院長室

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冬のオススメ3点セット

夏から冬にかけて激変するのは気温だけではありません。

湿度も一気に下がって乾燥による諸症状が出始めるのも大きな

特徴です。乾燥環境では身体から水分が失われます。特に

そもそも脱水傾向がある場合は冬場であっても注意が必要です。

 

さて、そんな乾燥に対抗するには根本的には脂質やタンパク

摂取が重要になりますが、直近、まさに来月からの武器として

備えてもらいたいのが、

・ワセリン

・サージカルテープ

ソンバーユ®

です。

 

ワセリンは言わずと知れた全身どこでも使える万能保湿材です。

薄く塗り伸ばすのがコツ。ワセリンは寒冷環境だと硬くなる

ことがあるので、医療機関で処方されるプラスチベースや

プロペトの方が使いやすいかも知れません。

 

サージカルテープは短く切って寝る前に口に縦に貼りましょう。

口を塞ぐ感じですね。これが朝起きた時に外れていたら口呼吸を

している証拠で、寝ている間に乾燥が進行しているサインです。

口腔乾燥は上咽頭炎を誘発するので、是非治すべきなんですが

なかなか難しいものでもあります。外れてもしつこく毎日口テープ

していると外れなくなってきますので、根気よくやりましょう。

 

そんな時に活躍するのがソンバーユです。これは液状の馬油

です。これを寝る直前に鼻の穴にとろーりと垂らすのです。

これが鼻の奥、突き当たりまで行くように頭の位置を調整して

から寝て下さい。これで口テープが外れる人でも安心です。

もちろん外れなくてもやっておくと完璧です。(^ ^)

2017年9月28日 木曜日

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塩は摂り続けましょう

朝晩は随分と涼しくなってきて、またすぐに寒さ厳しい

季節になりそうですが、夏の脱水対策としてオススメして

きた天然塩摂取はこの先も是非続けて欲しいのです。

 

熱暑環境では脱水と同時にミネラルの喪失が起こり、むしろ

その方が体調不良に直結しやすいので、口うるさく(笑)

塩分、それも未精製の塩の摂取を勧めてきました。未精製塩

にはミネラル分が多いからです。

 

汗をかかなくなったら確かに脱水もミネラル喪失も減少は

しますが、あくまでそれは程度の問題で冬に脱水が起きない

わけではないし、さらに言えばミネラルバランスの崩れは

通年性に起きています。特に重要なのがマグネシウム(Mg)。

Mgは細胞のスイッチを「OFF」にするミネラルなのでMg不足

下では相対的に体は「ON」に傾きます。

 

これが筋肉に起きればこむら返りになるし、心臓なら動悸、

脳なら不眠、と症状は多岐に亘ります。花粉症や喘息などの

アレルギーもまた然り。そして「ON」にするミネラルが

カルシウム(Ca)なのでCaMgバランスが不均衡である

乳製品は基本的にお勧めしていないわけです。

 

天然塩はそう大量に食べられないので、これだけでOK!

ってわけではないですが、少なくとも普段使うお塩は

天然塩に切り変えた方が何かと良いと思います。

2017年9月25日 月曜日

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涼しくなってきましたね

朝晩が涼しくなってきました。

日中はまだ30℃近い日もあるので、寒暖差が激しいですね。

 

まだ夏の恰好で寝ていませんか?

半ズボンや掛け布団無しで寝ると、冷えが体調に影響します。

温める必要はありませんが、冷やさない工夫をしましょう。

 

今週の予約状況です。

9/25(月) 9/26(火) 9/28(木) 9/29(金) 9/30(土)
午前 ×
午後

〇…空きあり △…一部空きあり ×…空き無し

2017年9月24日 日曜日

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外傷と漢方

週刊新潮のネガティブ記事があったから、と言うわけではない

ですが漢方薬の良い側面もお伝えしましょう。(笑)整形外科

領域に限らず、意外と急性期にも適応があるのです。

 

花粉症時期に小青竜湯を使用したり、風邪の時に葛根湯を使用

した経験がある方は体感されていると思いますが、漢方薬は

決して速効性がないわけではありません。そもそも感染症対策で

考案されたものですから、始まりは急性期対応のための薬です。

 

整形外科領域で急性期疾患というと捻挫や骨折などの外傷ですね。

これにも結構漢方薬は活躍します。僕の場合はほぼ全例に使用

しています。それは漢方薬が好きだから、ではなくて西洋薬に

ない効果が期待できるから、これに尽きます。

 

外傷の場合は大なり小なり出血が伴います。出血した部分は

腫れて熱を持ったり、痛みが出たりしますね。西洋医学的には

冷やすこと、安静にすること、固定すること、挙上すること、

を軸に治療が始まりますが、ここで有用なのが漢方の “駆瘀血

(くおけつ)” という考え方です。

 

腫れや内出血が持続すると痛みも引きにくいのですが、西洋薬

には痛み止めはあっても腫れ止めや内出血改善薬はありません。

一般に「血液サラサラ」と言われている薬剤なんか良さげですが、

実際には血液を固まらせなくしているだけなので、内出血の時

には逆に使ってはいけない薬です。

 

駆瘀血薬はそういう作用なく、早く腫れや内出血を引かせる

効能があるので、西洋医学的な基本方針に加えると治療期間が

短く済む、という寸法です。もちろん週刊誌の記事にあるように

副作用に注意するのは当然ですが、西洋医学的治療の補完になる、

というのは極めて有用なことでもあります。

 

2017年9月21日 木曜日

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東洋医学とはりのお話し その23

月に1回『東洋医学とはりのお話し』という、A4サイズ1枚の簡単な

読み物を作っています。

今回はお灸についてです。

 

お灸は癒しのアイテムとして女性に人気ですね。

しかし、当院のはり治療ではお灸を使用しません。それはなぜなのか…

ってことも少し書いています。

会計窓口に置いてありますので、ぜひどうぞ。

また、バックナンバーをご希望の方は、受付スタッフにお声かけください。

 

今週の予約状況です。

9/19(火) 9/21(木) 9/22(金)
午前
午後

〇…空きあり △…一部空きあり

2017年9月17日 日曜日

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