はりの部屋

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草むしりで気付いた大切なこと

先日、1ヵ月ぶりにお墓参りに行ったら雑草がしっかり育っていました。

草むしりをしていると、草や土の中からテントウムシやヤスデ、クモなどいろいろな生き物が出てきました。ナナホシテントウなんて久しぶりに見たので、昆虫大好き少年だった僕はテンションが上がってしまいました。

 

そこで改めて感じたのは、「土って大事」ということです。

土が豊かだから草がよく育つ。すると葉っぱや根っこをエサとする生き物が集まってくる。生き物が生命活動をする上で土って大切な役割を担っているんですね。

 

東洋哲学の中に五行学説というものがあります。これは、世界を「木・火・土・金・水」の5つの要素に分けて捉える考え方です。

 

5つの要素の特性を簡単にまとめると

木…植物が上・外に向かって伸びていく様子。万物が生じる春の象徴。

火…火が燃え上がる様子。万物が成長する夏の象徴。

土…種をまくと、収穫をもたらす土壌の象徴。季節の変わり目の象徴でもあり、四季それぞれとかかわる。

金…変革するもの。収穫の季節、秋の象徴。

水…潤し、下へ流れるもの。貯蔵する冬の象徴。

こんなイメージです。

 

人も自然の一部ですので、肝・心・脾・肺・腎の五臓もこれらに当てはめことができ、土に該当するのが「脾」です。

脾はお腹(とくに胃)と深い関係があり、飲食物を消化・吸収しエネルギーや栄養を作り出す働きがあります。まさに土が生き物を育むように、私たちの身体や生命活動の元を作り出しているんですね。

こんな大事な役割を担っている脾に負担をかけては、健康な身体を保つことができません。昔から「腹八分に医者要らず」といわれるのも、納得できますね。

とくに「土用」の時期は、食事の量や質に気をつけて脾に負担をかけないようにしてくださいね。

    2019年4月20日 土曜日

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    もうすぐ土用です

    4月17日から5月6日の立夏まで土用に入ります。

    立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を土用といい、次の季節に向けて身体が準備する期間です。そして、この時期に活躍するのが五臓の「脾」です。

     

    脾は胃とも関係が深いため、飲食物の消化・吸収にも関わります。そのため、夏に向けて一生懸命に身体を整えているのに、消化・吸収でさらにがんばらないといけない状況になると脾は疲弊してしまい、食欲不振、むくみ、体が重だるい、などさまざまな不調を招きます。

     

    また、肺の経絡は中焦(ちゅうしょう、胃の辺り)から始まるため、脾や胃の影響を受けます。食べ過ぎて脾・胃に熱を持たせれば、経絡を通して肺にも熱が伝わりさらに全身にも伝わっていきます。その結果、身体は陽>陰の状態となり、今度は腎が陰を増やそうとがんばって疲弊していく……、といった具合に問題がどんどん大きくなっていきます。

     

    昔から健康には腹八分目がよい、と言われるのがこのことからも分かりますね。

     

    ということで、土用に入ったら普段以上に飲食に気をつけてください。

    具体的には、

     

    ・食べ過ぎない(腹八分目より少ないくらいでOK)

    ・酒を飲み過ぎない(理想は飲まない)

    ・脂っこいものや味の濃いものを避ける

    ・にんにくやショウガなど身体を温める食材を避ける

     

    などを意識してみてください。

     

     

     

      2019年4月6日 土曜日

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      上咽頭炎を東洋医学で考える

      上咽頭炎の治療にみえる方が当院でも増えてきました。

       

      上咽頭炎では、

      ・のどの不快感

      ・鼻づまり

      ・朝、痰がからむ

      ・後鼻漏

      ・長く続く咳

      など、のど周辺の症状が主ですが、その他にも

      ・頭痛

      ・首こり、肩こり

      ・めまい

      ・IgA腎症

      などとも関係することがあります。

       

      これらを東洋医学的に捉えてみます。

       

      まず炎症という字(火が二つ)からも分かるように、陽の症状です。さらにのどは身体の上部に位置するため、陽の部位となります。

      陽の部位に陽の症状が出ているので、首こりや肩こり、めまい、頭痛なども当てはまりますね。

      身体は陽>陰の状態といえます。

       

      次に経絡の流れでみてみると、のどには肺や大腸、胃、腎など複数の経絡が通っていますし、大腸と胃の経絡は鼻にも通っています。そのため、何らかの要因でこれらの臓腑に負担をかけると、その経絡の通り道である鼻やのどにも影響を及ぼすのです。

      このようにみていくと、一見関係なさそうなIgA腎症も関係してくることが納得できます。

       

      あとは問診や触診などを通して、どの臓腑に問題があって症状が出ているのかを総合的に判断していき、はり施術と生活習慣の見直しによって、陽>陰の状態を改善させていきます。

       

      また、上咽頭炎を悪化させる原因に、ストレスや睡眠不足も挙げられます。これらは陰を減らし、陽を増やす要素があるため、このことからも陽>陰ということが分かります。

       

      生活習慣の見直しとしては、

      ・就寝時間を早くすること

      ・食べ過ぎなどで胃に負担をかけないこと(胃の経絡が鼻やのどを通っているため、影響します)

      から始めてみてください。

       

        2019年3月30日 土曜日

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        歯磨きをするように

        皆さんは歯を磨いていますか?

         

        歯医者さんで治療をしてもらっても、歯磨きなどのケアをしなければ、また虫歯や歯周病など口腔内のトラブルが出てしまいますよね。

        でも、毎日「歯に悪いから磨かなきゃ」って思って磨くというより、「そろそろ寝るから歯を磨こう」って感じで歯磨きが習慣化しているのではないでしょうか。

         

        これを歯だけでなく、身体にも当てはめて考えてほしいのです。

         

        はり施術や何らかの治療を受けても、これまでと同じような生活を送っていたりケアを怠っていると、また症状がぶり返してきます。そして、それを何度も何度も繰り返していくと、回復させるのに時間がかかるようになってしまいます。

         

        例えば、花粉症。

        花粉が飛ぶ時期になっても、症状が出る人もいれば出ない人もいます。つまり花粉だけが原因ではなく、身体に負担をかける生活習慣なども影響すると考えられます。

        東洋医学では、症状の根本原因を内臓に求めます。悪影響を与える生活習慣や環境によって内臓に負担をかけた結果、目のかゆみや鼻水といった症状が出現してしまうのです。

        決まって春先に症状が出る方は、冬の季節の生活スタイルを振り返ってみましょう。

        暖め過ぎていなかったか、食べ過ぎていなかったか、夜更かしする習慣はなかったか、などですね。

         

        そして改善点を見つけたら習慣化するように、コツコツ続けてみましょう。必ず身体は応えてくれますよ。

         

        何をどう変えたら良いか分からん…って方は、はり施術を体験してみてください。

        症状が出ている原因や生活習慣の改善点などもご説明しますので、セルフケアができるようになります。

          2019年3月23日 土曜日

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          腰痛の原因は腰ではない

          ぼくは中学生の頃にぎっくり腰デビューをしています。その後、何度もぎっくり腰を繰り返し、痛み止めやシップ、整体などのお世話になっていました。

           

          なぜ何度も繰り返すのか?

           

          それは、根本原因にアプローチできていなかったからです。

           

          東洋医学では、身体の根本は「内臓」と捉えています。内臓の中でもとくに腰と関係が深いのは「腎」で、中国の古代医学書に「腰は腎の府」という言葉もあります。

          腎は他にも

          膀胱、耳、大小便、髪の毛、歯、骨、脳などとも関係があります。

           

          膀胱の経絡は顔から頭、背中、腰を通って、大腿部の後面、ひざ裏、ふくらはぎを下っていきます。腰から下の流れは、現代医学でいう坐骨神経の通りと似ています。

          これらのことから、腰痛や坐骨神経痛といった症状の場合、内臓である腎や膀胱の働きに問題があるのかな?と推測し、問診や触診などから確定していきます。

           

          また、腎の中には、人が生まれながらに持っている生命エネルギーである「先天の精」がしまわれています。一般的に加齢とともに現れる、骨や歯がもろくなる、腰が曲がる、髪が抜ける、物忘れなどの症状は、年齢とともに減ってくる先天の精や腎の働きの影響もあります。

           

          では、腎の働きを正常に保つためにどうすればいいのか?

           

          まず一番は

          「早く寝ること」

          です。

          子どもの頃に、「早く寝なさい」と言われていたのは、生命エネルギーである先天の精を養うという先人の智慧だったのかもしれませんね。

           

          午後10時に就寝するのが理想ですが、なかなか難しいという方は、せめて日付が変わるまでには床に就いて身体を休めてください。

          ここに鍼施術をプラスすれば、さらに効果的ですよ。

           

           

           

            2019年3月17日 日曜日

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