院長室

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マスクON!

覆面レスラーのマスクの話題ではありません。あ、知って

ますか。そうですか。そう、インフルエンザなどの呼吸器

感染症シーズンになると頻用されるマスクのことです。


電車やエレベーターの中でゴホゴホと咳をされると、ドキッ

としますよね。逃げられないので息を止めるしかない、

みたいな。(笑)咳の中には大量のウィルスがいるので、

こういう場合は咳をしている側がしっかりマスクをして

他人に感染させないようにするのが最低限のエチケットです。

乾燥した空気では飛沫はもの凄い遠くまで飛ぶので、

冬は感染者が増えるのです。


では、受け手側、感染していない人が予防的にするマスクは

どうでしょうか。ウィルスの大きさは非常に小さいのですが

大抵は唾液などに付着して飛んでくるので、唾液の大きさを

ブロックできれば有効のように感じます。ただ、マスク自体

が顔に密着していないので、隙間からは容易に侵入するため

過信してはいけないと思います。ラップで密着させれば絶対

侵入しなけど、その前に窒息しちまうし。(^ ^;)


有効なのは「自前のマスク」を完備すること。それは鼻の

粘液です。鼻は高度なフィルターの役割を持っています。

さらには保温や加湿など多機能を備えた臓器です。この

鼻の機能を低下させてしまうのが口呼吸なんですねぇ。

口にテープを縦に貼って寝てみてください。朝はがれていたら

口呼吸の証拠です。はがれていなくても口呼吸ではない、

とは言えないのですが、一番簡便な検査法です。

もしはがれていたら、しつこく毎晩テープを貼ると改善

していきます。お試しあれ。


ちなみに感染の危険がない場所でマスクをするのはお勧め

しません。吐いた息を吸うので酸欠状態を招くからです。

1日中マスク&口呼吸では予防どころか疲れを招くかも

知れないです。

2015年12月10日 木曜日

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