院長室

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防災訓練

昨日は毎年恒例の一宮市防災訓練で、救護班として

参加してきました。毎回医師会から数名の医師が参加

するんですが、何を隠そう僕は3回目です。(笑)


結構規模も大きくて、一般の方も多数参加しての消火や

けが人の搬送練習もあります。我々の仕事は搬送された方の

応急処置なんですが、災害時はトリアージという、要治療者を

緊急度で3段階に色分けして選別するシステムを用いて治療を

スムーズに行う工夫をします。

赤:緊急、黄:準緊急、緑:待機可能

という感じです。もしも災害に遭って怪我をされても、緑の

タグが付けられればすぐには治療してもらえないかも知れません。

そんな時、「ああ、赤の人が他にいるんだ。」と思って頂けると

助かります。


東日本大震災の後の防災訓練でしたから、例年より皆さんの

関心も真剣さも高かったように感じました。

皆さんも緊急避難場所の確認と災害用伝言ダイヤルの使用法は

押さえておいた方が良いですよ。


っていうか、毎回思うんですが、こんな激烈に暑い時期にやる必要は

ないんじゃなかろうか…。訓練で熱中症になったらシャレにならんよね。(^ ^;)

皆さんつなぎにヘルメットでお疲れ様でした。(笑)


2011年8月29日 月曜日

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講演報告

昨日は漢方の3回シリーズ講演の最終回でした。

慢性疼痛疾患、女性特有疾患、精神神経系疾患の3つの

カテゴリーでお話しさせて頂きましたが、あくまでこれは

「とっつきやすさ」を考慮しただけで、漢方の本質は

科や専門性にとらわれることなく、全人的に治療ができる

ところにあります。

カッコよく言えば “ジェネラリスト” になれるわけです。(笑)


ただもちろん、決して西洋医学の先進の検査や治療法を否定する

ものではありませんので、やはり西洋医学の良い部分と漢方医学の

良い部分をミックスして、さらに弱点を補い合える関係がベストです。

どちらも「治すための手段」に変わりはないのですから。


何はともあれ、僕のような経験の浅い若造の講演を真剣に聞いて

くださった先生方に敬意を表し、御礼申し上げます。


年内はまだ2回ほど講演の予定がありますので、ネタは同じですが

気を抜かず、ブラッシュアップさせて漢方の良さを伝えていこうと

思います。


そういや、テレビ番組内でナイナイの岡村隆史さんがツムラの

酸棗仁湯を飲んでるところが放映されていましたね。この上ない

宣伝でしたなぁ。患者さんにも「私と同じ薬で、嬉しくなりました。」

なんて人がいましたが、いやそれは別に喜ぶとこじゃない気がする

けどまあ嬉しいならいっか。(^ ^;)

2011年8月25日 木曜日

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再現性

「再現性」という言葉をご存知でしょうか?日常生活では

あまり登場しない言葉ですよね。

これは「ある2つの事象の関係性の深さ」で、Aという行為を

したらBという結果がでる確率、みたいな意味です。

再現性が100%であればそれは「法則」と呼ばれ、0%で

あれば「デマ」あるいは「単なるウワサ」(笑)となります。


例えば、特殊な環境下でなければ、空中で物体を放せば必ず

落下します。これは100%なので「法則」です。有名な

万有引力の法則です。

また吉本新喜劇でチャーリー・浜が登場すればかなりの確率で

「ごめんくさい。」と言いますが、100%とは言えないので、

これは法則にはなりません。


いや、何が言いたいかというと、医療というのは千差万別な人間を

扱う物ですので、再現性100%ってものはなかなかないのです。

痛み止めの注射をしたから必ず痛みが止まるわけでもないし、

癌を必ず発見できる検査があるわけでもないのです。

特に僕が診療に取り入れている治療法は、漢方にしろ、AKA−博田法

にしろ遠絡療法にしろ、再現性が低い治療と言えます。漢方薬なんて

まだ分かっていない部分の方が多いですし、AKA−博田法や遠絡療法

に至っては、僕の力の入れ方ひとつで結果は左右されてしまいます。


でも、だから医療に王道はないのだよ、と言うのは少し違うかな、と

思っています。やはり再現性の高い検査や治療を追求するのをやめては

いけないと思います。「法則」ほど安心信頼できるものはないからです。

そんな中にあって、今一番興味があるのは分子生物学です。これは

DNAの構造や、細胞の代謝など、ミクロの世界の学問ですが、これらは

物理であり化学であるので、「法則」です。分子生物学に立脚した治療体系

があればかなり再現性が高くなるのではないかと睨んでいるわけです。

特にいま広まりつつある分子栄養学なんてのは、この分子生物学を基盤に

した学問です。とても未来を感じます。


…って、そういや分子生物学って大学の授業であったなぁ。

まったく1秒たりとも覚えてないなぁ。

先生ゴメンなぁ。(^×^)

2011年8月22日 月曜日

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メディアのちから

「壮快」という様々な治療法を紹介する医療系の月刊誌が

あるんですが、そちらで2号連続で遠絡療法が紹介されました。

「腰痛が消えた!」とか「ツボ押しで健康に!」など我々から

するとやや攻めすぎ(笑)なコピーが踊る雑誌ではありますが、

膝痛に対する遠絡療法の処置の仕方などを一般の方でも分かる

ように解説しています。


その中のインタビュー記事に僕も少し登場しているんですが、

その記事を読んだ東京の方から、遠絡療法を行いたい旨の

問い合わせがありました。交通費も馬鹿になりませんし、もちろん

東京なら本部であるペレス銀座クリニックがありますので、

まずそちらに行かれるようアドバイスはしましたが、メディアの

影響力を改めて感じました。


その影響力が良い方向に作用すればいいんですが、間違った情報

などが瞬く間に広がる、なんてこともやはりあるわけで、僕も

こういうブログなどで情報を発信する時には十分注意しなければ

いけないな、と思った次第です。

「昨日の記事、やっぱナシで。」が既に後の祭り、なんてことも

ありえますしね。(^ ^;)


とは言え、広告が出せない僕らの職種では、HPは一番の宣伝の手段

なんです。道路に設置する看板や標榜には、掲載する内容にかなりの

制限がありますが、HPは基本的に制限なしというのも大きいです。

患者さんもネットで検索して医者探しをする時代ですから、なお

役割は大きいと言えます。


しかしだからこそ、ネットモラルというか、自主規制(笑)というか

正確で公正な内容の情報を心がけなければいけません。

まあ僕の場合はほとんど映画批評だから、まぁいっか?(^皿^)

2011年8月18日 木曜日

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夏だ!スイカだ!合宿だ!

大学生時代、少林寺拳法部に所属していたのですが、この時期は

恒例の夏合宿に出かけます。

去年、久しぶりに参加してひどい目に遭った(笑)にも関わらず、

今年ものこのこ参加してきました。


長年、福島県の猪苗代という所で行っていたのですが、諸事情があって

今年から群馬県の尾瀬で行うことになりました。

交通の便はあまりよくなく、新幹線からレンタカーで片道6時間ほど

かけて現地入り。

学生は青春18切符を使用して、バスなどを乗り継いで行くのでもっと

大変でしょう。荷物も大きいし、今の僕なら移動だけでバテる自信が

あります。(^ ^;)


宿は民宿地にあり結構な賑わいでした。朝、夜は涼しいですが日中は

強烈に暑い。体育館の中はさらに蒸し風呂状態で、立っているだけで

バテる自信が(略)

今年はOBの参加も結構多く、僕が入学した時の1学年上の先輩、

2学年上の先輩もみえていて、まるで現役時代に戻ったかのよう。

当時から20年近く経って再び同じ道着を着て、寝食を共にする

なんて奇妙な感覚ですが、悪くないものです。(^ ^)

まあ皆さん体はしっかり20年経過した状態になってますけども。(笑)


現在、椅子から立ち上がるだけで全身が悲鳴を上げるほどの筋肉痛に

襲われているので来年は行かないかも知れませんが(笑)、心地よい

時間を過ごせたと思います。


2011年8月15日 月曜日

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