院長室

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夏の湿疹

最近では、熱中症の問題が大きくてあまり取り上げられなく

なっていますが、昔からアセモなどの皮膚トラブルが多い時期

でもあります。

 

アセモまでいかなくても汗疱といって小さなかゆい水ぶくれ

ができることもあります。いずれにしても乾燥させることが

治療とされてきており、子供の頃はおしろいの如く(笑)

ベビーパウダーを塗りつけられていたりしたものでした。

 

かく言う僕も、汗っかきのせいか肘とか頚にアセモができやく

自分でも色々と試してきました。栄養療法をするようになって

随分と減ったのですが、ちょろっと出た時なんかは意外と

重曹が奏功します。粉末状なので水に溶かしてスプレーボトル

に入れて噴霧するだけです。少量のミントオイルを入れると

気持ちいいですね。

 

栄養療法で良くなるというのは、皮膚の代謝、炎症コントロール、

自律神経調整に働くからで、糖質制限をはじめとして亜鉛、

ビタミンB群、EPAの不足解消が効果的なようです。暑くなって

そうめんばかり食べてたらアセモがひどくなるわけです。

 

あとは単純にミネラル喪失によってもアセモは悪化すると

言われています。高血圧を恐れて過剰に塩分制限したり、

運動や仕事をしてしっかり汗をかいたのに水やビール(!)

でしか水分補給をしなければミネラルは薄まるばかりです。

もちろんスポーツドリンクは血糖値を乱すのでNGです。

 

ミネラル喪失への対策には、何度か書いていますが天然塩、

海藻類、硬水、エプソムソルトが有用です。皮膚のトラブルが

出始めたら逆にこういった栄養の問題を疑う、くらいに

敏感になるべきでしょう。

2018年7月5日 木曜日

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