症例報告

« 7月 2019 8月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

本治の薬

・先日「本治と標治」について紹介しましたが、漢方薬が本治の薬、標治の薬、と分類されているわけではありません。一つの薬でも、場面に応じて標治的に使ったり本治的に使ったりします。ただ、それでも本治が得意な薬というものも存在します。最もよく使われるのは補中益気湯という薬です。花粉症などのアレルギー疾患の体質改善に頻用されます。どうも免疫機能を賦活する作用があるらしく、アレルギー疾患だけでなく、「風邪を引きやすい」とか「疲れやすい」といった症状に効きます。なんとも漢方らしい薬です。
・また、補中益気湯に含まれる升麻という生薬は「引き上げる」作用があるので、「垂れ下がる病態」、例えば子宮脱、膀胱脱、脱肛、胃下垂に効果がありますし、「気持ちが萎えてる」状態にも良いです。この薬が効くと「とても食欲が出た」とか「仕事に集中できた」なんて声が聞けたりします。アレルギーにも痔にもいいなんて聞くとアヤシゲですが、とても良い薬です。

    2009年3月31日 火曜日

    カテゴリー 症例報告

    タグ