院長室

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何故にインフルエンザ?

もう随分と暖かくなり、今日なんかは湿度も高いのにも関わらず

インフルエンザが流行しています。寒冷と乾燥が好きなウィルス

なのに何故?

 

これは愛知県だけではなく、全国的な傾向のようです。専門家の

間でもはっきりした原因を特定できていないのが現実ですが、

どうもウィルスの変異が影響しているように思います。今年は

2回以上インフルエンザA型に罹患した方がしばしばいたと思い

ますが、これは同じA型でも遺伝子型が違っていたためです。

 

このように遺伝子型が変われば別のウィルスとして考えた方が

よいようですが、ひょっとしたら乾燥や寒冷に強い遺伝子型を

有したインフルエンザウィルスが誕生してしまったのかも知れ

ません。こうなるともう無限の可能性が出てくるので、これまで

の対策では限界があるでしょう。

 

流行期に記事にもしましたが、流行タイプを同定した上での

ワクチンなら効果を望める知れませんが、事前にタイプを予想

して施行する現行のワクチン制度はあまり意味を成しません。

遺伝子変異が今後も進展するのならばなおさらですね。という

ことは、より自己の免疫力を上昇させる必要があるわけです。

 

ならばどうするのか?これはいつも言うように、不足している

ものを補充し、過剰なものを排除することです。そしてその

過不足を産む原因があれば並行して対処することです。抽象的な

表現になってしまいますが。(^ ^;)例を挙げれば過剰なのは

精製糖で、不足はビタミンD、原因が腸内環境悪化ですね。

これも耳タコでしょうけども。

2019年4月25日 木曜日

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