それを

補充してみることから始めるのです。当然、食事で補給する

のが基本なんですが、消化吸収に問題があったり、食事だけ

では到底補えない場合にサプリメントを利用するんです。

決して栄養療法=サプリメントというわけではありません。


僕もサプリメントを売る側なので擁護的に聞こえるかも知れ

ませんが(笑)、とりあえず不調を脱するためには良いツール

だと思います。しかしながらサプリメントは高用量であったり

消化吸収しやすく加工されているからこそ効くのであって、

何でも良いわけではありません。そしてそんなデザインをする

にはコストがかかります。ある程度高いのは当たり前というか、

安いものは逆に不安になるべき品物です。擁護的に聞こえる

かも知れませんが。(笑)


でも高価なものを使い続けるわけにもいかないので、栄養療法

ではサプリメントは使うけれども、なぜそれが必要な身体に

なっているのかを明らかにすることこそが最重要課題なのですね。

それが水銀の蓄積であったり、腸内のカビであったり、はたまた

遺伝子異常だったり、あるいは職場の人間ストレスであったり、

とここが様々なわけです。サプリメント補充だけで元気になって、

減らしたり中止しても大丈夫!であれば単なる栄養不足だった、

しっかりした食事を続けてね!で終了です。


何とか原因を解明して、サプリメントを不要にできんもんかなぁ、

と日々アタマをひねるのです。ん?これは擁護的ではないね。(^ ^;)

2015年12月17日 木曜日

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