院長室

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インフル始まったようで

北陸地方で例年より早くインフルエンザの流行が

始まったというニュースがありましたが、一宮でも

ちょいちょい報告されています。

 

気温が下がって乾燥してくるとインフルエンザウィルス

が増殖しやすくなるので、この寒さでは流行も時間

の問題かも知れません。なるべく室内では湿度を

50%くらいで保つように工夫し、室温は20〜22℃

にコントロールしてください。他人がよく出入りする

環境では換気も必要です。一瞬寒いけど。

 

あと毎年俎上に上るワクチンですが、例年通り当院

では接種しておりませんので悪しからず。上記の環境

を整えることに加えて、手洗いとうがいはした方が

良いでしょう。ただ、普通のうがいでは上咽頭は洗浄

できないし、ウィルスが侵入してから感染成立まで

超短時間、という説もあるので日常的に鼻うがいを

して、口呼吸をしないよう口テープもした方が良いで

しょう。ハードルが高いのは重々承知ですが、やって

みると意外と気持ちの良いもんですよ。(^ ^)

 

免疫力を左右する栄養素ではビタミンC、ビタミンD、

鉄が重要です。豚肉としいたけを炒めてレモンで味付け、

なんて、とても良いですね。お料理の腕に覚えのある方

はさらに凝ってみてください。そしてこっそり教えて

ください。(笑)

 

それでも残念ながら罹患してしまった場合、漢方薬と

マイヤーズカクテル点滴を用意してお待ちしております

ので。Bスポットもありですよ。痛いけど。

2016年11月10日 木曜日

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12月の診療日程更新

「IQ246」観てますか?僕は織田裕二フリーク

なので、もちろんマストな番組ですが、あのヘンテコな

話し方とか、常人離れしたところとか、なんかこう

古畑化を狙ってるよね?(笑)第2話で思いっきり

セリフで登場したから間違いないでしょう。まあ

別にいいんですが、多分良くてセカンドシーズンまで

かなぁ、きっと。その辺も注目です。そしてヨシヒコ

はふざけすぎ。さすがです。

 

そんなこんなでもう年末なんですな。12月は30日の

午前まで診療します。新年は5日(木)から診療開始

となります。よいお年を…は流石にまだ早いか。

2016年11月7日 月曜日

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血液検査の舞台裏

栄養療法では血液データを重要視して、自覚症状などと

合わせて栄養状態の把握を進めるわけですが、そのために

血液データの“クセ”を知ることが大事です。

 

まず血液データは当たり前ですが「血液中の濃度」です。

栄養素は細胞の中に入って仕事をするので、本当に知りたい

のは「細胞中の濃度」です。でもそれを知ることは現状

できないので、細胞から放出された物質の濃度を手掛かり

として栄養素の過不足を推理しているのです。血液中と

細胞中の濃度に差がないものほど信頼度が高いと言えます。

 

それから血液データには「基準値」がつきもので、これを

もとに「判定」が下されます。ただ、この基準値は普遍的

なものではなく、健康であるという前提の検査会社の社員

さんのデータから作られるので、「基準値内=正常」では

ないと思った方がよいです。

 

そして採血方法。血管が出にくい人の腕をパンパン叩いたり、

採取した試験管を乱暴に振ったりすると血球成分が壊れて

データが変わってしまいます。また、長時間保管することで

血糖値が変化したりもするので、採取したら提出まで日を

またがないのが原則です。

 

そうして出てきた検査の結果は、全ての項目に上昇する要因と

低下する要因があります。もしも同時に両方の要因があれば、

上がって下がるのでとても良い数値に見えてしまいます。

 

これらを考慮して慎重に読み解くのが栄養療法では基本の

読み方になります。難しいですが、色々なことが分かるので

血液データを基準値に入ったかどうかだけで判断するのは

とてももったいないことです。

 

2016年11月7日 月曜日

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「湯を沸かすほどの熱い愛/PK」

僕は鑑賞した映画は劇場、DVD問わずリストにして評価

している(え?暗い?)のですが、年末にはそれを見直して

年間ベスト3を決定していたりします。(え?暗い?笑)

いや、もう今年はそれ無理。傑作が多すぎる。

 

「湯を沸かすほどの熱い愛」は末期癌で余命数ヶ月を宣告

された主婦の死までの生き様を描いたヒューマンドラマ。

寸評を見ると「最期までにやっておきたいことをパワフルに

こなしていく様に感動」などとありますが、そんな優等生な

映画では全くありません。所々にエッジの効いた爆弾を仕込ま

せた羊の皮を被った狼的作品です。

 

セリフや演出などの総合的な完成度で言えば「永い言い訳」

の方が遥かに上なのですが、パンチ力は断然こちら。主演の

宮沢りえさんはキャリアハイの演技ではなかろうか。しかし

そのさらに上を行くのは娘役の杉咲花さんでしょう。CMで

ぐっさんとむっしゃむっしゃ回鍋肉食べてるコですよ。実際は

19歳らしいので子役とは言えないですが、問答無用に

上手かった。素晴らしい。

 

監督脚本は中野量太さん。本格的な監督は今作が初なんだと。

恐らくラストシーンのためにタイトルからキャラ設定まで全て

作ったんだろう、と思われる。脱帽です。これまた必見作です。

涙腺大決壊映画でもあるので、鑑賞には気をつけて。(^ ^)

 

そして「PK」。密かに一番期待していた作品です。「きっと

うまくいく」の監督と主演が再タッグ、ということで何も前情報

を入れずに鑑賞。いきなり主人公が宇宙人でびっくらこきましたが、

これは展開上必然なのが分かります。インド映画なので、長尺で

お決まりのダンスシーンもあるのですが、今作はそれらは随分

抑えられて、ハリウッド的に寄せている印象です。しかし

アーミル・カーンさんの身体は相変わらず異常。51歳だそう

ですが、20代でも通用しちゃうでしょう。

 

今回扱うテーマはズバリ「宗教」。しかもかなり挑戦的です。

コメディータッチでいてその実、テーマは超社会的です。こんなん

よく上映できたな、と思ったら一部の地域では禁止になった

そうな。そりゃそうさね。ある意味この作品も羊の皮狼です。(造語)

 

ハリウッドに寄せたとは言え、ボリウッドであることは変わりなく

好みはかなり分かれるとは思いますが、テロが顕在化している

現代にあって、この作品の訴えは全世界に響くことでしょう。

紛れもなく傑作です。上映館数が少ないのが痛いところです。

 

淀川長治さんや水野晴郎さんが生きていたら、今年の映画界の

盛況ぶりに入れ歯を飛ばして(未確認)喜んだことでしょう。

いやぁ、ホントに映画って素晴らしいですね、さよなら、さよなら。

2016年11月4日 金曜日

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