めっきりと朝晩は涼しくなり過ごしやすくなりましたが、この
気温差のせいか風邪が増えますね。まずは漢方薬で対応すること
がほとんどですが、中には何度もひく方や、非常に経過が長くなる
方がみえます。
そんな方々にBスポット処置をしてみると大概かなり出血します。
つまり上咽頭炎がベースにある、ということです。上咽頭炎は
肉眼的には診断できないので、Bスポット処置をしないと分から
ないのですが、結構痛いしそもそも鼻の穴に綿棒を突っ込むので
怖いですよね。(^ ^;)
けれどもこの痛みや出血量が治療の指標にもなるので、結構重要
です。また、上咽頭炎は慢性の炎症ですので、抗炎症ホルモンが
持続的に消費されます。このホルモンは炎症を抑える以外にも
アレルギーを抑えたり、疲れを取ったり、ストレスに対抗したりと
極めて重要な役割を果たしているので、上咽頭炎があるだけで
様々な症状を呈する可能性があるのです。
これまで毎年決まった季節に風邪をひくとか、疲れた時に決まって
風邪をもらってくるとか、あるいは慢性疲労で常にくたびれている、
なんて症状をお持ちの方は、一度勇気を振り絞って(笑)Bスポット
の処置をしてみてはどうでしょう?
あと自費にはなってしまいますが、ビタミンDの血中濃度測定も
オススメです。最近新しいビタミンDの書籍も出版されましたが、
免疫だけでなく、腸内環境や脳にも大きな影響を及ぼすビタミンD
はとても重要な栄養素です。日本人は日光を避ける傾向にあるので
知らずビタミンD不足になっている方が多いと思います。こちらも
是非チェックを!