症例報告

« 7月 2024 4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

小青竜湯

・各媒体で最近漢方薬が取り上げられるようになってきました。それは我々漢方を使う医師にとっては喜ばしいことです。今は花粉症シーズンということで、アレルギーに効く漢方薬なんかの特集をちらほら見ます。以前にも小青竜湯という薬は紹介しましたが、少し詳しく解説します。
・小青竜湯という薬はアレルギーの中でも「水っぽい」症状がメインの時に使います。花粉症であれば、鼻水や流涙が主症状の時によく効きます。「知らないうちにサラサラの鼻が垂れる」なんて人は丁度良いでしょう。
寒い所に行くとくしゃみが出て鼻がつまる、眼や鼻・ノドがムズムズするという人には麻黄附子細辛湯という薬の方がよく効く場合が多いです。また、眼が充血する、鼻の粘膜も赤くなって鼻づまり、咳まで出る人には「冷やす」効果を加えた越婢加朮湯という薬が良いです。もちろん例外もありますが、今はこの3剤が大活躍です。