はりの部屋

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アイロンかけに学ぶ

アイロンをかける時に、シワを取ろうと力を入れて強くかけていました。

しかし、力を抜いてゆっくりかけた方がきれいに仕上がるんですね。

 

はりの施術も同様で、いかに力を抜いた自然体でできるか、が重要です。

アイロンをかけていて、はりとの共通点に気付くことができましたが、

これは日常のあらゆることに当てはまりますね。

皆さんも、家事や職場で大変な時こそ、自分の身体に意識を向けてみて

ください。

力が入っているかもしれませんよ。

そんな時は、ゆっくり大きく息を吐き出してみましょう。

「呼吸」と書くように、まず吐くことが大切です。

身体がリラックスすると、こころもリラックスできます。

 

台風が近づいていまので、どうぞお気をつけ下さい。

    2018年9月30日 日曜日

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    糖質制限の目的

    何度か書いていることですが、とても重要なことなので忘れた頃を

    見計らって投下するというサイクル。(笑)

     

    糖質制限自体はかなり市民権を得ていて、以前のように賛成派と

    反対派のバトル!なんてのは見られなくなりました。それはそれで

    認められた証とも言えるのですが、その認識がやや的外れである

    場合も散見されます。

     

    例えば糖質制限はダイエット法である、糖質制限はアレルギーの

    治療法だ、とか糖は悪だ!(笑)とか。最後のなんてもう宗教

    ですが、そもそも糖質制限は糖質過剰な場合にやるものですし、

    糖質制限そのものは治療のためのツールなので、「何のため」の

    糖質制限であるかを明らかにしておく方がよいです。

     

    糖質過剰は血液データなどから類推するわけですが、糖質制限を

    正しく理解するための思考の手順としては、まず糖の性質を知る

    ことです。特に治療に直結する性質とは、

     

    ・ヒトにとって利用しやすいエネルギー源である

    ・体内に多くは貯蔵できない

    ・インスリン分泌を誘発する

     

    が挙げられます。利用しやすいので依存しやすく、その結果過剰に

    なるも貯めておけないので、余剰分が脂肪に置き換わる。その際に

    作用するのがインスリンなので、インスリンもまた過剰になり

    その結果血糖の不安定から諸々の不調を来す、となります。

     

    糖質制限の最大の目的はインスリンの過剰分泌を招かないことです。

    ケーキを10個食べてもインスリンが過剰にならないのであれば

    糖質制限なんてそもそも不要です。そんなのヒトではないですが。(^ ^;)

    なので、ダイエットだとかアレルギーだとかだけを目標にして

    糖質制限をすると却って体調を崩す場合があるんですね。さらに

    言うと、糖質制限で体調が改善しても習慣化できるかがもっと重要

    です。耳が痛い?(^皿^)

      2018年9月27日 木曜日

      カテゴリー 院長室

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      「東洋医学とはりのお話し その35」

      すっきりとした秋晴れが少ないですね。

       

      さて、『東洋医学とはりのお話し その35』ができました。

      今回は「聞診」についてです。「聞」には、「きく」だけでなく

      「嗅ぐ」という意味もありますので、声や咳の音、口臭、体臭な

      ども聞診に含まれます。

       

      痰が絡む咳か乾いた咳か、口臭が気になるかによって身体の状態

      を見立てていきます。これからの季節、咳やのどの不調を訴える

      方が増えてきます。問診時に、どんな咳なのかをお聞きすること

      で、お身体の状態を知るヒントが得られます。

       

      また、便の色や臭いも体調を知る目安になります。

      色が濃いほど、また臭いがきついほど身体に熱があると考えます。

      ご自身の体調管理に、便をチェックしてみてはいかがでしょうか?

       

       

        2018年9月25日 火曜日

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        関節技

        もちろん格闘技の話ではありませぬ。「関節がすり減ってる」

        とか「関節がねじれている」とかの表現をされますが、そもそも

        関節って何さ、というお話。

         

        解剖学的に関節という物体があるわけではなく、骨が連結して

        いる部分一体を指します。その構成要素として、軟骨や関節液、

        腱や靱帯、などがあるわけです。要は種々の組織の集合体です。

        関節というと肩や膝などよく動く部分を指すと思われがちですが

        骨が連結している部分は全部関節ですから、ほとんど動かない

        関節もあります。

         

        骨が外れないように連結部は関節包という袋で包まれており、

        その中に関節液という潤滑油があります。この関節包の中に

        病変がある場合を関節内病変、関節包の外に異常がある場合を

        関節外病変として分けたりします。軟骨がすり減ったり関節に

        水が溜まるのは関節内病変ですね。靱帯損傷などは主に関節外

        病変です。

         

        またそういう内外の損傷が無くても痛むことはよくあります。

        それは「動き」に問題がある場合に起こり得ます。関節内では

        骨は微妙にねじれたり滑ったりしてスムーズな動きを完成させて

        います。これを関節包内運動と言いますが、ここに障害があると

        画像検査で異常が無くても痛みます。あと関節の中には圧を

        感知するセンサーがあるので、ここに異常があっても症状を感じ

        ます。気圧変動で痛む場合はコレです。

         

        少なくとも、関節の痛みなどの異常を診る時には関節内外の損傷?

        動きの異常?それ以外なのか?という眼を持って治療方針を

        立てないとうまく行かない可能性があります。さらにここに

        栄養を絡めたいけど、また整形外科医の自覚が薄れるからやめて

        おこう。(笑)そしてさらに関節同士はネットワークみたいな

        もので繋がっているので、痛む場所と離れた所に原因があるかも、

        という視点もとても大事です。

          2018年9月20日 木曜日

          カテゴリー 院長室

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          痛み止めの正体

          …って言うと大袈裟ですが、飲み薬でもシップでも軟膏でも

          痛み止めと言われる薬剤の正式名称は消炎鎮痛剤です。消炎

          というのは炎症を抑えるという意味です。

           

          ということは炎症のせいで痛い状態を改善するための薬と

          なりますから、痛みの万能薬ではありません。炎症という

          のは疼痛、発赤、腫脹、熱感を四主徴とする病態ですから、

          「赤く腫れて熱を持って痛い」状態です。

           

          例えば捻挫や骨折などの外傷では上記のような状態になるので、

          痛み止めは積極的に使うべきです。内科的にも蜂窩織炎という

          細菌感染症や痛風発作などでも同様に消炎鎮痛薬が必要と

          なることが多いです。

           

          逆に言うとそれ以外は本来適応外、ということなんですね。

          これから徐々に冷えの季節になって行きますが、冷えると

          肩こりや腰痛が悪くなる方は結構います。冷えで悪化して

          いるのに消炎=冷やす薬を使えば却って悪化する可能性だって

          あります。

           

          残念ながら温湿布であっても消炎剤を使用している以上は

          冷やす薬であると認識すべきです。するとカイロなど直接

          温める効果があるものの方が理に適っていることになりますし、

          内服薬ならば温める作用のある漢方薬の方がいいです。もちろん

          冷え以外の原因で痛みがある場合も全く同じ考え方です。

          炎症所見の乏しい痛みに痛み止めは適応外です。

           

          痛み止めの外用剤が医療費を圧迫している事実もあるので、

          医療サイドも患者サイドも「とりあえずシップ」とか「痛み

          止めでお茶を濁す」(^ ^;)診療とかは避けていかねばなり

          ませんね。

            2018年9月13日 木曜日

            カテゴリー 院長室

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