院長室

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再稼働とか消費増税とか

さてさて追い込まれた政府はなりふり構わず再稼働と増税に

動き始めました。古賀さん曰く、6月の国会の事故調査委員会

の報告が極めて再稼働に不利になりそうだから、その提出前に

再稼働を決定したい思惑があるのでは、ということですが、

調査結果前に再稼働するんなら、調査自体の意味はナニ?

ってことになりますし、核燃料の処理問題が解決しないのに

稼働させていいの?って問題もあります。


消費増税にしたって、官僚に乗せられた民主と自民がケンカ

してるように見せかけながら、なし崩し的に決まるでしょう。

我々はきっと誰もが、電力が不足しているならば原発を動かす

ことに反対していないし、復興などにお金が掛かるなら増税

だって構わないと思っています。問題はそれが「本当なのか?」

ってことです。


再稼働は原発ムラの利権を絶やさないためで、消費増税は官僚の

利権を拡大するため、という疑念があるから簡単に賛成できない

んだと思います。そこをはっきりさせてくれる人がいたら、即

首相っす。(笑)

完全にクリーンな政治なんて理想論なんでしょうけど、国民に

疑われっぱなしの政治ってのも情けないですよねぇ。

まあでも、僕レベルがここまで考えるようになったのは、政治の

不甲斐なさのせいですし、その先にこそ改革があるのかも知れません。

せめて、国民に白い眼で見られるような政治であって欲しくないですね。

2012年6月4日 月曜日

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舌チェック

いよいよ梅雨入りが近づいてきました。既にゲリラ的な豪雨も

降ったりして荒れそうな予感も。

毎年この季節になると増えるのが、頭痛・ふらつき・めまいです。

これらはどうも気圧の低下や湿度の上昇と関連があるらしく、

梅雨の時期以外にも雨天時や雨天の前日に出ることがしばしば

あります。


こういった場合には通常の鎮痛薬や抗めまい薬はあまり効果が期待

できません。ひどい方は1日中外出できないなんてこともあります。

そういう時は漢方薬の出番です。水分調節をする薬(利水薬と言います)

のグループから患者さんに合ったものを選択していくことになりますが、

最も多く使用されるのが五苓散(ゴレイサン)です。二日酔いの漢方薬として

このブログではおなじみですね。(笑)


その他、苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)や半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)、

六君子湯(リックンシトウ)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)なんかがウチでは

よく処方されます。日本はもともと湿気が多い国なので、これらの漢方薬は

全国的に処方頻度が高いみたいです。乾燥した気候の欧米ではきっと

活躍できない和風な処方(?)と言えるかも知れません。


さて、こういった漢方薬がよく効く人、必要な人を見分ける方法が

あります。それは「舌の形」を観察することです。鏡の前で舌をつき出して

みて下さい。舌のふちに歯の痕がついてボコボコしてる人、そんな人は

高率に雨天時の不調が出ます。これを発見したら症状が出る前に利水薬を

飲んで梅雨を乗り切ることをお勧めします。

2012年5月31日 木曜日

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「ポテチ」

伊坂幸太郎原作×中村義洋監督×濱田岳主演というテッパン映画。

テッパンすぎてどうしても期待値が高くなりますが、それに

見事に応えてくれました。

 

もともと仙台を中心にした物語が多い伊坂作品ですが、震災後の

復興の一環として今作を作ったそうです。なんと撮影期間は

8日間で、監督も結構重要な役で出演しちゃってます。特筆

すべきはその上映時間。68分という短い尺なんですね。原作は

短編集の中の一編なので、至極妥当な仕様。無理矢理長編仕立て

にして冗長になる作品が多い中、これは英断でした。

 

短くても伏線の張り方、回収の仕方はオミゴトで主演の浜田くん

のみならずヒロインの木村文乃さんもとても良かった。伊坂作品は

少しでも内容に触れるとネタバレになる恐れがあるので、あまり

言えませんが、ある場面で主人公が号泣する理由がラストの一連の

シークエンスで明らかになる時、「ああ、そういうことだったのか。」

と大きな感動を覚えます。

 

なんとこの映画、短い尺のせいか1300円で観れちゃったりします。

作品のデキと尺は比例しないどころか反比例すると思っている僕に

とっては全く解せませんが、だからと言って「良かったぜ!」と

2000円叩きつける豪気さも持ち合わせていないので、素直に

得させて頂きました(笑)

悪趣味なヴァンパイア映画を観るくらいなら断然コッチ!(^皿^)

2012年5月28日 月曜日

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謝るべからず

レンジャーズのダルビッシュ投手が今季最短KOを喫し、

監督に謝罪したところ、「絶対に謝るな、ベイベー!」と

言われたそうですね。(一部脚色 ^ ε ^)

これは日本とアメリカの文化の違いのせいだ、なんて報道

されましたが、「アメリカでは交通事故でも裁判等で不利に

なる恐れがあるため、通常は謝罪しない。」とありました。

思わず「中国か!」とトシばりのツッコミを入れたほど驚き

ました。その中国も「北京のトイレはハエ2匹以下に!」

みたいな基準ができたそうで度肝を抜かれましたけど。(笑)


これは日本人からはあまり考えられないですよね。裏を返すと

訴えられない保証がある時のみ謝る、んでしょうか?なんか

首をひねっちゃいます。謝ることが罪を認めたことになり、

賠償責任が明確になるっていうのは理屈は分かりますが、だから

と言って、賠償がイヤだから罪を認めないっていうのはおかしな

理屈です。レンジャーズのワシントン監督は決してそういう

意味で、「謝るな。」といったわけではないと思いますが、ヘン

な国ですね。


とは言え、謝罪というと判を押したように一列に並んで、せーので

ハゲ頭を見せる日本のスタイルも相当ヘンですけどね。(笑)

素直に非を認めて心から謝罪することが美徳と捉えられる社会

じゃなきゃ成熟しているとは言えないですよね。

2012年5月24日 木曜日

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「ロボット」

マサラムービーってご存知ですか?マサラとはインドの香辛料で

数種類のスパイスを混ぜ合わせたもののことです。このマサラの

ごとく、色んな要素をごちゃ混ぜにしたインド発の娯楽映画のこと

をマサラムービーって言うんですねぇ。そう、あの唐突にミュージカル

が始まっちゃうヤツです。(笑)

 

で、この「ロボット」も典型的なマサラムービーなんですが、もうね、

なんかね、具合悪くなるくらいにはじけすぎ。(^ ^;)

超高性能人型アンドロイドが感情を持ってしまうことが軸になる話

なんだけど、当然描かれると想像される、その倫理感や切なさなんて

一切お構いなし!ぶっちぎりだぜ!イエス!

じゃあ爽快感があるかというと、主人公は藤岡弘似のオッサンでなんと

還暦超えだったりしてまして、もうカオス直前。ヒロインも超美形なん

だけど、もうすぐ40歳という。インド人って若く見えるのね。

 

いやしかし、マサラムービーだって分かって観れば、まあ楽しいんですよ。

CGは日本の特撮ドラマ以下だし、脚本ははちゃめちゃだし、演出は

古いしなんだけど、妙なパワーだけは感じます。事実、前半はつい吹き出して

しまう場面もいくつか。しかしこれがまた140分という長尺で、後半は

拷問に近くなります。

 

「ターミネーター」と「マトリックス」と「トランスフォーマー」を

足してミキサーにかけて「チャーリーとチョコレート工場」をつまみに

藤岡弘が一気飲みして演じるとできあがりそうな映画です。(ナンジャソラ)

チャレンジ精神旺盛な方はぜひどうぞ。(笑)

2012年5月21日 月曜日

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