症例報告

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外傷専門漢方?

怪我をしたときの治療として、当院では湿潤療法を実践しているわけですが、

キズのない外傷、つまり打撲や捻挫への対処に、湿潤療法は適当ではありません。

こんな時に重宝するのが、治打撲一方(チダボクイッポウ)という漢方薬です。


打撲・捻挫・骨折のときに内出血や腫れを伴うことが多いのは、ご存じの通りです。

これらに対して、いわゆる痛み止めはあまり効果がありません。そして腫れが

引かなければ痛みもなかなか引かないのです。


この内出血や腫れは漢方では「血の滞り」と捉えますので、血流を改善させる薬が

選択されるのですが、この治打撲一方はさらに余分な血を体外に捨てる作用もあるので、

外傷に打ってつけなのです。

実際には、血流改善の代表選手である桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)と組み合わせて

使うことが多いのですが、単独でも効果はあります。


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打撲や捻挫は、さもすれば動けてしまうので、十分に腫れが引かないまま動いて

しまい却って不快な後遺症を残すこともしばしば見られます。

受傷当初から、治打撲一方を使っていると、早く腫れが引く分、後遺症の発生も

減少します。

    2009年11月20日 金曜日

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