院長室

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事故多し

ここのところ自動車での悲惨な事故が連発していますね。

事故に遭われた家族にとっては青天の霹靂ともいうべき

衝撃で、その感情は察するに余りあります。


防ぎようがないから「事件」ではなく「事故」なのですが、

それで済ますことは到底できず、管理体制はどうだったのか

とか、迅速な対応ができていたのかとか、責任の所在を求めて

報道は過熱します。


原発事故関連の報道もそうですが、煽るような一過性のもの

でなく、予防に活かせる報道でなければいけないと思います。

特に日本は責任の所在を曖昧にするのが得意な社会です。昔から

“敗者”を作らないことに腐心してきたので、談合はなくならないし

経産省の次官がクビになることもありません。


しかも“不吉なことは口にしない”文化があるので、契約書は

薄っぺらになり危機管理能力は低下します。飲酒運転に高額な

罰金を設けて見事に飲酒運転による交通事故が減ったように、

やはり再発防止には厳罰化が必要なのでしょう。

大飯原発の再稼働に関する工程表作成・認可のようにマッハで

法改正をして欲しいです。

2012年5月1日 火曜日

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「裏切りのサーカス」

久々の映画鑑賞です。これまでマニアック映画を提供して

くれていた名古屋駅裏のゴールド・シルバー劇場が閉館に

なってしまったので、とても不便になったんす。

 

それでも「裏切りの〜」は冷戦時代のスパイを描く映画で

派手なアクションはなく、しかも味方を欺く二重スパイを

見つけ出せ!なんて触れ込みな上、ゲイリー・オールドマン主演、

トーマス・アルフレッドソン監督、と来ちゃってるので、もう

多少足を伸ばしてでも観ないわけには行きますまい。

 

「1度観ただけでは真相にたどりつけない!」みたいな挑戦的な

宣伝なんですが、いや、ホント、ありゃ分からん。それは謎めいて

いるから、ではなくて基本設定が複雑な上にスパイ達はコードネーム

と本名で呼ばれてややこしいし、いきなり回想シーンが挿入されるし、

冷戦時代の背景など見事に説明を省いているし。

こちらも挑発に乗って、怪しいシーンを見逃すまいと眼を皿のように

して観るので、2時間くらいの上映時間でしたが、かなりの疲労感と

頭痛が…。(^ ^;)

 

でももう1回観たくなるのは事実だし、なんせゲイリー・オールドマン

が良すぎる!これまで「レオン」や「フィフス・エレメント」など

結構キワモノ的な役が多かった彼ですが、今回の静かで台詞も少ない

役なのに圧倒的な存在感を醸す様は脱帽です。ゲイリーさん好きなら

間違いなく満足するでしょう。

とにかく重厚でリアル志向の大人向けスパイ映画でした。

 

…あれ?ということは、B級好き単なるミステリファンでコドモな

僕には向いてなかったか。(笑)

2012年4月26日 木曜日

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胃腸風邪蔓延

インフルエンザの話題もチョコチョコ聞きますが、

現在なぜか胃腸風邪が流行っています。あまり高熱

は出なくて突然の嘔吐、下痢で発症するという

パターンです。


こういう炎症症状があまり前面に出ていない病態は

西洋医学はほとんど無力です。嘔吐下痢による脱水を

防ぐために点滴をするのが関の山。嘔吐や下痢はウィルスを

体外に排出する反応だから仕方がない、あとは寝てるだけ、

みたいな。


では漢方薬ではどうかというと、半夏瀉心湯という薬や

柴胡桂枝湯という薬など候補はたくさんあります。

実際、結構効果があるのですが、嘔吐や下痢が頻回な場合

では薬がすぐ排出されるので、やはり無力と言わざるを

得ません。湯に溶いた漢方薬を肛門から管を挿入して

経直腸的に吸収させるという荒技(^ ^;)もあるのですが、

これだって下痢がひどければ無効です。


消化管が使用できない以上、やはり直接血管に投与するのが

論理的なんですが、漢方薬の注射液は開発されていません。

西洋薬では点滴液に吐き気止めや整腸剤を入れる工夫をしますが、

こういう時に漢方の点滴用製剤があればなあ、と思います。

薬価の問題や、生薬輸入の問題で漢方メーカーはどこも汲々と

していますが、点滴製剤を開発できたら救急でも使用されて

随分と重用されると思うんだけどなぁ。

メーカーの偉い人、これ読んでたら連絡下さい。(笑)

2012年4月23日 月曜日

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改正保険

4月から改正された保険での診療が始まっています。

新聞などでは、プラス改正なんて言われていますが、

介護や在宅診療でプラスになっただけで、その他は

マイナス改正がほとんどです。トータルでプラスと

いうだけです。それもほんの微増です。


現在どこも不景気だから、プラスになる医療はやはり

特別なのね、なんて声も聞こえてきますが、一番迷惑を

被っているのは薬屋さんです。薬価が軒並み引き下げに

なりましたので、薬屋さんはそれよりも安く製造しないと

利益が出ないわけで、中にはこれ以上製造コストを下げ

られず、運搬コストなどを加味すると赤字になってしまう

メーカーも出てきています。


当然それを仕入れる我々にも影響は大きいです。薬価は

下げられたけど、納入価格は変わらないので利益は減ります。

ここに消費増税が加われば、仕入れ値の方が上回ってしまう

可能性もあります。はぁ、いよいよウチも院外処方を考え

ないといけないかも。(-_-)


そもそもプラス改正も民主党の医師会への配慮と言われて

いますから、土台、医療従事者や患者のことなんて考えても

いないんでしょうな。

2012年4月19日 木曜日

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講演報告

土曜日は地元一宮での2回目の漢方講演でした。

いやぁ、移動が楽で。(←シツコイ)

でも近いと土曜の午後を休診にしなくて済むので

ありがたいです。

貴重な時間を割いてご参加下さいました先生方、

ありがとうございました。


さて昨日の中日−阪神戦は落合前監督が解説という

ごく限られた狭い範囲でフィーバーが起こりそうな

重要な1戦だったのですが、うーん、楽しかった。

案の定毒吐きまくり。(笑)

びしびし当たる!とまではいきませんでしたが、

球場や球審も含めて全体を見て試合をしていたんだなぁ、

というのがよく分かりました。


「?」を浮かべながらも実況さんが果敢に質問して

くれたおかげで、思ったよりも分かりやすかったです。

高木監督の野球は分かりやすいし、ファンの思考と

似てる(笑)ので、受けはいいと思いますが、やはり

もう一ひねり欲しいというのが本音です。


日本シリーズで内川のバットのグリップにいちゃもん

つけるくらいの監督じゃないと。あ、そんな人は一人

しかいないね。(^皿^)

2012年4月16日 月曜日

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