院長室

« 10月 2017 11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 12月 »

ワクチンの仕組み

一宮地区でも数例インフルエンザが出ているようですが、

今年もまたワクチン騒動が起きそうです。報道ではワクチン

が充分ではない、とされていますがそうなると競って

接種を…!なんて方向に進みそうで心配です。

 

ウチは数年前からワクチン接種は一切行っていませんが、

それは効能に疑問があるからです。全否定するつもりは

全然ないんですが、これだけ接種を促されても毎年のように

非常に多くの方が罹患すること、接種しても感染する人が

いることなどから、本当に必要なのかなと思っちゃいます。

 

ワクチンは弱毒ウィルスを接種することで体内に抗体産生

を促す治療方法です。抗体を作っておけば感染が拡大

した時に撃退できる、という仕組みですね。それだけ聞く

となるほど、と思いますが、そもそも弱毒ウイルスで不調

になる場合があること、抗体はタンパク質でできている

ので、タンパク代謝に問題があれば抗体がうまく作られない

だろうこと、そしてワクチンと流行のウィルスの型が

違えば効果がないこと、を考慮すると甚だ心許なく感じ

ます。

 

打った方が仮に感染しても軽く済む、と言われますが同一

人物でそんな比較はできませんし、特にインフルエンザは

毎年型が変異するので、前年との比較も不正確になります。

 

となると、もっと他の予防方法も並行して行った方が良い

と思います。最も簡便なのは鼻呼吸で過ごすことです。

鼻は自前のフィルターですから、使えない=口呼吸の人は

当然感染リスクが高まります。さらに使ったフィルターを

掃除する=鼻うがいもできれば尚いいですね。市販の

安いキットでいいので是非やってみて欲しいです。ついでに

就寝時の口テープもやるとさらにGood!安くて無害!

いい響きでしょう?(笑)

2017年11月16日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

冬の脱水

今週からどんどんと寒くなるようです。それに伴って

防寒や感染症対策が重要になってきますが、実は季節

外れ(?)の脱水対策も大事なんです。

 

脱水というと暑い時期の熱中症を思い浮かべると思い

ます。もちろんそれは正解なのですが、だからと言って

夏限定の病態でもないのです。そもそも脱水というのは

体内の水分量が減ることに起因していますが、夏の時期

は発汗で喪失過多になることが大きな要因です。発汗量

が大したことないのに起きる脱水、それは水分維持能力

の低下です。

 

我々の体は60%くらいが水分ですが、多くが血液と

して血管を通って体内を巡っています。血管は栄養素

などを細胞に届けるために編み目状になっています。

そこから水分が漏れないようにしているのが血管内の

タンパク質なんです。

 

つまりタンパク質不足があると血管外に水分が逃げ

やすく、脱水に傾くわけです。しかもタンパク不足下

では乾燥肌になりやすいので、皮膚からも水分が逃げ

てゆき、脱水を助長します。この季節は熱中症のように

生命を脅かす状態にはなりませんが、脱水は身体を

過敏にします。もちろん“血液ドロドロ”にもなり得ます。

 

鍋料理や、生姜を使った味付けなどをして温めながら

タンパク質を摂取できるような工夫を探ってみてくだ

さい。

2017年11月13日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

冬の過ごし方

7日に立冬を迎え、暦ではもう冬です。

中国の昔の医学書には冬の過ごし方として、夜は早く寝て朝は日が昇る

のを待って起きる、動物が冬ごもりをするように活発な行動を控える、

汗をだらだらとかくような激しい運動は避ける、などが書かれています。

そして、冬の過ごし方が悪いと春に身体の不調が出るとされています。

春に花粉症が出る方は、生活を見直してみるのも良いかもしれませんね。

 

冬は陰気を養う時期です。

エアコンで部屋を暖め過ぎないようにして、羽織るもので調整した方が

身体には良いと思います。

できる事から始めてみましょう。

 

今週の予約状況です。

11/13(月) 11/14(火) 11/16(木) 11/17(金) 11/18(土)
午前
午後 ×

〇…空きあり △…一部空きあり ×…空きなし

 

2017年11月12日 日曜日

カテゴリー はりの部屋

タグ

有機酸検査のススメ

前回の続きみたいな記事ですが、分析が重要だからこそ

栄養療法や漢方薬治療、プラセンタ注射の前にはまず

身体がどういう状況なのかを知る手掛かりとして血液検査

をすることにしています。

 

血液検査は保険でできて情報量も多いから、コスパ的には

最強と言えます。しかし、もちろん短所もあります。

それは血液の中の成分以外は分からないこと。当たり前

ですが。(^ ^;)

 

もともと栄養療法では血液検査の結果そのもので判断

せず結果から「推理」をしていくのですが、それでも

全て分かるわけではありません。だからこそ毛髪検査や

尿検査、便検査や唾液検査など、様々な材料を用いて

身体の中で起きていることを知ろうとするのです。

 

ただこれらは保険適応外、という壁があります。検査は

治療効果の指標でもありますから1回で終了というわけ

にもいきませんので、あまりに高額な検査は現実的に

厳しくなります。ウチでも最初からはお勧めしません。

でもなかなか治療が進展しない時などは、やはり何らか

の手掛かりが欲しいもの。

 

そこで血液検査以外で何か一つ選ぶとすれば有機酸検査

だと思います。そこそこ高額(当院は34000円デス)

ですが、腸内環境、糖と脂質の代謝、精神神経バランス

などが知れるのでコスパは良い方だと思います。また

早朝1番尿を採取するだけなので簡便、という点でも他

の検査より優れています。この検査がもっと広まって

値段が安くできるようになるといいなと思います。

日本でもできるようにならんもんかね。

2017年11月9日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

分析の重要性

診断と言ってもいいでしょう。ただ診断と言ってしまう

と医療限定の話になりがちですが、食べ物の選択や市販

のサプリメント、ネットで紹介される体操、など全てに

あてはまることです。

 

例えば青汁を飲んで調子が良いという人から青汁を

勧められたとしましょう。言われた通りに飲んでも自分

はあまり効果を感じなかった。なんだ、青汁なんて嘘

ばっかじゃん、となりませんか?これは実にもったい

ない話なのです。青汁で好調になった人とそうでない人の

差が明らかであるならば、そこにこそ不調の原因を探る

糸口があるかも知れないからです。

 

さらに言えば青汁が必要かどうかを予め調べることが

「診断」になるわけです。上記の場合、好調だった人も

その理由を知らないまま知人に勧めてしまっているので、

診断が欠如しています。勧められる側も自分に合うか

知らないまま服用していますので、これもまた診断が

ありません。

 

体操法や食事法など様々な治療法が氾濫している現在、

それぞれの理屈を知ることがとても重要です。それに

自分が合うかどうか、あるいは少なくとも納得できるか

どうかを優先に考えた方がいいでしょう。無条件に

結果をコミット(笑)されるのは意外と危険かも知れ

ません。

 

ちなみに理屈を知って、それを自分なりに応用できれば

上級者です。まあ理屈を明かしちゃうと収入に繋がらない

から大事な部分はナイショ、っていう提供側の事情も

あるでしょうけどね。

2017年11月6日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ