水が溜まるってどういうこと?

「膝に水が溜まって抜いてもらった。」なんて耳にしたことはありませんか?これは関節水腫といって、関節内部に炎症による滲出液が溜まる病態です。その原因は様々で、最も多いのは関節の軟骨がすり減って炎症がおきた時です。過度の運動で膝に水が溜まることもありますが、要は関節内に炎症があれば水は溜まる可能性があるということです。
「水を抜くとクセになる。」というのもよく耳にしますが、必ずしもそうとは言えません。関節の内部に、変性した軟骨などの「カス」がある方は、その「カス」が炎症を引き起こすので、確かに水腫を繰り返すこともありますが、そうでなければ「クセになる」ということはありません。さらに、抜いた水の性状が診断に重要な場合もありますので、積極的に抜いた方がよい時もあるのです。ただ、水腫が少量で痛みもなく、関節の動きに制限を加えるほどでなければ、必ずしも抜く必要はありません。
関節の外に水が溜まることもあります。滑液胞炎やガングリオンが有名です。これらも特に症状がなければ抜く必要はありません。









