院長室

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乾燥肌と緊張と

この季節、気候のせいだけでなくエアコンの影響でも空気は

とても乾燥します。そもそも乾燥肌の方にとってはツライ季節

ですね。

 

カカトや手指、口唇などが割れたり、顔やすねの皮膚が粉を

吹いたりと結構見た目にも変化が現れます。このように皮膚が

乾燥しているということは、皮膚に油分が不足しているという

こと。それは体内の水分を閉じ込めておけないことでもあり

ます。つまり夏でもないのに脱水状態になりやすいんです。

 

ヒトは不感蒸泄と言って、何もしなくても呼気や皮膚から水分

が逃げていきます。これが増えるわけですね。となると身体は

水分不足により血液濃縮状態、交感神経過緊張状態の方向へ

シフトます。症状としてはイライラ、不眠、動悸や冷えなど。

なんと乾燥肌は精神的な影響もあるのですね。これに年末年始の

糖質過剰摂取が加わると緊張に拍車をかけます。身に覚えが

ある人いる〜?(笑)

 

気候はどうしようもないので、やはり保湿をしっかりすべき

です。様々な保湿剤が発売されていますが、基本的にクリーム

基剤のものはNGです。界面活性剤の影響で皮脂がさらに溶か

されてしまう恐れがあるからです。なのでワセリンが重宝

されるわけですが、ワセリンは寒いと固まりやすくなるので、

温度に影響されないプラスチベースがお勧めです。これは保険

で処方することができるので是非使って下さい。

 

あとはもちろん自前の油合成を促進すること。油の摂取を控え

てはいけません。下痢さえしなければ、どんどん増やしましょう。

ただし、酸化油やトランス脂肪は身体をさび付かせるのでNG

です。サラダ油もよろしくありません。

 

また油の吸収には胆汁が必要ですが、胆汁の合成にはコレステ

ロールが必要で、コレステロールの合成にはビタミンB群が必須。

となるとビタミンB群を多く含む豚肉がやはり推奨食材になり

ますね。あとはビタミンAとDが皮膚の代謝に有効なので豚と

レバーと椎茸食べてしっかり日光浴することが乾燥肌の栄養

アプローチになります。寒いけど。

2017年1月16日 月曜日

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「ドント・ブリーズ/アンダーワールド ブラッドウォーズ」

新年1発目の映画鑑賞は「ドント・ブリーズ」。昨年末に公開されて

いましたが、近隣での公開を待って鑑賞。今作も内容を極力伏せて

公開し、口コミ評判によって劇場が増えるという「この世界の片隅で」

方式のようです。それだけ面白いということですが、思いっきり

ネタバレも公開されちゃってるので、もしも鑑賞する場合は情報を

シャットダウンして行ってね。

 

ストーリーは上記理由からもちろん詳細は明かせませんが、ジャンル

としてはホラーです。でもゾンビだの悪霊だの、ではなくサスペンス

色が強い現代劇です。盲目の独居老人宅に強盗に入ったはいいが、

その老人が退役軍人でめっちゃ強く、果てにその家からの脱出劇に

変わっていく、というもの。雰囲気は傑作ホラー「ソウ」に似てます。

 

とにかくアイディア満載で、若干心臓に悪い描写もありますが、

きっちり極上エンタテインメントに仕上げています。コンパクトな

上演時間もマル。何度か書いてますが、僕の考えるベストラップは

100分。本作はなんと88分です。それでいてこの情報量は凄い。

「ソウ」は想定外の人気ゆえどんどん続編が作製されましたが、実は

本作も既に続編制作が決定している点でも似ています。正直、

それはやめておけ、と言いたいですが。

 

そしてもう既に今回で5作目という「アンダーワールド」の新作。

吸血鬼と狼男の果てなき戦いを描くスタイリッシュアクション、

と聞くだけで今でもテンションダダ上がりですが(笑)、さすがに

もう厳しい。と言うか4作目観てないし。(ええっ)

 

実際、第1作からして「マトリックス」と「ヴァンヘルシング」を

足して3で割った(笑)みたいな内容なので、カルトな層のみに

受けていて、今作も一見さんお断り的な進行です。ではその敷居の

高さに見合ったデキかと言うと、もうちゃんちゃらおかしい、

突っ込むのも面倒くさい内容。出涸らしもここまでくると新しい

食材なんじゃないかと思うくらいで、一体誰が喜ぶんだろう。

挙げ句、また続編を臭わすラスト。いや、やめておけ。(2回目)

 

ここまで引っ張って来られたのも、主演のケイト・ベッキンセールさん

の美貌のおかげなのですが、なんせ設定が老けないヴァンパイヤ

ですから、さすがのケイトさんでも加齢変化、もしくは無理な若作り

が痛々しくもあります。いつもより全体に暗いシーンが多いのは

そのせいか?(笑)

 

まあシリーズ未見で本作に突撃する無鉄砲野郎はいないと思いますが

まあ、やめておけ。(3回目 笑)

2017年1月12日 木曜日

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2月の診療日程更新

昨年末は滑り込み傑作映画はなかったですが、本当に

豊作の年でした。各批評サイトで2016作品のまとめ

記事がアップされていますが、お気に入りを敢えて一つ

挙げるなら「湯を沸かすほどの熱い愛」でしょうか。

ベタい設定からのオドロキ展開は快感でした。今年も

たくさん傑作が観られるといいなぁ。まずは地雷覚悟の

「銀魂」か。福田監督の映画作品は当たり外れの振幅が

すごい。いや、当たってないか。(^ ^;)

…あ、いや、仕事もちゃんとしますから。(笑)

 

2月はカレンダー通りです。これから冷えるとインフルエンザ

急増します。お気をつけください!

2017年1月6日 金曜日

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原点回帰

明けましておめでとうございます。今年年始は恒例の家族旅行

もなく、のんびりと過ごすことができました。真清田神社の

初詣やデパートの初売りなど、さすがにまだこの辺りはネット

で済ますわけにはいかないんだな、と眺めたり。皆さんは

ゆっくりできましたでしょうか?

 

原点回帰と言うと、前年成績がふるわなかったスポーツ選手

などが決まって口にする常套句のような感がありますが、え?

某青いプロ野球球団じゃないよ?、しっかり軸を定めるという

意味では良い言葉です。

 

僕の場合、医師になった理由はもう何か定かではないですが、

医業をやる理由はやはり調子良くなって欲しいから。その

マインドを「仁術」と称すると捉えています。数々の治療法は

そのためのツールでしかありません。

 

とかくメディアでは対立構造を描いて、興味と購買欲を煽り

ますが、最終的に自分の身を守るのは自分です。そのための

知識や方法をいかに蓄積してもらうか、が僕に貢献できること

だと思っています。え?映画ネタも貢献か?あれは僕のストレス

発散です。時に開き直り。(^ ^;)

 

と考えてみると、そんなに大きく方針転換する必要ないから、

原点回帰になっていないな、とも思ったりしますが、仁術という

マインドを忘れることなく、今年も精進致します。どうぞ、

宜しくお願い申し上げます。

2017年1月5日 木曜日

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