湿潤療法

湿潤療法

ヤケドも湿潤療法で

ヤケドも湿潤療法で

ヤケドも湿潤療法が得意とする病態です。ヤケドはその深さによって重症度が変わってきます。最も重症だと、皮膚を移植する手術が必要になるのですが、湿潤療法の出現によって移植手術を要する場面が減ってきているようです。それだけ湿潤療法で治癒する例が増えているということです。

ヤケドだからといって特別な方法があるわけではありません。キズと同じように、消毒はしないで適度に潤すだけです。ただヤケドの場合、高率に水ぶくれができ、この水ぶくれの膜は生体にとって異物ですので、感染させないために取り除く作業が必要になります。ヤケド特有のピリピリした痛みも湿潤療法を始めるとなくなることが多いです。

気を付けなければいけないのは、冬場に多い低温ヤケドです。コタツに入ったまま寝てしまったとか、カイロを貼りっ放しにしていたとか、そんな原因が多いです。低温ヤケドは見た目は普通のヤケドよりおとなしいのですが、ダメージはより深いことが多く、数週間してから真っ黒に壊死してしまうこともあります。こればかりは予防ができないので、低温ヤケドは要注意です。

そして、夏場の日焼けもヤケドの一種ですので、湿潤療法がよく効きます。うすくワセリンを塗り伸ばすだけでも痛みが軽減されます。ワセリンは安価で市販もされているので一つあると何かと便利です。