院長室

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ケーキ、餅、おせち

さて上記ワードを聞いて何を思い浮かべるでしょうか?「ああ、

気分がアガる食べ物!」と答えた方は逮捕。オモロイけど。(笑)

もちろん、これらは糖質の多いものですね。

 

常々言うように、こういった糖度の高いものを空腹時に食べるのは

御法度です。お酒を飲む方は、ビール、日本酒、白ワイン、シャンパン

がこのカテゴリーに入ります。クリスマスや年末年始の行事が続く

ので、どうしてもこれらを口にする機会は増えると思いますが、

何とか食事の最後に回すよう工夫して欲しいです。

 

なぜ悪いかを一言で答えよ。「気分がアガり過ぎるから!」は島流し。

もういいか。(^ ^;)もちろんそれは血糖値が乱高下するから、です。

血糖値は高いこと自体が問題なのではなく、激しく上下することが

一番の害です。健康診断で血糖値が正常と言われていても、それは

その時点の値なだけで上下していないことにはなりません。ここが

落とし穴になっている場合が多いですね。

 

そして血糖値が激しく動くと、それを補正するようにインスリン、

アドレナリン、コルチゾールといったホルモンが過剰に分泌されます。

これが不調の直接的な原因になります。これらは生命維持に必須の

ホルモンなのですが過剰に分泌され、浪費されることで様々な

症状を誘発します。

 

疲労感、動悸、ほてりや冷え、不眠、鼻炎などなど。そしてこれは

年齢や性別に差はありません。むしろ身体の小さい子供の方が

影響を受けやすいかも知れません。子供の花粉症や、ぐずる、朝

起きられない、なども意外とここに原因があることも。生理前後の

不調に関係する場合もあります。

 

ここまで脅せば大丈夫ですよね?!(笑)まあでも本当に上記の

ような症状を誘発しうるので、年末年始を安全に過ごすためにも

是非食べる順番に注意してください。

    2018年12月20日 木曜日

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    鉄剤注射はドーピング?

    駅伝の強豪校が試合前に鉄剤注射をして問題になっています。繰り

    返し警告をされていたようで、注射が常態化している可能性が高い

    です。鉄剤はもちろんホルモン剤ではないですからドーピング指定

    はされませんが、果たしてこれはアリなのか?

     

    そもそもなぜ鉄剤を注射するかというと、推測ではありますが

    ヘモグロビン(Hb)量を増やして細胞への酸素運搬能を増強し

    バテにくくしよう、という目的なのではないかと思います。高地

    トレーニングをするのも酸素が薄い場所で運動することでHb生成

    を促すのが目的なので、“即席の高地トレ”とも言えます。

     

    これは栄養学的には非常に危険な方法で、却って不調になることも

    あります。鉄は活性酸素も産み得るミネラルで、体内濃度を厳密に

    管理するシステムが備わっています。そのシステムの要になるのが

    腸なのですが、注射で投与することによりこの腸の調節システム

    を無視して体内濃度が上がるので、活性酸素の発生源となってしまい

    これが不調を招きます。

     

    さらに、Hbはヘム+グロビンで構成されますが、鉄が必要なのは

    ヘムの方で、グロビン合成に問題があれば鉄剤を入れてもHb合成は

    うまくいきません。ただ、鉄を利用する際の酵素も鉄が必要なので

    運搬能が上昇しなくても利用能が上昇することで効果を感じるかも

    知れませんが。

     

    運動選手への栄養指導で鉄剤を投与することはありますが、少なく

    とも正しい経路で体内に取り入れることが大切です。注射での投与は

    正常の代謝にはなりません。自分で判別のできない子供に投与する

    のはさらに慎重になるべきですね。

      2018年12月17日 月曜日

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      インフルワクチンしてよー

      一宮市でもインフルエンザの感染が急に増えたようです。学級閉鎖も

      出ているレベルなので、いよいよか、という感じです。

       

      ウチはHPでもお知らせしている通り、インフルエンザワクチンの

      接種は行っていませんが、ここ数日数件は「ワクチンやってますか?」

      という問い合わせを頂きます。折角電話を頂いて申し訳ないんですが

      今後もやる予定はありません。

       

      ワクチンの効果は、弱毒ウィルスを体内に入れることで抗体産生を

      誘導し本感染の防御に役立てる、というものです。この道理で

      考えるとワクチンの効果を発現させるためには3つのハードルが

      あることが分かります。

       

      まずは弱毒ウィルスでさえも不調を起こす場合があること。ワクチンを

      打ってから体調を崩した経験がある方もみえると思います。そして

      無事に体内に入っても抗体がうまくできない場合があります。抗体は

      タンパク質でできているので、そもそもタンパク代謝が悪い方は

      抗体が思うように合成できません。さらに抗体がしっかり合成できた

      としても、その年に流行するウィルスとマッチしなければ効きません。

      特にインフルエンザウィルスは毎年変化するのでマッチしにくいです。

       

      ワクチンを接種した方が仮に感染した場合でも軽症で済む、なんて

      言われますが、同一個人で接種と未接種の比較なんてできないですから

      それホント?と思っちゃいます。そもそも毎年何十万人も感染している

      時点で既に接種する意義を感じないんですけどね。(^ ^;)まあ

      博打みたいなものと考える方がいいでしょう。

       

      ではどう予防するのか?ですが、一番よいのは鼻うがいでしょうね。

      以前にも紹介しましたがハナクリンSという商品がコスト的にも

      容量的にもオススメです。あとはビタミンCとタンパク質をしっかり

      摂ることですね。

        2018年12月13日 木曜日

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        ココイチにも糖質オフが!

        皆さん、もう当然知っているかとは思いますが、CoCo壱番屋の

        カレーライスに糖質オフメニューが登場しました。念のため、

        一応、老婆心でアナウンス&体験談を。

         

        いや、サイコーっすよ。ライスを刻んだカリフラワーに替える

        ことで糖質量をかなり減らしているのですが、不思議なほど

        違和感がない。すき家の牛丼が米を豆腐にしていたりするので

        パクリっちゃあ、パクリなんですが、ココイチは一宮のソウル

        フードですからね。食べない選択肢はないわけですよ。

         

        この時期は牡蛎フライカレーが登場するので、僕もいつもより

        行く頻度が増えるのですが、通常はサラダを食べ、ライスを最少

        の200gにし、トッピング多めにして血糖の乱高下を防ぐの

        です。涙ぐましい努力。(笑)

         

        これがカリフラワーになることで、血糖が安定しやすくなり、

        さらに副産物として、米でお腹が膨れなくなるのでもう一品

        トッピングを追加する余裕が産まれるのですな。ちなみに現状、

        糖質オフメニューは予めトッピングが決まった3パターンから

        選ぶしかないので通常ほどの自由度はないですが、僕のように

        糖質は極力減らしてトッピングを多く楽しみたい人には福音です

        よね。

         

        ひとまず5月までの限定メニューのようですが、人気となれば

        当然定番に仲間入りするでしょう。僕としては是非そうなって

        頂きたいので、皆さん、どうぞ1度はお試しくださいませ。(^ ^)

          2018年12月10日 月曜日

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          溶血

          「ようけつ」と読みます。聞き慣れない言葉だと思いますが、

          我々、特に栄養療法を実践する医師にとっては極めて重要な

          単語です。

           

          医療用語なので聞き慣れないのは当然なんですが、これは血液

          の中の赤血球の変化の一つです。赤血球は酸素を身体中に運ぶ

          トラックのような役目があって、酸素がないと生きていけない

          我々にとっては超重要なものです。

           

          その赤血球は約120日で入れ替わるのですが、何らかの理由で

          その入れ替わりが早まってしまう、つまり赤血球が壊れやすく

          なっている状態を溶血と言うのです。

           

          溶血があると、赤血球機能が低下しますから身体中が酸素不足に

          なりやすくなります。全ての細胞は酸素が必要ですから、溶血が

          ある場合、あらゆる病態が治りにくいことになりますね。痛みも

          疲れも、不眠も、うつも、難治と言われている病態の裏側には

          溶血があるかも知れないのです。

           

          じゃあどうやって溶血を知るのか。これは血液検査から知る

          ことができるのですが、意外と難しい。溶血があるということは

          赤血球が壊れやすいわけで、つまり血液中に赤血球の内容物が

          多く出ている事になり、これが色々な検査値を上昇させてしまう

          ので正しく判読しづらくなるのです。

           

          栄養療法では血液検査を重要視するので、その判断を狂わし

          かねない溶血の有無は常に頭に置きながらデータを見ています。

          人間ドックや健診レベルでは分からない場合が多いので、もし

          それらが「A判定」であっても不調があるのであれば、一度

          相談して頂きたいと思います。

            2018年12月6日 木曜日

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