花粉症やじんま疹、アトピーに喘息などいわゆるアレルギー疾患の
増加には目を見張るものがあります。リウマチなどの膠原病も自己に
対する過剰免疫なので、広義のアレルギーと言えるでしょう。
このアレルギー反応は実は大きく2つに分かれます。すぐに反応が
現れる即時型と遅れて症状が出る遅延型です。一般に病院で検査して
いるのは即時型アレルギーの方なんです。例えばスギに陽性が出たとか
ハウスダストが(3+)だ!とか。即時型アレルギーの方が重篤な
症状に陥りやすいので、もちろんこの検査に意味はあるのですが、
遅延型アレルギーは無視されているということを忘れてはいけません。
遅延型アレルギーは遅れて症状が出るため、原因物質を特定しにくい
という弱点があります。しかも症状はかなり多岐にわたるので、自分
の症状がアレルギーによるものだなんて思ってもいない方も大勢いる
ようです。この遅延型アレルギーの原因になるのは圧倒的に食品です。
先天的ではなくて、毎日同じものを大量に摂り続けることが最大の
原因とされています。中でも多いのは乳製品と卵製品。
オーソモレキュラー的にはこれらはとても有用な食材なので、是非とも
しっかり摂って頂きたいのですが、この遅延型アレルギーの危険性が
あるので注意が必要なんですね。現在この遅延型アレルギー検査は日本
では行えません。検体(血液です)をアメリカに送って解析してもらう
しかないんです。オーソモレキュラーを実践するウチとしては、やはり
この検査はできるべきだと思うので、代理店と契約して実施できるよう
にしようと思っています。保険外になるので高いですけどね。(^ ^;)