院長室

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タクトを振る

与田竜が調子良い。嬉しい。楽しい。大好き。いや別にドリカム

ファンではないんですが。(笑)開幕前は、ガルシアと松坂がいなく

なった投手陣と大きな補強もない野手陣にドラファンも不安視

していたものですよ。

 

蓋を開けてみれば、ロメロの活躍、キャプテン周平の躍動、京田の

負けん気、直倫覚醒(?)など見所盛りだくさんで現在2位と

好成績を残しています。ああ、これが全員野球と言うんだな、と

改めて感心させられましたが、一番の立役者はやはり与田新監督の

采配でしょう。

 

普通、スタメンをあれこれ入れ替えると選手達の不信感が募ったり

もするもんですが、まあ見事に起用選手が活躍するもんだから

各選手がこぞってしっかり準備するという好循環になっているように

見えます。これが成功するのは試合では見る事のできない、練習

段階での監督さんの信頼度が影響するのだと思います。

 

これを考えるに、我々医師も治療の主役は患者さん側だということは

不動でありながらも、情報を提供して理解を深め、治療について

その気にさせる(笑)、という地固めに手抜きをしてはいけない

のだな、と思います。特にウチみたいに変わった治療を採用して

いればなおのこと。

 

治療を強制して結果が出なければ患者さんの生活習慣や体質の

せいにする、というのは相談なしに練習メニューを決め、成績が

悪ければ2軍落ちにする、というのと同じだなと。与田竜に

習いたい。っていうか、こじつけ?単にドラネタを書きたかった

だけ?だったり。(笑)

2019年4月18日 木曜日

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炎症の影響

炎症はイカンもんやで!という認識は皆さんあると思いますが、

何がどうイカンのかは曖昧なのではないでしょうか?炎症って

何さ?

 

一応炎症には定義らしきものがあって、発熱、熱感、腫脹、疼痛を

4主徴とする、なんて書かれています。これらに血液検査上の

炎症マーカーを加味して診断しています。風邪もケガも痛風も

上記に当てはまるので炎症です。これらは治癒機転の一部でも

あるなので、人体にとっては必要な反応です。

 

しかし近年問題視されているのは上記のような典型的所見のない

炎症です。その場合、見逃されるからでしょうか得てして慢性経過

を辿っていることが多く、また原因不明のまま対症的な薬剤を

飲み続けているケースも散見されます。

 

慢性炎症が続くと、抗炎症ホルモンであるコルチゾールが浪費され

脳内ではセロトニン合成が抑制されます。結果として、倦怠感や

不眠、アレルギー症状や抑うつ症状まで出てしまいます。慢性炎症の

原因としてまず考慮せねばならないのが腸内環境の悪化と重金属

蓄積です。有機酸検査をする場合、セットでホスホリパーゼA2

(PLA2)の測定をお勧めしていますが、それはPLA2が慢性炎症

の指標になるからです。

 

対処はもちろん原因治療が大事ですが、EPA・DHAやBスポット

治療で炎症をコントロールすることで症状改善を狙ったりします。

ω3脂肪酸を摂ることで睡眠が改善したり、Bスポット治療で

アレルギーが良くなるのはこういう理由です。その隙に原因検索

として腸や歯の検査ができれば尚良いですが。

 

日常生活の中でできることとしたら、青魚を多めに摂ることと

鼻うがい習慣でしょうか。当然、炎症を助長するトランス脂肪や

サラダ油はNGです。こっちの方が難しいかな。(^ ^;)

2019年4月15日 月曜日

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体のバランスチェック

肩こり、腰痛、眼精疲労にこむら返り…と疲労に伴う慢性疼痛を

抱える方はとても多いと思います。それに対するマッサージや

ツボ押しなど治療法も数知れず。そのどれもが間違ってはいません

が、数あると言うことは決定打もないと言うこと。

 

こういった運動療法を効かせるためには、テクニックももちろん

重要ですが身体のバランスが整っているかが決め手になったり

します。例えば身体が傾いた状態でストレッチしても変に力が

入り、効果が薄かったり却って痛めたりするわけです。

 

そこで簡易なバランスチェックを紹介しましょう。まずは力を

抜いて鏡の前に立ちます。この時に手の甲がどれくらい見えるか

をチェック。手の甲が広く見えれば見えるほど巻き肩、猫背に

なっています。そしてそのままバンザイ。腕の上がりの左右差を

見ます。上がる角度だけでなく、耳と腕の距離、腕のねじれも

チェック。肩甲骨の動きの悪さが分かります。ついでに首を左右に

振ってみて左右差があるかチェック。これも首と言うよりは

背中や肩甲骨の影響が出ます。

 

次に下半身です。椅子に座って片足ずつ膝を抱えてみます。さらに

片足ずつあぐらの形をしてみましょう。どちらも左右差がある

ようであれば股関節と腰の動きが悪いと分かります。足の形も

上から見てみましょう。足を付けておやゆびが離れるようであれば

外反母趾傾向ですし、趾が縮こまっているようなら足のクッション性

は低下しているでしょう。タコができやすい、ってのも問題です。

 

以上で何か問題があったら…小刻みジャンプ!脱力した状態で

その場でジャンプしてみて下さい。これで体が揺られてバランスが

整ってきます。いつもやっているストレッチや、接骨整体院に

行く前にやっておくと効果がより出るかも知れないですよ。(^ ^)

2019年4月11日 木曜日

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ホームページ変更

本日から、ホームページをマイナーチェンジしております。

上段の「当院の治療」がこれまで治療と検査を一緒に掲載して

いましたので、ゴチャゴチャしてきたため検査だけ独立させ

ました。

 

それに伴いメニューも若干変更しています。治療から「メディカル

整体」を削除しました。徒手療法も素敵な方法なんですが、

根治になることは少なく、家庭でのセルフトリートメントを

するとか、食事療法を併用する方が実は大事です。今後は

「健康教室・徒手編」として徒手療法を自身でもやれるんだ、

ということを知ってもらう機会を設けることで対応したいと

考えています。決して、僕が疲れるからやめたんではないよ。

決して。2回言うとアヤシイ。(^ ^;)

 

そして検査では毛髪ミネラル検査を削除しました。これは単純に

検査キットを供給してくれていた会社が取り扱わなくなったから。

他のメーカーさんでやることも考えましたが、現状優先する検査が

もっとあるので割愛することに。ミネラルの評価は難しいの

ですが、ミネラル障害の裏には腸内環境の悪化や、重金属蓄積、

それによる副腎疲労、がほぼ絡んでいるのでこれらが既にある

=ミネラル障害あり、と考えるのがよいです。なのでそちらの

検査、例えば有機酸検査や歯科検索を優先しています。

 

下段では院内販売ページを整理しました。通販はしていませんが

ここで紹介しているのはどれも治療に有用なものばかりです。

ウチでなくても買えるものもありますから、参考にしてみて

ください。最下段には販売はしていないけどオススメしている

商品を載せています。診察中に紹介することも多いです。

説明するのが面倒だから載せたわけではないです。決して。(笑)

 

その他にもちょこちょこ変更していますので、探してみて

ください。見事全部見つけられ…ても何もないですが。(^ε^)

2019年4月8日 月曜日

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もうすぐ土用です

4月17日から5月6日の立夏まで土用に入ります。

立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を土用といい、次の季節に向けて身体が準備する期間です。そして、この時期に活躍するのが五臓の「脾」です。

 

脾は胃とも関係が深いため、飲食物の消化・吸収にも関わります。そのため、夏に向けて一生懸命に身体を整えているのに、消化・吸収でさらにがんばらないといけない状況になると脾は疲弊してしまい、食欲不振、むくみ、体が重だるい、などさまざまな不調を招きます。

 

また、肺の経絡は中焦(ちゅうしょう、胃の辺り)から始まるため、脾や胃の影響を受けます。食べ過ぎて脾・胃に熱を持たせれば、経絡を通して肺にも熱が伝わりさらに全身にも伝わっていきます。その結果、身体は陽>陰の状態となり、今度は腎が陰を増やそうとがんばって疲弊していく……、といった具合に問題がどんどん大きくなっていきます。

 

昔から健康には腹八分目がよい、と言われるのがこのことからも分かりますね。

 

ということで、土用に入ったら普段以上に飲食に気をつけてください。

具体的には、

 

・食べ過ぎない(腹八分目より少ないくらいでOK)

・酒を飲み過ぎない(理想は飲まない)

・脂っこいものや味の濃いものを避ける

・にんにくやショウガなど身体を温める食材を避ける

 

などを意識してみてください。

 

 

 

2019年4月6日 土曜日

カテゴリー はりの部屋

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