症例報告

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意外と多い

あまり病気という扱いは受けませんが、多汗症に悩まされる方は多いです。中年女性でのぼせやほてりと共に顔に汗をかく場合は、更年期障害と捉えての治療が効果を上げる場合が多いですが、そうでなく、緊張や不安、時には理由無く手の平や足に汗をかく場合は治療に難渋します。特にこの季節は多汗による皮膚のトラブルも増加しますので、患者さんはかなりツライと思います。こういう場合、湿疹の治療をしても汗の調節がうまくいっていなければ、すぐに再発するので根本治療には成り得ません。


こんな時に頼りになるのが補中益気湯です。気力を引き上げる薬として何度か紹介した薬ですが、汗の調節にかけても効果を上げます。汗をかく部位だけアトピーがひどくなる、なんて場合にも効果が期待できます。夏バテで食欲が落ちている時にもよいので、この時期は一石二鳥の優秀なお薬です。

    2009年7月18日 土曜日

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    本治の薬

    ・先日「本治と標治」について紹介しましたが、漢方薬が本治の薬、標治の薬、と分類されているわけではありません。一つの薬でも、場面に応じて標治的に使ったり本治的に使ったりします。ただ、それでも本治が得意な薬というものも存在します。最もよく使われるのは補中益気湯という薬です。花粉症などのアレルギー疾患の体質改善に頻用されます。どうも免疫機能を賦活する作用があるらしく、アレルギー疾患だけでなく、「風邪を引きやすい」とか「疲れやすい」といった症状に効きます。なんとも漢方らしい薬です。
    ・また、補中益気湯に含まれる升麻という生薬は「引き上げる」作用があるので、「垂れ下がる病態」、例えば子宮脱、膀胱脱、脱肛、胃下垂に効果がありますし、「気持ちが萎えてる」状態にも良いです。この薬が効くと「とても食欲が出た」とか「仕事に集中できた」なんて声が聞けたりします。アレルギーにも痔にもいいなんて聞くとアヤシゲですが、とても良い薬です。

      2009年3月31日 火曜日

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