院長室

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糖質制限のひろがり

自身も含めて治療に糖質制限を取り入れて数年経ち

ますが、意外と結構なスピードで一般にも認知されて

います。しかもブームで終わらず治療法としての議論

がされているので、これは根付くと思っています。

 

こういう傾向があるということは、当然ニーズがある

ということですが、生活習慣病の治療のため、という

よりはまだダイエット目的でのニーズの方が高い

のかな、とも感じています。

 

確かに体重は減ります。食べる順番を変えるだけでも

2kgくらいすぐに落ちることもあるので、驚きまた

感動して続けられるというのもあります。ここで気を

付けるべきは、体重に固執してはいけない、という

ことです。

 

痩せるのは嬉しいのですが、「何が」減っての体重減少

なのかを常に考えるべきです。糖質制限しながらタンパク

質まで摂取が減ってしまうと、自前の筋肉や血液を切り

崩してタンパク代謝を維持しようとするため、見かけは

体重が減っていてもそれは筋肉量の減少だった、という

ことがしばしばあります。体重しか気にしていないと、

ここに気付かず却って冷えや倦怠感などの不調を招くし、

これはまたリバウンドしやすい身体を作ることになって

しまいます。

 

なので、糖質制限はタンパク摂取とセットでなければいけ

ないし、タンパク摂取を効率よく行うためにはピロリ菌

を始めとした腸内環境の整備が必須です。またどんな程度

で糖質制限を始めるか、も重要です。糖質依存度が高い

人ほど緩やかな制限で始めた方が良いでしょう。

 

糖質制限に限ったことではないですが、食事療法は包括的

かつ段階的に行うことがとても大事です。

2016年10月17日 月曜日

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「ハドソン川の奇跡/グッドモーニングショー」

相性が悪いなどとエラソーなことを言っておきながら結局

毎回観ているクリント・イーストウッド監督の最新作

「ハドソン川の奇跡」。2009年に実際に起きた飛行機

の不時着事故を描いています。主演の機長さんをトム・ハンクス

さんが、副機長をアーロン・エッカートさんが演じています。

 

前作の「アメリカン・スナイパー」でもそうでしたが、英雄視

されている人物を英雄として描かず、苦悩や焦りといった

人間っぽい側面を描いているのが特徴です。つまりあまり

真新しさはなく、イーストウッド監督にしては前作よりさらに

親しみやすい作品になっているので若干の肩すかし感は

あります。

 

ただその巨匠査定(?)を差し引けば十分に面白く、100分

程度に納めた潔さもかなり好感が持てます。異常に引き延ばして

最後に思い切り感動させよう感のある作りは辟易しますからねぇ。

史実でしかも結果が分かっているお話をこんなにスリリングに

描けるのには驚嘆しますし、それを成し得たのはトム・ハンクス

さんの演技の賜物です。原題は「Sully」で機長の愛称。要はこの

映画は事故そのものよりも英雄扱いされた機長さんの心の動きを

追うことが本質なんですね。でもそれでは日本人には何のことだか

分からないのでベタな邦題になったようですが、これはトムさんの

演技を台無しにしてしまいかねない愚行ですな。

 

そして「踊る大捜査線」の脚本家、君塚良一さんの監督作、

「グッドモーニングショー」。「踊る〜」は劇場作第1弾が

記録的ヒットを飛ばし、第3作が史上稀に見るガッカリ作になった

ことでも有名(?)です。ドラマが抜群に面白かっただけに、

やはりテレビマンに映画は無理なんよ、なんて言われたもんです。

 

ならば!と思ったかどうかは知りませんが(笑)、テレビの、

それも朝のワイドショーの現場を題材にしたのが本作です。

もうこれは水を得た魚で、あちこちにちりばめられるトリビア

に「ひるおび!」好きの僕も唸りました。「へぇ〜」ボタンが

あったら連打してますね。

 

で、このリアリティさのおかげでちょっと現実離れした展開も

なんか意外とすんなり受け入れられたりします。主演の中井貴一

さんは相変わらず芸達者だし、犯人役の濱田岳さんもやはり上手い。

その他、吉田羊さん、時任三郎さん、志田未来さんなど皆さん

お上手でした。ドラマ臭は抜けませんが、上記のことがあるので、

狙った演出とも取れます。

 

2作とも飛び抜けた傑作とまでは言えませんが、安定した面白さ。

これもまた娯楽としては大事な要素でしょう。なんせ月末には

恐らくまたメンタルを削るであろう西川美和作品が待ってます

からな。体調を整えねば。(笑)

2016年10月13日 木曜日

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腸内環境真っ盛り

腸内環境の良し悪しが全ての疾患の改善度合いを左右

すると言っても過言でないほど重要であるということは

今や常識になりつつあり、当院でも食事の指導に加え、

サプリメントでのサポートもしています。

 

市販品でもあちこちで関連商品が発売されています。青汁

にまで乳酸菌を入れるくらいですから(笑)、推して

知るべし。「乳酸菌○○億配合!」とか「腸内環境改善」

と謳えばとりあえず売れる、とでも思っているのでしょう

かね?思ってるんだろうね。(^ ^;)

 

もちろん広く腸内環境に目が向くようになることは喜ばしい

事であると同時に、まだ正解がない世界であることも認識

しないといけません。蒼井優さんも言うように(?)、

「人には人の乳酸菌」なんですよ。つまり乳酸菌やビフィズス

菌が良いことは間違いないのですが、どの乳酸菌が、どの

ビフィズス菌が各個人に合うかはまだ未知なのです。

 

知人が調子が良いからといって、自分も同じ結果が得られる

保証はありません。我々の業界では、現在は「多様性」と

言って乳酸菌やビフィズス菌は複数種を取らねばあまり

効果がないというのが主流です。具体的には最低6種くらい

配合されているもので治療しましょう、ということに

なっています。なので、ある一つの菌種のみ何千億入って

いても無駄打ちになる可能性があると言うことです。

 

結局まだ正解がないので、トライ&エラーで色々なツール

を試していくというのが実情です。そうなると当然コストも

かかるわけで、いかに低コストな方法を併せられるかが

ポイントにもなります。低コストで腸内環境を改善するには、

…もうお分かりですね?空腹時の糖質を避けてよく噛んで

食べること、口呼吸を防ぐこと、余計な薬を飲まないこと、

です。

2016年10月11日 火曜日

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美容は謳わない

プラセンタ注射やビタミンC点滴などをやっているので、

美容目的での問い合わせや来院がしばしばあります。

ですが、基本的に美容目的でのこれらの治療はお断り

しています。

 

なぜか。答は「それだけで美容は達成できないから」です。

女性にとって(男性でも?)「美容」はとても心くすぐる

単語ですよね。それだけで客寄せにもなるキラーワード

とも言えるでしょう。プラセンタやビタミンC点滴が美容

に貢献するのは正しいのですが、だからと言ってそれだけ

で結果が出るわけではないのです。ですから美容にいいよ!

というのはウソではないけど誠実さには欠けるのです。

 

まあ世の中そんなんばっかですけど(笑)、医が仁術なの

であれば誠実さも売り物ですから、そこは重要視したい

わけです。かと言って美容を蔑ろにして良いわけではなく、

もちろん当院での守備範囲でもあります。

 

簡単に言えば、美容とは諸々の不調を乗り越えた先に

達成できるものなので、やはり不調があればそれを取り除く

のが優先ですし、不調を実感していなくても美容の邪魔に

なるような因子を検索することが率先されるべきもの

です。この場合、シミ取りやプチ整形は美容の範疇には

入れません。

 

やはり便通異常があるとか、不眠があるとか、アレルギーに

悩んでいるとか、それらは身体からのSOSでもあるので、

それらの対策をせずして美容は成り立たないと思った方が

よいでしょうね。

2016年10月6日 木曜日

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11月の診療日程更新

いやキングオブコント、ライスの優勝に異論はないのだが

かもめんたるよりはしずるの方が面白かったんちゃう?

ジャンポケは1本目のクオリティだったら優勝だったかも。

そしてさらに上を行くオモロいコメントする松ちゃんの

異才が際立つなぁ。最近録画してでもワイドなショー観てる

のよねぇ。(笑)

 

そんなわけで11月の診療はカレンダー通りです。健康教室

は25日(金)、テーマは「肌あれのヒミツ」です。

奮ってご参加してくれぃ〜(笑)

2016年10月3日 月曜日

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