院長室

« 7月 2024 4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

講演報告

土曜日は岐阜で漢方の講演でした。内容はいつものように初心者向けで

漢方の世界に進むためにそっと背中を押すのを目的としています。

参加頂いた先生の中には結構なベテランの方もいたようですが、我慢して

熱心に聴いて頂きました。ご参加頂いた先生方、ありがとうございました。

しかし、会場の長良川国際会議場は立派で良かったです。造りが要塞みたい

でオトコノコ心をくすぐられましたよ。(笑)


岐阜と言えば、僕の先輩医師に「なかしまこどもクリニック」の中島先生

がおられます。小児科ではありますが、成人の漢方薬治療も積極的に行って

いるようです。その中島先生がツムラのメールマガジンで小児科領域の

漢方治療の連載を始められました。残念ながらこのメールマガジンは医療

関係者限定なので一般の方は読めませんが、登録無料なので医療関係者の

方は是非読んでみてください。中島先生のイラストはやや細身過ぎのような

気が…。(←失言 ^ ^;)


講演でも文章でもそうですが、他人に自分の意見を伝えることって本当に

難しいですね。言葉足らずでも、逆に雄弁でも伝わらないことがあるし

反対に少ない言葉でも行間を感じさせて、より深く伝わることもあります。

前衛アートみたいに「分かるヤツだけ分かりゃいい」的な(笑)講演や

文章は恐らく成立しないので、どう加減するかにいつも悩み迷います。

それでも、より良い内容に近づけるのはやはり「思いやり」なんでしょうね。

聴いている人は何を望むのか、読んでいる人はどんな層なのか、そんなこと

を常に念頭に置くことが近道なのでしょう。小学校の道徳の授業みたいですが、

そんな基本姿勢は忘れないでいたいです。

2013年4月22日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

「ライジング・ドラゴン」

きっと次のレビューは「ライジング・ドラゴン」だな、と予想していた方

こんにちは。ちっ、また映画の話かよ、と思った方もこんにちは。(笑)

ジャッキー・チェン最後のアクション映画と宣伝されたこの映画、ジャッキー

に育てられた(?)僕としては観ないわけにはいきますまい。

 

どうせ客寄せの過大宣伝だろうと高をくくっていましたが、なんとエンドロール

でジャッキー自らナレーションで最後宣告をしております。ホントだったんか…!

確かに彼ももう59歳(!)で近年の映画ではアクションは控え気味でした。

あの身体を張ったアクションの数々をこなして、この歳まで現役でいること

自体驚愕なんですが、その集大成として作成したこの映画はもちろん彼らしい

アクション満載でした。

 

ストーリー的には、失われた十二支像(日本の十二支とは違う。豚がいる。 笑)

を集めるってだけなんですが、単純なようで実は結構分かりにくい。中国から

世界に散逸した貴重な遺産を取り戻すという活動は実際に行われているらしく、

ジャッキーもそれを支援してのこのテーマなのかも知れないですが、中国の

正当性を主張する姿勢にはちょっと違和感。パクリ大国のくせに!と思ってしまう

のは否めないところです。ただ劇中ジャッキーが遺産を偽造してオークションで

儲ける悪玉に「偽造するな!」と一喝するシーンが盛り込まれている辺り、良心の

呵責があるのでしょうか。(^ ^;)

 

なぜそこで戦うのよ?みたいに脈絡のないアクションシーンが多いですが、その

アクションはトリッキーであったり、殺陣のようであったり、もうまさにジャッキー

にしかできないものばかりです。ストーリーは軽く流して(ええっ)ジャッキーの

アクション祭りと思って観るのが正解かもしれません。いやぁ、もう観られないと

思うと途端に過去の作品が走馬燈のようによみがえりますね。名シーンを集めた

DVDとか出たらバカ売れするでしょうな。(ファン目線)

 

シュワちゃんみたいに10年くらいしたらリアルに l’ll be back しちゃうかも知れません

が、ジャッキーなら大歓迎です。(^ ^)あと吹き替え版が字幕版よりも上映回数が多い

ってのも笑えました。石丸博也さんももう70歳ですって。改めてすごい歴史を感じ

ました。

2013年4月18日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

新商品を使ってみた

先週発売になった、新しい創傷被覆材「ズイコウハイドロコロイド包帯」を

早速使ってみました。プラスモイストの販売元、瑞光メディカルからの

ハイドロコロイド素材です。


ハイドロコロイドは創からの浸出液で軟化し、創面を湿潤環境に保ちます。

市販の「キズパワーパッド」もハイドロコロイドです。医療用では以前から

「デュオアクティブ」という商品が使われていました。このハイドロコロイド、

薄くて目立たないという利点がある反面、浸出液をあまり吸わない、粘着力

が強い、という欠点があります。なので、熱傷などで浸出液が多い創には

あまり向かないんですね。顔のヤケドなんかで浸出液が多い場合は最初は

プラスモイストを使用し、治癒傾向になって浸出液が減ったらデュオアクティブ

に変更、なんて使い方をしています。


が、実は一番の欠点は価格です。キズパワーパッドを使用した経験のある方は

知っていると思いますが、小さいサイズの割に高いのですよ。デュオアクティブ

も同じくらい値が張るので、病院での使用が躊躇されることもしばしば…。

そんな中、「リーダーハイドロ救急パッド」という破格に安い商品が販売

されて、一気に臨床現場でも広まりました。今でも市販されています。


そして今回、夏井先生とプラスモイストを共同開発した瑞光さんから、さらに

安価なハイドロコロイドが発売されたんですね。謳い文句としてはその安さ

ではなく、ハイドロコロイドでありながら少し吸収性が増していること、

そして粘着力を極力弱めたこと、が挙げられます。実際使ってみた感触としては

決して剥がれやすいなんてこともないし、柔らかくてフィットするし、なかなか

良さそうです。まだ浸出液の多い創には使っていないので吸収性にはついては

不明ですが、これは備えておく価値アリでしょう。キズパワーパッド、もう

売れないんじゃないか…(^ ^;)


Amazonや楽天でも買えますから、是非使ってみてください。そして感想を

教えてください。(それが狙いか!)

ちなみに「包帯」ってなってますが、ロールになっているというだけで包帯

じゃないです。この命名だけは首をひねっちゃいます。(^ ^;)

2013年4月15日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

どーなの?ドラゴンズ

あまり盛り上がらなかったWBCを経て、プロ野球開幕10試合ほど

経過しましたが、我らがドラゴンズは何と現在最下位。(x_x)

まだ10試合、されど10試合!ということでこれまでの戦績を分析

してみましょう。(←ヒマなの? 笑)


最下位と言っても2位以下は混戦模様で、サンドラで森さんも言ってた

ように2位以下が食い合ってジャイアンツの独走をしやすくしてしまう

恐れがありますね。幸い現在ジャイアンツの打線は沈黙状態ですが、

生え抜き組が元気なのはやはり脅威です。ドラゴンズの生え抜き組は

と言うとほぼ全滅状態ですね。荒木、井端、森野、平田、藤井、堂上

と若手まで一緒に沈黙しちゃってるのが歯がゆいですな。大島と松井は

なんとか頑張っていますが、長打を期待できないだけに楽なゲームは

しばらくないでしょうね。逆にルナとクラークは予想以上にいいんじゃ

ないでしょうか。しばらくはルナ・クラ大明神頼りです。(笑)


しかしやはりここまでの低迷の原因は投手陣でしょう。チーム防御率5位

なんて近年あまり見たことない。大野が勝てず、伊藤と吉見が離脱、では

長いイニングを任せられるスターターが不在で結果リリーバーの負担が増大、

リードしていても終盤でもつれる、という展開しか予想できません。(泣)

まずは先発投手なので、岡田を先発に配置換えするとか…。山内、カブレラ

あたりはそこそこ勝ちそうですが、完投タイプではないですからねぇ。

浅尾不在で山井不調、というのもかなり痛い。結果、開幕前の計算が全く

崩壊してしまっている状況です。


離脱組が復帰するまで粘れるか、が今シーズンの勝負の分かれ目でしょうか。

そんな目標ではかなり寂しいんですが。(^ ^;)

守道監督、頼んまっせ!

2013年4月11日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

溝口先生のWeb講座

いつもオーソモレキュラー療法のセミナーでお世話になっている、

新宿溝口クリニックの溝口先生が、なんとネット上で公開講座を

始められます。医療関係者だけでなく、治療に興味のある方全般

に向けての講座ですので、一般の方にも分かりやすい工夫がなされる

ものと思われます。プレ講座は既に公開されているので見てみて

下さい。(無料)↓


http://www.orthomolecular.jp/


今後は次第に有料の講座に移行していくと思いますが、諸経費が

かかるのでこれは当然でしょう。僕も診療中にゆっくり説明をする

のは難しいですから、是非こういう機会を利用して正しい知識を

積極的に身につけて頂けたら、と思います。


しかし、超多忙な中こういう新しい試みをされるのには頭が下がり

ます。忙しいと何かそれだけで仕事をした気分になって満足して

しまいがちですが、決して忙しく仕事をすること自体は目的では

ないですよね。常に「目的は何か?」を自問しているからこそ

満足することなくチャレンジができるのでしょう。逆に忙しくない

と何か不安になる、という僕みたいな貧乏性も問題ですけどね。(^ ^;)


オーソモレキュラー療法の理論には色んな栄養素が登場するので

難しいイメージがありますが、要は「不足分を足し、過剰なものを

控える」という非常にシンプルなものです。さらにそれを一般論で

説明するのではなく、個人の血液データからそれぞれに合った方針を

提案する、という所に特徴があります。湿潤療法でもそうですが、

医療関係者の方がアタマが固くてむしろ伝わりにくい傾向があるので

患者さん側から広がっていくのを期待しています。

2013年4月9日 火曜日

カテゴリー 院長室

タグ