院長室

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タンパク摂取量

栄養療法ではタンパク摂取を励行することが多く、糖質制限と併せて

よく耳にすると思います。もちろんこれはタンパク不足の人が多いから

であって、闇雲に増やせば良いというものではないのも糖質制限と

同様です。

 

タンパク質は我々の身体の構成要素です。皮膚も髪も筋肉も酵素も

ホルモンもタンパク質から作られます。年中工事している橋とか道路は

迷惑しますが、我々の身体の中はまさにそんな感じで毎日せっせと

工事が行われています。これが新陳代謝ですね。

 

ではどのくらいの量を摂ればいいか、とよく質問されます。一般には

体重1kgあたり50〜60gのタンパク質が必要とされており、その

計算だと手のひらサイズの大きさの肉を毎日摂った方が良い、と指導

されたりします。

 

これに異論はありませんが、忘れてならないのは「タンパク質はそのまま

では吸収されない」ということです。口から腸に至る過程でバラバラに

され、それが腸を通過して肝臓で再合成されます。我々が検査で過不足を

評価しているのはこの肝臓で再合成された後のものです。ということは、

単純に摂取量だけではなく、消化管や肝臓の状態も加味せねばならない、

ということになりますね。

 

例えば、唾液や胃酸や消化酵素が不足していればそもそも分解できない

ですし、ビタミンB群が不足していれば再合成がままなりません。そう

いう状態で摂取量だけ増やしても、効果がないどころか腸内細菌の

エサになって腸内環境が乱れることもしばしばあります。少なくとも

タンパク摂取量を増やして腹が張ったり便臭が強くなったりしたら

要注意。むしろ減らすべきです。

 

タンパク質が増えると体調が良くなるのは確かではありますが、その

道のりは結構険しい。(^ ^;)少しずつ、しっかり評価もしながら

やるのが王道です。

    2019年6月10日 月曜日

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    「プロメア」/「GODZILLA2」

    あれ?最近映画レビュー無いな、やめたんかな?と悲しんでいた皆さん、

    こんにちは。そんな人いないですか、そうですか。今回はオトコノコが、

    いやマニアが狂喜する2本です。つまり一般向けではないということですが。

     

    まずは「プロメア」。かの超大傑作アニメ「天元突破グレンラガン」の

    監督脚本タッグが夢の再共演!「キル・ラ・キル」のノリを合体させて

    さらに上の激熱映像体験を!…はい、もう何言ってんだが分かりません

    よね。とにかく、熱い、そしてひたすら熱いアニメ映画です。なんせ

    主人公の役職が消防官ですから。(笑)「グレンラガン」はもう12年も

    前のテレビアニメですが、まあこれが素晴らしかったんだ。俺たちは

    忘れられないんだ、あの天を突くドリルを!…はい、もう何言って(略)

     

    要は超待ってた作品なんですな。お話はシンプルかつご都合主義(おい)

    ですが、迫力あるアクションシーンとカッチョいいメカと魅力的なキャラ

    とで、大好きなものが詰まったおもちゃ箱的映画に仕上がっています。

    そう聞くと王道のようですが、これまた傑作だった「スパイダーバース」

    に通ずる新しい映像的な試みもあって好感が持てます。いいよ、コレ。

    とは言え、やはり「グレンラガン」超えとまではいかず。どうせ一般人は

    観ないんだから(こら)、もっともっと突き抜けても良かったかも。

    しかし光子○研究所とかDr.○ルとか永井豪オマージュが凄かった。(笑)

     

    そして密かに今年1番期待していた「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」。

    2014年公開のギャレス・エドワーズ監督のゴジラ(通称ギャレゴジ)

    の続編にあたりますが、レジェンダリー・ピクチャーズと東宝がタッグを

    組む「モンスターバース」シリーズの一環なので2017年の「キングコング

    髑髏島の巨神」も同じ時間軸にあり、これを入れると第3作目となります。

     

    さて。ギャレゴジは当時賛否が結構分かれました。映画後半になるまで

    なかなかゴジラも敵も姿を見せないじれったさを好演出と捉えるか、

    物足りないと感じるか、です。僕は完全に前者だったので、ギャレスさん

    すげー的なレビューも書きました。が、今回は後者に対する懺悔とでも

    言うかのように全編怪獣暴れまくり。(^ ^;)一応ドラマパートも並行

    して描かれますが、まあハナクソみたいなもんで、怪獣暴れまくり。

     

    それもそのはず、今作の監督はギャレスさんじゃなくてマイケル・ドハティ

    という方。筋金入りの特撮オタクらしく、それはもうエンドロールに至る

    まで端々にゴジラ映画への愛が溢れています。これは前作には無かった部分。

    ゴジラのテーマ曲やモスラの歌なんて基本で、オキシゲン・デストロイヤー

    やら双子の美人やら(演:チャン・ツィイー!)ゴジラファンはニヤニヤが

    止まらないことでしょう。見事前作の鬱憤を晴らしたと言えます。

     

    僕は世代的にもそれほどまでのゴジラ愛は持っていないので、ほどよく

    冷静に観る事ができましたが、あまりにも愛が迸り、怪獣が主役過ぎて

    ご都合主義な部分がプロメア以上に多く若干冷めます。そうやって怪獣を

    次々に産み出したことが日本のゴジラの衰退を招いたのではないか、とも

    思うわけですよ。次作は「コング vs ゴジラ」が決まっており、さらには

    メカゴジラも出てきそうな勢いですが、オマージュとリブートだけでは

    結局ビジュアル頼みの大根映画に成り下がる懸念があります。

     

    とは言え、今作に出てきたモスラ、ラドン、キングギドラ達の登場シーン

    はもうPCの壁紙とかスマホの待ち受けにしたいくらいの神々しいレベル。

    前作のムートーが敵役として不十分だったのは否めない所ではあるので

    彼らレジェンド怪獣の登場はアドレナリン出まくりです。ラドンの飛翔姿

    なんて感涙モンだし、ギドラのデカさもモスラ孵化もすこぶる素敵だった。

    バーニング化したゴジラの無双っぷりもパねぇ。と言うことで、辛辣な

    ことを言いつつも十二分に楽しみまして。次回作も絶対に観ます!(笑)

      2019年6月6日 木曜日

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      漢方薬の冷服

      我々が処方する保険漢方薬のほとんどは顆粒状になっています

      よね。これは均一性や携帯性、保存性を良くする目的があり

      ます。診療ではよく「インスタントコーヒー」なんて表現

      しますが、飲み方も同様、熱湯で溶くのが基本です。

       

      また用法には「食前」となっていますが、これは昔からの慣例

      みたいな部分があり、最近ではそれほど重視するものではない

      のでは、という意見もあり、僕もそう思っています。しかし

      湯で溶くのは結構重要です。なんせ顆粒のまま腸をするわけ

      ないので、吸収直前には液状になっていなくてはいけません。

      ならば最初から液体にしておく方がベターなわけです。

       

      まあ漢方薬の中にはクッソ苦いものもあるので、どうしても

      溶いて飲むのは無理、というのもあるんですが薬味も薬効の

      一つとして捉えるので、一度はやってみて欲しいところです。

      苦いと言われていたものが意外と飲み易ければ、病態にマッチ

      している可能性が高いです。

       

      それとは別問題として、この季節は熱いまま飲むのに抵抗を

      感じる場面もあります。あるいは体内に熱がこもっていて、

      熱いまま飲むのが却って不調を招く、なんてこともあります。

      こういう場合は、一旦熱湯で溶いたものを氷などで冷やして

      飲むのもアリです。これを冷服と言います。

       

      脱水予防の水分補給に!とまでは言えませんが(笑)溶かした

      漢方薬を補やして水筒に入れて携帯するのは、この季節ならでは

      の方策なんですね。お子さんはこちらの方が良い場合もあり

      ますので一度お試し下さいませ。

        2019年6月3日 月曜日

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        6月のキャンペーン

        予想外の早さで暑くなってきましたね。北海道で39℃超え

        なんて日もありました。今年も熱中症や脱水症への対策が

        重要になりそうです。そこで6月は点滴メニューをディスカウント

        します。具体的には

         

        ・マイヤーズ点滴、グルタチオン点滴一律400円 OFF !

         

        です。どちらも脱水補正になりますが、マイヤーズは疲れが

        強い時に、グルタチオンはストレスを感じている時に、と

        使い分けるといいと思います。20〜30分ほど要しますが、

        その時間を休息と思って癒しタイムにしてください。(^ ^)

          2019年5月31日 金曜日

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          血圧コントロール

          相変わらず日本人の事故以外の死因第1位はガンなんですが、

          2位も3位も常連の心疾患と脳疾患です。両方とも血管障害が

          関連するので、血圧コントロールの重要性が声高に叫ばれます。

           

          しかしながら、心筋梗塞や脳梗塞は「血流不足で壊死」すること

          がその本態なので、血管病変で眼を向けるべきは動脈硬化です。

          高血圧も動脈硬化の結果ですから、そりゃ脳梗塞や心筋梗塞と

          関連あり、となってしまいますが、血圧を頑張って下げても

          動脈硬化が放置されれば梗塞の危険性はあまり減らないかも知れ

          ません。血圧コントロールの目標値が厳しくなっても、梗塞に

          よる死亡が減らなければ意味ないですもんね。

           

          一応学会の姿勢として、薬物療法よりもまずは生活習慣の改善を、

          と言っているのは素晴らしいのですが、その内容は塩分と動物性

          脂肪の制限ですって。(^ ^;)それを言い続けてこの結果なんだけど、

          とツッコミたくなります。

           

          制限すべき塩分は「精製塩」ですから、未精製の海塩や岩塩は

          あまり対象ではありませんし、これから暑くなって汗が多くなれば

          むしろ多めに摂る必要があります。動物性脂肪の制限も恐らく

          動脈硬化した血管にコレステロールが沈着していることから

          提言されているのでしょうけど、そもそも沈着したコレステロール

          は食事由来のものではありません。

           

          動脈硬化は血管内皮の障害から始まるので、それを何とかしない

          といけない。それは即ちストレス、酸化、酸欠対策です。じゃあ

          そのためにはどうするか、という順番で組み立てる必要があり

          ます。結局それはガンの対策にもなります。ゲノム解析して

          オーダーメイドの抗がん剤を選ぶ、なんてニュースもありましたが、

          何だかなぁ、という感じです。(^ ^;)

            2019年5月30日 木曜日

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