はりの部屋

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1月17日から2月3日の立春まで土用に入ります。

 

土用の時期に気をつけていただきたいのが

「お腹の負担を減らす」

です。

 

土用は次の季節に向けて身体を整える期間。

今回は身体を冬から春モードにしていくための

準備期間です。

東洋医学ではこの時、内臓の「脾」が活躍すると考えます。

 

脾はなじみが薄いと思いますので、ひとまず胃だと思ってください。

脾(胃)が春モードに向けてがんばっている時に、

食べ過ぎなどでさらに脾(胃)に負担がかかると

疲れてしまい、身体を春モードにすることができません。

結果、春に不調を招くことになります。

 

では、お腹の負担を減らすためにどうするか?

 

食事の量と質に気をつける

ことです。

 

量は、昔から「腹八分目に医者いらず」といわれる

ように、満腹にしないことです。

土用の時は、腹七分くらいでもOK。

物足りないくらいで止めておきましょう。

 

質については、

味が濃いもの、脂っこいもの、甘いもの、

添加物が多いものなどを控えましょう。

加えて、旬で新鮮なものを摂ると良いですね。

 

年末年始は、何かとお腹に負担がかかる生活に

なりがちです。

この機会にリセットしましょう!

2021年1月16日 土曜日

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冬の過ごし方

本格的な寒さになってきましたね。

子どもの頃、

「風邪ひかないように、あったかくしなさい」

とよく言われたものです。

 

東洋医学の観点から、冬の過ごし方で大事なポイントは

「温め過ぎない」

こと。

 

冬は寒くて当たり前。

身体は毛穴をキュッと閉めて、熱が逃げないようにしていますが、

温められると毛穴が開いて放熱します。

これは部屋の窓を開けっ放しにしているような状態。

そこから冷気が体内に入ってくるので、不調を招くことになります。

 

もちろん冷えはよくありませんが、かといって温め過ぎると

逆効果になってしまうんですね。

 

温め過ぎになりやすい主な要因は以下の3つ

 

・お風呂

冬は湯船にゆっくりつかりたくなりますよね。

しかし、長風呂は温め過ぎになりやすいです。

とくに風呂上りにボーっとのぼせるようだったり

汗をかいている状態は、温め過ぎです。

風呂上がりに冷たいものが飲みたい、というのも然り。

湯船につかるのは、できる限り短い方が良いですね。

 

・エアコン

部屋の中で薄着で過ごせるような温度は、温め過ぎです。

温められた空気を吸うことで、肺が温められます。

東洋医学では、肺と鼻や気管支、皮ふは関係が深いと考えています。

そのため肺が温められると、鼻水やせき、皮膚の乾燥や

かゆみといった症状をひき起こすことにもなります。

 

・電気毛布

電気毛布は、寝てる間中、身体に熱が加えられ続けます。

なかには、暑くて汗をかいている、なんて方もいらっしゃいます。

寒くて眠れない…という方は、ずっと温め続ける電気毛布

より湯たんぽがおすすめです(やけどに注意)。

 

また、小さいお子さんはもともと「陽」の要素が強い生き物です。

陽とは陰陽の概念で、

陽…明、熱、動、昼

陰…暗、寒、静、夜

といったイメージです。

子どもは陽の要素が強いので、元気に走り回ったり

よく汗をかいたりするんですね。

お子さんの場合は、ちょっと寒いかな?

くらいで丁度いいことが多々あります。

 

春に花粉症がひどい…という方は、冬の過ごし方が大切になります。

できるところから実践してみてください。

2020年12月19日 土曜日

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せき、鼻水の対処法

せきや鼻水を訴える方が増えてきました。

これらの症状は、東洋医学的には熱(陽)の反応

と考えます。

熱の反応といっても発熱しているわけではなく、

体内に熱がこもっているイメージです。

 

せきや鼻水は、そのこもった熱を体外に排出する

反応なんですね。

ですから、無理に症状を止めようとすると熱が

こもったままになるので、他の症状を招くこと

にもつながります。

 

熱がこもる要因として

・エアコン

・長風呂

・食事の量と質

などがあります。

 

エアコンは室内の空気を温めます。

その温められた空気を吸うことで、肺が熱をもちます。

東洋医学では、肺と皮ふや気管支、鼻は関係が深い

と考えていますので、せきや鼻水といった症状が

出るのです。

また、お風呂も蒸気から熱を吸いますし、湯につかる

ことで熱を取り込みます。

長風呂することで温められ過ぎてしまい、症状が出や

すくなります。

 

食事も関係します。

食べ過ぎ・飲み過ぎは、身体に熱を生む要因となります。

質としては、脂っこいものや味が濃いもの、甘いものなど

は熱の要素が強い食べ物ですので、これらを摂取すると身

体に熱を生みます。

ニンニクなど香りのきつい物も同様です。

 

生活習慣の見直しでできる対策として

・エアコンを入れる時は、こまめに換気をして冷たい

空気を肺に入れる。

・風呂は短めに。

・食べ過ぎ・飲み過ぎに注意する。味付けは薄くし、

甘味をなるべく控える。

といいですね。

 

柿は肺の熱を冷ます働きがありますので、せきや鼻水が

出ている時におススメの食材です。

が、冷やす作用があるので食べ過ぎには注意しましょう。

2020年12月12日 土曜日

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リップクリームが手放せない

だんだん空気が乾燥してきました。

 

これからの時期、唇が荒れてリップクリームが

手放せない…ということはありませんか?

 

リップクリームを使う方は、かなりの確率で

使い続けています。

つまり、根本的な解決となっていないんですね。

 

東洋医学では、身体のさまざまな部位と内臓が

関係していると考えます。

 

唇と関係が深い内臓は

「胃」

です。

 

唇の荒れがなかなか良くならない…。という方は、

乾燥だけでなく胃に問題があるかもしれませんね。

 

胃の問題で考えられるのが、食事。

量と質を見直してみましょう。

 

量については、昔から「腹八分目に医者いらず」といわれる

ように、お腹いっぱいまで食べないことです。

「ちょっと物足りないな…」くらいで止めておきましょう。

また、ゆっくり噛むことも大切ですね。

 

質に関しては、

脂っこいもの、味が濃いもの、甘いもの、添加物が多いもの

などを控えましょう。

冷凍食品や出来合いのものも、手軽でおいしいですが

避けた方がいいですね。

 

食べる物のおすすめは、「旬で新鮮なもの」です。

 

完璧を目指してがんばり過ぎると、長続きしないものです。

食事は死ぬまで関係することですから、

継続できるようコツコツ少しずつ見直していきましょう。

2020年11月21日 土曜日

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20日からです

10月20日から11月7日の立冬を迎えるまで、

「土用」の時期になります。

 

土用は、次の季節に向けて身体を整える時。

今回は、身体を秋から冬モードにする準備期間です。

 

この時期に活躍する内臓が「脾・胃」です。

(脾はなじみがないので、とりあえず胃と考えてください。)

冬に向けて「脾・胃」がせっせと身体を整えている時に、

食べ過ぎや飲み過ぎで飲食物がたくさん入ってくると、

そちらの処理にも力を注ぐことになります。

 

その結果「脾・胃」が疲れてしまい、身体を冬モードに

することができなくなって、冬に身体の不調が出やすく

なってしまうんですね。

 

ですから20日~立冬までは、

「お腹に負担をかけない」

ことが大切。

 

・食べ過ぎ

・飲み過ぎ

・添加物が多い食べ物

・味が濃いもの

・脂っこいもの

・甘いもの

などは控えましょう。量は腹八分目より少なくてもOKです。

 

また、東洋医学では胃への負担は他の内臓へも影響すると

考えます。控えてほしい上記のことは、胃に熱を持たせる

要因でもあります。

胃が熱を持つと、肺にその熱が伝わります。

肺は、鼻や皮ふ、気管支などと関係しているため、

鼻炎、皮膚の乾燥・かゆみ、のどの不快感、咳などの

症状を招くことにもなります。

 

さらに、胃の熱は腎にも負担をかけます。

腎は、膀胱、腰、骨、髪の毛、耳などと関係しているため、

膀胱炎や腰痛、耳鳴りなどにも少なからず影響します。

 

昔から「腹八分目に医者いらず」と言われるように、

お腹への負担は様々な不調を招く元になります。

とくに土用の時期は、より注意してくださいね。

2020年10月17日 土曜日

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