院長室

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「低」脂血症

血糖値が乱高下し様々な不調を来す病態=低血糖症は以前に比べ認知

されてきた印象があります。高血糖ばかりが槍玉に挙げられていると

見逃されるので、とても意義深いことです。

 

一方で、脂質代謝に関してはまだまだ旧態依然とした認識であると

言わざるを得ない現状です。つまりコレステロールや中性脂肪の高値

ばかりが注目され、低いことはノーケア、むしろ良いことだと捉えられて

います。高脂血症という言葉はあっても低脂血症なんて言葉はないです

よね。(^ ^;)

 

コレステロールに関しては何度か紹介していますが、副腎ホルモンや

性ホルモン、ビタミンDの原料になり、かつ細胞膜の形態安定に必須

なので低値は結構な不調を招きます。また食材中のコレステロールとは

ほぼ無関係なので、肉や卵を食べ過ぎて上昇することはないですし、

逆にせっせと食べても低値が改善するわけでもありません。

 

日本で採用している検査基準値が異常に厳しすぎるというのも過剰に

高脂血症の患者さんを産む原因になっていると言えます。少なくとも

更年期周辺の女性は生理的変化として上昇するので、それを無視した

診断は危険だと思います。

 

中性脂肪に関しては糖質過剰と密接に関係するので、高値の時には

しっかり対処しなければいけませんが、低値を無視していいわけでは

ありません。脂質の測定はそれを運搬する結合タンパクを測定する

ことで脂質量としているので、あまりに低値の場合はタンパク不足が

ある、と読む必要があるのです。

 

いずれにしても、あまりに低値が無視されている現状は知っておくべき

でしょう。脂質に限りませんが、参考基準値の下限が設定されていない

(0〜となっている)場合、その会社は低値を無視しているということ

です。それでA判定であっても、栄養療法的には問題視しなければ

いけない場合が結構あります。健康診断でA判定でも不調がある場合は

是非ご相談下さい。

    2019年10月31日 木曜日

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    11月のキャンペーン

    いよいよ感染症シーズン到来です。一宮市でも数名ずつでは

    ありますが、インフルエンザの患者さんが毎週出ているようです。

    そんなわけで11月はチュアブルビタミンCをキャンペーン対象

    にします。

     

    7月にもキャペーン対象にしましたが、この商品は水なしで

    服用できて、携帯性もよく、美味しい、と3拍子揃った他に類を

    見ないものなので何度もお勧めしたくなるのです。1粒200mg

    ですので、1日5粒食べるのが標準です。風邪の時やストレスを

    感じる場合は倍くらい摂っても構いません。但し、頻回摂取が

    吸収の面で効率的です。

     

    期間中何度でも10%OFFですので、是非使用してください。(^ ^)

      2019年10月31日 木曜日

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      アンチエイジングとは

      「アンチエイジング効果」とか「アンチエイジング成分」とかの表示が

      ある商品を見ると、ついつい手が伸びてしまいませんか?聞こえのよい

      キラーワードの一つです。

       

      そもそもアンチエイジングは「若返り」ではなく「加齢変化の速度を

      緩める」ことです。もう「加齢変化」という言葉だけで耳を塞ぎたくなる

      かも知れませんが(笑)、これは生理現象です。避けられないものです。

      ただその現象の仕組みを理解すれば変化を緩和することはできます。

       

      まさにこれは栄養療法の考え方で、加齢変化が促進するものを避け、

      不足しがちなものを補給する、という対策が有効です。抗加齢医学会と

      いう学会がありますが、ここで話題になるのはほとんどが栄養です。

      高齢者医学を扱う学会と誤解されがちですが、老若男女問わず疾患

      問わず、の何でもありの学会です。加齢という生理現象を相手にする

      のですから当然と言えば当然ですね。

       

      さて、では加齢変化の生理は何なのかと言うと、、、人による。(オイ)

      加齢変化を促進する原因は様々なので、対策も一通りではありません。

      ただ、全員に言えるのはタンパク異化亢進、つまりタンパクの分解が

      進むのでタンパク代謝の改善は必須と言えます。タンパク代謝の改善

      方法も人によって違うので、これまた一通りではないのですが。

       

      まさに栄養療法的視点でつぶさに観察し分析することがアンチエイジング

      のスタートと言えるでしょう。肝臓機能が低下していればプラセンタが

      アンチエイジングのツールになるかも知れないし、糖過剰で糖化が

      進行していれば糖質制限がアンチエイジングになり得ます。効能だけを

      切り取って商品展開をするのには無理があることを理解してもらえると

      思います、、、と言うか願っています。(笑)

        2019年10月28日 月曜日

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        今のうちに低温熱傷

        昨年度の冬は低温熱傷の方が少なかった印象ですが、もしかしたら

        早めに啓蒙していたからかも知れぬ!という自惚れの元、今年度も

        今のうちから低温熱傷について紹介しておこうと思います。え?

        そもそも暖冬のせい?…聞こえないフリ。(笑)

         

        さて低温熱傷はその名の通り、低温帯で発症する熱傷ですが温度の

        定義があるわけではなく「あったけー」と感じる程度のものが原因

        です。つまり暖房具が圧倒的に多いのです。でもマフラーや毛糸の

        パンツ(?!)で受傷したなんて聞いたことないですよね。となると、

        注意すべきは持続的に発熱し続けるもの、となります。

         

        原因を挙げてみると、カイロ、湯たんぽ、電気毛布、ヒーター、

        でほぼ9割以上じゃないかと思います。もちろんこれらを使ったら

        全例熱傷を起こすわけではなく、もう一つの要因として皮膚が

        露出していること、が挙げられます。

         

        そうすると対策としては上記に挙げたものを使用する時は、直接

        肌に当たらないように細心の配慮をする、というのが第一になる

        わけですね。特に就寝中は寝たら配慮できないので、さらに徹底

        して注意しなければいけません。湯たんぽは抱っこして寝ちゃあ

        イケマセンよー。

         

        具体的には電気毛布や湯たんぽを使用する時は寝る30分くらい前

        まで布団の中を温めおき、寝る時にはOFFあるいは外す、という

        のが良いです。電気毛布は電磁波の観点からもお勧めできませんが、

        湯たんぽをどうしても使用したければ、敷き布団の下、足元の方に

        置いておくのが安全です。

         

        低温熱傷は、罹患してしまうと治癒まで長くかかりますし、何より

        高率に壊死して痛みがひどくなるので何より予防策を講じることが

        重要なのです。

          2019年10月24日 木曜日

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          ビタミンDとアレルギー

          例年に比べ、イネ花粉でお困りの方が少ないな、という印象ですが

          ウチだけ?全国的に?

           

          しかしながら花粉症ではないアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、

          喘息などは意外と多いので免疫機能のトラブルは減ってはいないの

          でしょう。栄養療法では花粉症に限らずアレルギー症状とビタミンD

          (VD)不足の関連に注目します。実際にVDの補給によってアレルギー

          症状が軽減している例が多くあります。

           

          VDがなぜアレルギー症状に良いかは細胞核内の受容体のなんちゃら

          がかんちゃらするのですが(笑)、個人的には腸内環境との関連も

          大きいのではないかと思っています。腸内環境と言っても善玉、悪玉菌

          ではなく小腸の粘膜がターゲットです。

           

          小腸はあらゆる栄養素の吸収現場です。同時に有害な物をブロック

          する機構もありますから、小腸こそが免疫の最前線と言えます。その

          小腸の内側はヒダ状になっていて、吸収面積を広くすることで効率を

          アップさせています。VD不足ではこのヒダの長さが短くなるという

          報告があり、吸収能力の低下を示唆します。また有害な物をブロック

          するために小腸粘膜の細胞同士はガッチリ密着していますが、VD不足

          ではここがゆるんでいることも分かっています。

           

          ということは、VD不足では栄養素の吸収効率が悪く、有害物質を

          通しやすくなる、ということになります。栄養素の吸収が悪ければ

          腸内に残った未消化物が悪玉菌のエサになったりもするので間接的

          にも腸内環境を悪化させます。これらがアレルギーを誘発している、

          と考えられるのですね。

           

          腸内環境と様々な病態との関わりが多く報告されていますが、ここに

          VDが一枚噛んでいることになります。VDの効果もまた様々に及ぶこと

          と一致します。VDをどのくらい摂取すればいいかは検査値を見て決める

          べきですが、多くの不調に関与しているのは間違いないのではないかと

          思っています。

            2019年10月21日 月曜日

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