院長室

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仕事はじめ

あけましておめでとうございます。皆さんお正月はいかがお過ごしで

したでしょうか?お餅の食べ過ぎで太った方はいませんよね?(笑)


我が家は今年は恒例の家族旅行もなく、平穏な正月…になるはずでしたが

元旦の朝から父親が緊急搬送になる事態が起き、バタバタな正月になって

しまいました。正月を返せと言いたいところですが(^皿^)、考えように

よっては、家族がみんないる自宅での出来事で良かったと思います。

旅行先や、仕事が始まってしまってからではむしろ対応が遅れていたかも

知れません。もうしばらく入院が必要ですが、現在は快方に向かっている

ので一安心です。


ただ、その関係で僕が日野医院も掛け持ちで診療していますので、お待ち

頂く時間が増えてしまうかも知れません。また日野医院の水曜午前の診察は

しばらくお休みにさせて頂きます。

大変ご迷惑をおかけ致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。m(v v)m

復帰したらコキ使ってやる…!(笑)

2013年1月7日 月曜日

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仕事納め

本日をもって、今年の診療は終了しました。当院を利用して下さった方々、

ありがとうございました。m(v v)m


医師の役割は、広い意味では「治すこと」だと思っていますが、日々の実際の

診療での行為は「提案すること」です。患者さんの希望をくみ取って、それに

合うような治療を提案し(まあ時には強制しますケド ^ ^;)、なるべく効率よく

効果を上げることに貢献するのが僕の仕事です。

そのためには「専門家にならないこと」にいつも留意しています。例えば漢方を

やっているとつい何でも漢方薬で治したいと思ってしまいがちですし、遠絡療法

やAKA-博田法のような特殊治療をしていると、何でもそれで解決しようとして

しまいます。これは医師のエゴどころか、結果的に「見逃し」を産む原因になる

と考えています。しっかり適応を見極めて提案する能力、というのが絶対に必要

だと思います。


そういう姿勢でいると症例数が増えなくてウデが上がらない、というジレンマも

あるのですが、まあそれは諦めて頂いて(オイ)、常に患者さんの訴えに敏感な

医師であることで貢献していきたいと思っています。


それから、やはりスタッフの協力というのが不可欠であるのを日々実感します。

僕は事務職であろうが看護師であろうがクリニックに勤務する以上は平等に医療者

であると思っていますし、また「医療はサービス業」なんて改めて宣うのには

抵抗を感じるくらい医療はサービスを包括していると考えているので、スタッフに

求めるレベルは結構高いです。今年1年、それについてきてくれたことには素直に

感謝したいです。まあこういう考えがスタッフに浸透すれば僕も楽できるわけ

ですし。(^皿^)


来年も、このような考えは変わることはないでしょうから、この辺りの軸はブレない

ように、かつ柔軟な姿勢で診療に取り組みたいと思います。来年もどうぞ宜しくお願い

致します。どうぞ良いお年を!

2012年12月29日 土曜日

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感染性胃腸炎

ノロウィルスの感染拡大が新聞でも話題になっています。突然の下痢や嘔吐で

発症するのが特徴で、その感染力は強く患者の吐瀉物から空気感染もするので

介護の現場や入院施設がある病院では一気に感染が拡大する傾向があります。


予防法はメディアで取り上げられている通り手洗いやうがいが基本で、あとは

塩素系の洗剤などでの消毒を併用すること、汚物処理はマスクをして使い捨ての

手袋を使うこと、などです。


ではもし罹患してしまったら…。基本的にウィルスに対抗する薬はありませんので、

対症療法に終始します。激しい嘔吐や下痢によって、脱水症状になりますので

点滴で十分な水分を補給することが重要です。あとは吐き気止めや下痢止めの

併用、くらいでしょうか。一般的には3日くらいで軽快するので、命を落とすこと

少ないとされてきましたが、今年の猛威っぷりは恐ろしく、既に何人もの方が

亡くなっています。そうするとやはり罹患した際の治療法はもっと選択肢がない

といけないと思いますね。


そこで意外と良いのが漢方薬です。どうも漢方薬は「ゆっくり長く効く」的な

位置づけで考えられることが多いようですが、薬によっては西洋薬よりも早く

効きます。急性の胃腸炎の場合は水分バランスの崩れと腸管の炎症が症状の主態

ですから、それらを緩和できれば十分対症療法として成り立ちます。具体的には

五苓散と半夏瀉心湯です。五苓散はもう何度も登場している水分調整の薬ですが

胃腸炎の嘔吐下痢にも効果があるんですねぇ。半夏瀉心湯は腸管全般の炎症に

使える便利な薬で味はひどいですが(笑)、重宝する薬です。


嘔吐が激しくて内服できない場合は、肛門経由で腸に直接注入しても効果があります。

大人にはなかなかできる処置じゃないですが(^ ^;)、子供はもともと漢方薬が

飲めなかったりするので、小児科の先生は結構この方法を採用しているようです。

この季節、冷えや乾燥だけじゃなく胃腸炎にも漢方薬は活躍しています。

2012年12月27日 木曜日

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点数加算

寒波のせいで、ホワイトクリスマスになるかも知れませんね!

楽しみ〜♪(^ ^)←白々しい


さ、そんな中ウチはいつも通り診療でしたが、今日のような祝日や日曜、

土曜の午後は通常の診療点数の他に「休日加算」というものが付きます。

一人につき50点を余分に算定できます。1点=10円ですから3割負担

の方であれば、窓口での支払が500円×30%で150円高くなる計算です。

同じ診療内容でも、いつもより値段が高い!という時はこういう加算が追加

されているんですね〜。


他にも色々加算はありまして、平日であっても夕方6時以降の診療は+50点

とか、生活習慣病の薬を長期間処方すると+65点とか…。これらの加算は

届け出が必要だったり、ある基準を満たす必要があったりと、結構ややこしい

んです。加算の性格は医療行為の助けになるものもあれば、むしろ害になって

いるものあり、一概に良いものとは言えませんが、僕たちは半分公務員みたい

なもので、こういった国が決めたルールで収入額が決められているんですよ。


先に紹介した「休日加算」なんてのは、休みの日も診療して欲しいという国の

メッセージですから、基準を満たす必要なく簡単に算定できます。鼻先にニンジン

ぶらさげられた馬みたいですが(笑)、実際「祝日もやってて助かった。」と

言われることも多いので、素直に貢献していると感じている次第です。


大きな病院では診療時間が短い割に大量の患者さんが来院し、予約でも3時間

待ちは当たり前!みたいになっていて、むしろ具合悪くなるんじゃね?的な現象が

起きているので、何か対策を講じないといけないです。特に今のような感染症が

流行る季節は、待合室で感染が蔓延、なんてことが大いにあり得るわけで、逆に

病院に近寄らない方がいいかも知れないです。


政権がまた交代するのですから、こういう現状にメスを入れて欲しいです。ま、

どうせ参院選までは事なかれ主義でいくのでしょうけどね。(-_-)

2012年12月24日 月曜日

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「ワンピース film Z」

やられた…!ドンとやられたよ…!

 

今や国民的人気漫画にまでなった「ワンピース」の劇場版です。2日間での

収入記録を更新して話題沸騰中ですね。前作「strong world」でも話題になった

オマケコミックが今回も無料配布されます!っていうかコレ欲しさに映画館に

行く人がほとんどではなかろうかと思います。僕もその一人なワケですが。

 

で、このオマケコミック、前回は「第0巻」と銘打って過去のストーリーに

触れていましたが、今回はなんと「第千巻」と来ました。当然はるか未来の世界が

描かれるものと想像してワクワクしていましたが、内容はもう全部映画の設定画

だけ。マジ?工藤静香プレゼンツの衣装?どーでもいいわっ!

 

これで本編が大変魅力的であったなら設定画集の価値も上がりますが、本編が

結構ひどいと来たもんだ。敵役のゼットはまあいいキャラでしたが、もうそこら

じゅうツッコミどころ満載で完全に前作の方が面白かったです。原作者の尾田さん

が原案とはちょっと考えにくいデキです。オープニングだけは「Cowboy Bebop」

みたいでカッコよかったけどね。

 

普段ハズレ映画は紹介しないんですが、僕みたいなカワイソーなおじさん(笑)が

量産されるのを防ぐためにレビューしやした。

2012年12月20日 木曜日

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