院長室

« 11月 2016 12月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1月 »

納めました。

本日午前で今年の診療が終了しました。インフルエンザや

ヤケドが意外と少なく、胃腸風邪と動物咬創が多かったです。

どちらにもオリーブ葉のサプリメントがよく効くので、

結構気に入って使っています。ちょいとお高いけど。

 

サプリメントに関しては、まだまだ「あやしげ」な印象を

持つ方もいますが、今年1年を通じて随分処方は増えた

印象です。それだけ予防医学や栄養療法に興味を持って

もらえたのかな、と感じています。

 

振り返ってみると、僕自身も治療にサプリメントを使用

するなんて邪道だと思っていたし、さらに昔は漢方薬なんて

効くもんかとバカにしていました。変わるもんです。(笑)

日本の医療制度は崩壊気味ですが、色々なツールを平等に

使用できるのは良いところです。ただそれには正しくて

新しい知識が必要です。このHPの役割はその辺にあるの

かな、と改めて感じている次第です。

 

来年から少しずつHPの内容を整理して、より分かり易く改変

する予定です。お楽しみに。今年1年、当院を利用してくだ

さった患者さんを始め、関係業者の方、同志の先生、そして

スタッフに支えられました。歳を取ると“支えられ上手”に

なるようです。(^ ^)来年もまた皆さんどうぞ宜しくお願い

申し上げます。

2016年12月30日 金曜日

カテゴリー 院長室

タグ

診療時間の変更

ちょっとした変更ではありますが、来月から平日午後の

診療時間が変更になります。これまでは19時30分まで

でしたが19時までとなります。

 

経営的な理由が一番ではありますが、もともと「あまり

他院でやっていないこと」に重きを置いたクリニック作り

が信条でもあり、これからそれをしっかり特徴にしていく

ことの一環でもあります。

 

単に奇をてらった治療では意味がありませんが、あまりに

薬偏重で生活習慣を無視した医療、動的異常を考慮しない

整形外科診療、にはメディアも含めて今も疑問を感じて

います。この辺りはまだまだ攻めていかなければいけない

部分なのでウチの診療の在り方も、広く浅く、よりは

狙いを絞ったものに変える必要があると思っています。

 

そのためには診断と治療、そして予防と啓蒙が重要になる

でしょう。予防医学という言葉も少しは浸透してきましたが、

一部の健康志向が高い方、自費診療に耐えうる方、に限定

される向きもあります。9月から始めた健康教室はまさに

そこに攻め入る企画でもあります。

 

来年もさらによりニッチな(笑)診療を目指して智恵を

絞りたいと思います。どの分野でもそうだと思いますが、

考え続けること、工夫し続けること、が何より近道だと

思います。

2016年12月26日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

休めないので

幸い、まだこの地域ではインフルエンザは流行していま

せんが、感染性胃腸炎、いわゆる胃腸風邪は多いですね。

突然の嘔吐や下痢で発症し、発熱はあっても軽度、という

のが特徴です。

 

嘔気が軽度で食事が何とかできるならば漢方薬やサプリメント

の服用で対応できますが、それも困難であれば点滴に頼ら

ざるを得ません。嘔吐下痢で急激な脱水が起きるので、

そもそもタンパク不足で脱水傾向のある方はとても不調に

なります。

 

胃腸風邪は一般にとても感染力が強いので、家族内感染が

多く、人が集まる職場や学校でも急速に広がります。年末で

忙しいから、と言って胃腸風邪の人が出勤し大惨事になる、

という事態もあり得ます。幸いにも胃腸風邪の罹病期間は

数日なので、しっかり休んで水分補給できれば復帰は早いはず

です。残念ながら罹患した人は周囲のためにも休むべきです。

 

それでも接さざるを得ない場合は、極力接触を避けること、

換気、手洗い、マスクなどを徹底しましょう。また次亜塩素酸

のスプレーなどを常備して、まめに除菌するのも効果的です。

↓こんなの安くていいですね。

 

https://www.amazon.co.jp/CELA

 

冷えて乾燥して人が集まれば、何かしらの感染症は流行して

しまうので、仕方のないことではありますが、他人にうつすのは

仕方のないこと、にはして欲しくないので是非実践して

ください。一番良いのは人混みに行かないこと。僕が各種催事に

行かないことの言い訳ではありませぬ。誤解なきよう。(笑)

2016年12月22日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

悼む

「徹子の部屋」では毎年追悼特集を放映して、その年に

亡くなった著名人のエピソードを振り返る、なんて企画が

あります。今年も多くの著名人が亡くなりました。つい先日

は、島木譲二さん。パチパチパンチでやめとけばいいのに、

ポコポコヘッドなんてやるから、というボケで送って

あげたい。

 

そして、あまりに報道されないのが不自然なのが安保徹先生。

「免疫革命」を初めとして、数多くの免疫関連本を出版し、

僕たち栄養療法を実践する医師にも多大な影響を与え、実際に

多くを学ばせて頂きました。亡くなる数日前まで元気に講演を

なさっていたそうで、とても残念です。現代医療に反旗を翻す

ような発言を繰り返していたため、穏やかならぬ噂も流れて

いますが、安保先生の理論や姿勢に影響を受けた多くの人々が

確実に遺志を継いでいくでしょう。

 

そして個人的には若くして亡くなった黒沢健一さんが最も残念。

元L-Rのボーカルで、ええ声でカッコイイ曲をたくさん発表

していました。高校生の頃、毎週夜中のラジオ聴いてたなぁ。

L−Rの前の番組がT−BOLANで、森友嵐士さんの「Bye For Now!」

の決め台詞と共に寝てしまい、何回か聴き逃しました。(笑)

この季節なら「Northtown Christmas」が良いです。「7 Voice」

は衝撃的な傑作、「Knocking On Your Door」はドラマ主題歌

にもなったので有名ですが、「Younger Than Yesterday」なんて

隠れた名曲です。…うん、今日はL−R聴こう。

 

素敵な方々が亡くなるのは残念ですが、その遺志や作品は残り

続けるので、それらを大切にして智慧や文化にしていかねばなり

ませんね。

2016年12月19日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

漢方薬の受難

週刊誌に「ツムラ内部資料に驚愕の事実!」みたいな記事

が掲載されたのをご存知でしょうか?実際の記事を読んで

みましたが、まあ結構恣意的で挙げ足取り感が否めません。

 

記事では幹部会議で「自分の家族に飲ませることができる

生薬を供給する」という目標が掲げられており、これを

「では現在は飲ませられないのか?」「そんな薬を売って

いるのか?」「それは消費者や医療従事者への裏切りでは?」

という論法で成り立っています。

 

これを「驚愕の事実」としてセンセーショナルに書き連ねて

いますが、そもそも上記の文言は中国の生薬栽培現場で働く

人へ向けてのスローガンで、国内向けの発言ではないようです。

記事でもそのことには触れていますが、「言い訳」で片付け

られています。どうしても悪者にしたいらしい。(^ ^;)

 

中国産の生薬を使用するのは安い人件費のためではなく、そこ

でしか生産ができないからで、そのためには現地の人を教育

したり管理したりしなければならず、これがどうしてもまだ

100%ではないようなんですね。そのために現地の人にも

響くスローガンを作製した、ということが事実のようです。

 

現状我々が使用している漢方薬は中国内でも日本でも何度か

成分調査をされたものですので、有害なものを含むという

ことではありません。あくまで、栽培製造段階での有害物除去

を徹底させよう、ということです。

 

漢方内科を標榜する僕が書くと擁護論に聞こえるかも知れ

ませんが、記事は患者さんの有益な情報であるべきで、単に

陥れや面白味で書かれた内容が飛び火して他の漢方薬メーカー

や、漢方を使用する患者さんに迷惑が及んでは本末転倒では

ないかと思います。

2016年12月15日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ