院長室

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松っちゃん…

なんだか股関節関節唇損傷との診断で手術に

なるそうですね…。

こういう記事を見ると、別に他の医師の診断にケチを

つけるわけではないのですが、手術の前にAKAや

遠絡をやってみたら手術をしないで済むかもしれない

のになあ、と思ってしまいます。


手術は「形の異常」に対する治療ですので、症状の原因が

「形」でなければ思ったような効果は見込めません。

そして、「形の異常」以外に原因がある症状がとても多いと

思うのです。その原因とは「動きの異常」であり「流れの異常」

です。


「動きの異常」に対してはAKA-博田法を、「流れの異常」に

対しては遠絡療法を行うのがいいと思います。もちろんこれは

スタンダードな治療ではありませんから、知らない医師の方が

多いのですが、レントゲンやMRIで異常があれば即手術、

なんてのは避けたいところです。


松っちゃん、もし手術して良くならなかったら、どうぞウチへ…。(^ ^)



    2010年6月28日 月曜日

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    仙腸関節ってどこですか?

    AKA-博田法の基本となるのは仙腸関節の機能異常を

    正す技術ですが、この仙腸関節というのは、「仙骨」と「腸骨」が

    作る関節で、腰の後ろに左右対称にあります。

    ちょうど、尾底骨の少しうえ、両脇にボッコリ出た突起を触れる

    と思いますが、これが仙腸関節の場所です。


    この仙腸関節は正中線に対して斜めになっており、体重を支える要で

    あるとされています。以前は不動関節だと思われていましたが、実際には

    3~5mm動いていて、しかも諸動作に深く関連した重要な関節だと

    いうことが分かってきました。仙腸関節に背骨が“乗っかっている”とも

    捉えられますので、仙腸関節の動きに異常があれば、それは背骨にまで

    影響が出るわけです。


    というわけで、AKA-博田法では、どの部位の痛みでもまずは仙腸関節の

    治療から始めます。肩が痛くてもまず腰を触るのはこのためです。

    「あらヤダ、この先生アタシのお尻触ってるよ。」と思われるのも(誰に?!)

    心外なので書いてみました。(笑)

      2010年2月13日 土曜日

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      顎関節症

      アゴが痛い、口を開けづらい、噛むと痛い、アゴが外れやすい、

      …こんな症状を呈するのが顎関節症です。

      夜間救急などで、アゴが外れて戻らない、なんて症状で遭遇したりも

      します。戻すことはできますが、もちろんそれは根本治療ではありません。

      顎関節症は決して、顎関節の病気ではなく、実は頚椎の異常に端を

      発していることがほとんどです。

      顎関節症で悩んでいる方は、大概、肩こりや頭痛、目の疲れ、めまいなども

      持っているもので、やはり頚椎の異常が絡んでいると考えて良いと思います。


      以前はAKA-博田法も顎関節を直接動かして治療していましたが、今は

      頚椎の治療で症状が緩和します。顎関節症が頚椎原性であることの証拠

      でしょう。


      また、漢方では意外と葛根湯が効果があります。もともと葛根湯は風邪薬というよりは

      頚痛の薬で、頭頚部全般の炎症によく使用します。

      実は風邪薬とだけ捉えるにはモッタイナイお薬なのです。


      遠絡療法でも頚椎は非常に重要視します。頚椎の炎症が脳の症状を引き起こし、ilm18_be05028-s1

      さらに脊髄にまで波及しうると考えるからです。


      いやあ、頚って大事なんですよ。過度のPC作業や寝転んでのテレビ、なんて

      頚をいじめてることになるので是非やめましょう!

      …ということで更新作業も終了終了。 ^皿^

        2010年1月19日 火曜日

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        ぎっくり腰

        以前までは、ぎっくり腰は急に重い物を持った際に、腰の筋肉、筋膜を損傷して発症すると考えられてきました。そのため、筋肉に負担をかけないようにコルセットを巻き、できるだけ安静にし、痛みのある部位に麻酔薬でブロック注射をする、というのが治療の主流でした。しかし、重い物を持たなくてもぎっくり腰は発症します。事務作業をしていて、落としたペンを拾おうとした瞬間に腰に激痛が走るとか、楽しいバス旅行で、車を降りようと腰を上げた途端動けなくなったりとか。


        このような例を考えると、ぎっくり腰は必ずしも筋肉に負担がかかって発症するわけではなく、「長時間同一姿勢を取っていた後の体動の際に起こる」のではないかと推察されます。そして損傷の本体は筋肉ではなく、関節なのではないかと考えられるわけです。だから関節の動きの改善を治療原理とするAKA-博田法が効果があるのだと思います。注射や痛み止めが悪いわけではないのですが、根本治療には決してなっていないのではないかと思います。


        先日みえた腰痛の患者さんは、全く思い当たる節はないのに朝から腰が伸びず洗顔もできない状態でした。診察すると、明らかに右の仙腸関節が硬い。この硬さをAKA-博田法で改善したら、その場で腰は伸びるようになりました。1回の治療で全ての症状がとれるわけではありませんが、トータルで考えれば、コルセットと痛み止めの治療より短期間で治癒すると思います。


        また腰が痛いと日常生活動作がかなり制限されますから、余計に腰の動きを抑制し悪循環に陥ることがよくあります。腰を痛めたら放置せずに、早めに治療することをお勧めします。

          2009年8月26日 水曜日

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          急性と慢性、局所と中枢

          病気の名前って分かりにくいもんです。例えば医師から病気の説明があっても、専門用語だらけだし、病名は長いし複雑だし結局「???」で終わってしまうことも多いようです。医学用語は複雑で覚えるのは苦労しますが、自身の病態を知ることは重要です。そこで手っ取り早いのは「急性か慢性か」、「局所性か中枢性か」という分け方です。急性は最近のもの、慢性はもう何年も続いているものです。局所性とは症状がある場所に原因があるもの、中枢性とは症状がある場所に原因のないものです。

          例えば、昨日転んで膝をぶつけて膝が痛い、なんてのは「急性」で「局所性」ですね。逆に、もう何年も膝が痛いけど、レントゲンでは膝に異常はないと言われたし、押しても痛くない、は「慢性」で「中枢性」です。一般に慢性で中枢性の病態の方が治療に時間がかかります。

          急性と慢性の区別はそんなに難しくないと思いますが、局所性と中枢性は少し難解かも知れません。局所性は原因がはっきりしていて、炎症所見がしっかりある、移動しない、という条件があります。これらが揃わなければすべて中枢性です。


          AKA-博田法や遠絡療法を行うとき、症状のある場所に全然触れない場合が多いのは、中枢の治療をしているからです。また、漢方でも慢性で複雑な病態には、表面に出ている症状ではなく、さらに深い原因を探って処方を決めたりします。これも中枢の治療と言えるでしょう。

          踵の痛みや手首の痛みが腰の治療で改善するなんて、「ウソくせー!」と思うかも知れませんが、最近はそういう方の方が多い印象です。慢性、中枢性の病気が増えているのでしょうね。

            2009年8月11日 火曜日

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