院長室

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湯で溶かなアカン?

漢方薬を処方する時、薬剤情報とは別に僕のメモ書きを

渡すことが多いですが、そこに「できれば湯に溶いて」と

記載しています。そんな面倒なことする必要あるの?

 

漢方薬それぞれの名称を見てみると「○○丸」とか「△△散」

ってなってますよね。「丸」というのはハチミツなどで

固めて錠剤タイプにして飲む、「散」は粉のまま飲む、

「湯」なら液体にして飲む、ということです。要は服用

形態を表しているのです。

 

本来はそうなんですが、現在我々が使用している漢方薬は

エキス剤と言って、生薬を煮出して特殊加工により顆粒状

にしたものです。そしてそれを「料」と言うので、例えば

桂枝茯苓丸という薬であれば古来は丸薬なわけですが、

エキス剤になると桂枝茯苓丸料と表現します。正確には。

 

で、エキス剤の顆粒はあくまで品質の均等化や維持、携帯性

に考慮した形態であって服用する場合は液体に戻すのが通常

なんですね。言ってみればインスタントコーヒーです。

まさかインスタントコーヒーを粉のまま飲む人はいないと

思いますが、同様にしっかり漢方薬を効かせるならやはり

溶かして飲むべきです。

 

まあね、分かるんだけど、メンドーだしぃ、やるの忘れるしぃ

という声が多々聞こえて来ますが(笑)、そこで必殺技を。

 

>まずティファールでほんの50mlくらいの水を沸かす。

>その間に漢方薬をコップに入れる。結構すぐ沸くので

>湯をコップに入れたらクリーマーで一気に溶かす!

>そのままでは熱いので水で割ってぐいっと飲む!外出する

>場合は1日分を同様の工程でまとめて作って水筒に

>入れちゃいましょう。ちなみにクリーマーはこれ

>オススメ。

 

どうすか?いけそうじゃない?実際に溶いた場合と

そうでない場合を比較した実験なんてないんですが、

僕の実感としては随分と違います。せっかく飲むなら

やっぱ効かせたいもんね。(^ ^)

2018年7月12日 木曜日

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なぜ、説明に時間をかけるのか

東海地方も梅雨が明け、暑さが本格的になってきました。

 

さて、当院のはり施術は東洋医学の考えに基づいて、根本からの

改善を目指したものです。

施術を受けられる方のほとんどが、東洋医学って難しそう、よく

分からん…という印象を持っていますし、刺さないのに効くの?

という疑問も少なからず持っています。

 

そのため、初診時には東洋医学の身体観や、現在の身体の状態、

なぜ症状が出ているのか、どういった施術をするのか、日常生活

で気をつける事、などなど詳しく説明します。

初診は説明+施術で1時間30分~2時間弱のお時間をいただき

ますが、概ね好評をいただいています。

さらに、東洋医学についての簡単な資料などもお渡しします。

 

なぜ、時間をかけて説明したり資料をお渡しするのか…

 

それは、納得した上で施術を受けていただきたいからです。

その方が施術効果が上がると考えています。

また、知識や理解が深まると自分の身体の状態が分かるよう

になり、より効果的なセルフケアができるようになります。

 

お試し体験もありますので、ぜひどうぞ。

今週の予約状況は、金曜・土曜が空いています。

 

 

2018年7月10日 火曜日

カテゴリー はりの部屋

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8月の診療日程更新

診療日程更新するの忘れてました。いやなんせ先週は

立て込んでましてね。休日診療所やら関東遠征やらで

あれ?今日まだ1週目の月曜じゃね?と錯覚する、なんて

言い訳は通用しないよね、8月はカレンダー通りです!

 

お盆は診療しますが、スタッフは交代でお休みをもらう

ので少しバタバタするかも知れません。ご了承頂ければ

幸いです。

2018年7月9日 月曜日

カテゴリー お知らせ

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情報のスピード

また関西以西の地域で甚大な被害が出ました。天災による水害

なので、ある部分では防ぎようがなかった事だと思いますが、

こういう深夜の惨事は情報伝達や状況把握が困難になるので

さらに深刻になりますね。新聞しか情報入手手段がないと、

下手したら1日遅れになってしまいます。サッカーW杯もまた

然り。

 

ネット環境を整備することが対策にはなりますが、就寝中で

あればそもそもネットを確認できないわけで、何とも歯がゆい

思いです。やはり抜本的には公共事業の配分を新設から補修に

軸足を移さねばならないでしょう。ブロック塀の事故もあった

ことですし、高速道路や橋、電柱など災害の原因、復興の妨げ

になるものから着手すべきですよね。新国立競技場に何千億とか

ミサイル防衛装置に何百億とか、ちょっともうホント馬鹿げて

いると思います。

 

現状、被害を拡大させないことが最重要課題なわけで一番は

熱中症でしょう。猛暑日でかつ断水しているんだから恐らく

多くの方が罹患すると思われます。不調になっても病院に行け

ないとか、そもそも病院が機能していない場合もあるでしょう

から、何とか水分とミネラルの補給を迅速に行って欲しい

ところです。

 

そして感染症。猛暑で水分が蒸発して湿度ももの凄いことに

なるので、色々な場所で菌が繁殖します。かすり傷が化膿したり

また食糧が腐ったりと、こちらもまた生命に関わる事態を

起こしかねません。入浴のサービスなどが始まったそうですが、

ストレス解消というよりは清潔に保つ意味で積極的に利用

した方が良いでしょう。

 

この記事もまたネット情報ということになりますが、ほんの

わずかでも誰かの目にとまって誰かの健康に寄与できることを

祈っています。

2018年7月9日 月曜日

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夏の湿疹

最近では、熱中症の問題が大きくてあまり取り上げられなく

なっていますが、昔からアセモなどの皮膚トラブルが多い時期

でもあります。

 

アセモまでいかなくても汗疱といって小さなかゆい水ぶくれ

ができることもあります。いずれにしても乾燥させることが

治療とされてきており、子供の頃はおしろいの如く(笑)

ベビーパウダーを塗りつけられていたりしたものでした。

 

かく言う僕も、汗っかきのせいか肘とか頚にアセモができやく

自分でも色々と試してきました。栄養療法をするようになって

随分と減ったのですが、ちょろっと出た時なんかは意外と

重曹が奏功します。粉末状なので水に溶かしてスプレーボトル

に入れて噴霧するだけです。少量のミントオイルを入れると

気持ちいいですね。

 

栄養療法で良くなるというのは、皮膚の代謝、炎症コントロール、

自律神経調整に働くからで、糖質制限をはじめとして亜鉛、

ビタミンB群、EPAの不足解消が効果的なようです。暑くなって

そうめんばかり食べてたらアセモがひどくなるわけです。

 

あとは単純にミネラル喪失によってもアセモは悪化すると

言われています。高血圧を恐れて過剰に塩分制限したり、

運動や仕事をしてしっかり汗をかいたのに水やビール(!)

でしか水分補給をしなければミネラルは薄まるばかりです。

もちろんスポーツドリンクは血糖値を乱すのでNGです。

 

ミネラル喪失への対策には、何度か書いていますが天然塩、

海藻類、硬水、エプソムソルトが有用です。皮膚のトラブルが

出始めたら逆にこういった栄養の問題を疑う、くらいに

敏感になるべきでしょう。

2018年7月5日 木曜日

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