症例報告

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意外と多いぞ

意外と多い割に、一般整形ではあまり問題視されないのが

脊椎側弯症です。自分ではまっすぐ立っているつもりでも

レントゲンを撮ると左右どちらかに背骨が曲がっている、

という病気です。

ウチでも全ての患者さんにレントゲンを撮るわけではないので

正確には言えませんが、かなりの頻度であると思われます。


一般には痛みなどの症状がなければ経過観察、高齢者であれば

「仕方ないやね。」で済まされてしまいますが、実は重要な所見

なんです。

そもそも、脊椎側弯症がなぜ発症するのかは分かっていません。

子供であれば先天性、高齢者であれば骨粗鬆症由来で片づけられて

きました。ですが青年期にも頻繁に見られるので、それ以外の原因が

あると考えなければいけません。


で、なぜ重要な所見なのかと言うと、この変形が「脳」の障害に関与

している可能性があるからです。脳の障害と言っても腫瘍とか梗塞と

言ったいわゆる器質的なものではありません。「気の流れ」の障害です。

脊椎は脳から出る迷走神経という神経と深い関係があります。この神経の

障害と側弯症が関与している可能性があるのです。


腰痛で病院に通ってるけどなかなか治らない、あるいは内科的な症状も

たくさん抱えている、なんて人は腰だけじゃなく脳の「気の流れ」も考えないと

治療できないことがあります。

例えば花粉症や喘息などのアレルギー疾患、不眠症や便秘症。これらと

腰痛は実はセットに考えるべきなんです。

そして、こんな時の治療には遠絡療法が有効です。

イタ~イけどね。(^ ^;)

    2011年1月31日 月曜日

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    トリカブト?!

    トリカブトというと一昔前の推理小説で

    よく毒殺の手段として登場した強力な毒です。

    実際に、矢じりの先に塗って狩猟にも使われて

    いたそうです。

    このトリカブトの根っこが実は生薬として

    使われています。


    附子(ブシ)という生薬がそれで、真武湯(シンブトウ)や

    牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)、麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)

    といった漢方薬に含まれています。

    ええっ!毒飲んでんの?!と驚く事なかれ、トリカブトを

    何百倍も薄めて毒性をなくしたものが附子なんです。

    毒性がなくなる代わりに、身体を温める作用と鎮痛作用が

    残りますので、「冷えると痛む」なんて場合に最適な

    生薬となるのです。冬場の寒い時期に大活躍します。


    ただ、医療用で使う附子は細かい粉末状になっており、

    その上とても苦いので、単独で口に入れると口の中に

    へばりついてとんでもない苦痛を味わいます。(笑)

    必ず他の薬と一緒に服用することになっています。


    というわけで、殺意を抱くような憎い人のお茶の中に

    ササッと附子を入れても神経痛が治っちゃうだけなので

    注意して下さい。(?笑)

      2011年1月19日 水曜日

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      ヤケド注意報

      寒い日が続いています。ストーブから離れられないし、また

      鍋料理とか熱燗の美味しい季節でもあります。

      それに伴って、ヤケドも増えています。

      間違っても消毒はしないでくださいよ。痛いだけです。


      すぐに受診できなければ、とりあえずワセリン+サランラップを

      患部に貼っておくといいです。これで簡易湿潤療法になりますから

      痛みは軽減できます。

      浸出液が多い場合はその上からさらに紙オムツや生理用ナプキン

      などの吸収性の良いものを貼ります。その場合、ラップに穴を

      あけておくのを忘れずに。


      そしてヤケドで一番嫌なのが、電気毛布やカイロなどによる低温ヤケド

      です。一見大したこと無さそうでも1~2週後に真っ黒になって潰瘍に

      なってしまう可能性があるんです。こればかりは湿潤療法をしていた

      からと言って防げるものではありません。治るのに時間もかかるし

      治った跡も目立ちます。


      湯たんぽや電気毛布は直接皮膚に当たらないように工夫するのが大切です!

        2011年1月6日 木曜日

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        咳が止まらない

        そろそろインフルエンザ流行の注意を

        喚起するニュースが流れはじめましたが

        皆さんは大丈夫でしょうか?


        インフルエンザではないのですが、今年の

        風邪は咳が長引く人がやたらと多いです。

        熱は下がっても咳で眠れないとか、話し始めると

        咳が出てしょうがないとか…。


        漢方では咳に対する処方が多くて、多分昔から

        長引く咳で困る人が多かったんだな、と推測したりします。

        最もメジャーな処方は麦門冬湯(バクモンドウトウ)という薬です。

        痰が絡む、ノドが乾く感じがする、なんて時によく使います。

        あとは、体が温まると咳が出る人には滋陰降火湯(ジインコウカトウ)を、

        咳以外の症状もダラダラ続く人には竹筎温胆湯(チクジョウンタントウ)を

        使ったりします。


        ただ、今年の印象は、このように手を変え品を変えしても

        おさまらない人が多いのです。こういう時は素直に西洋の薬も

        併用した方がいいです。

        特にマイコプラズマという、細菌でもウィルスでもないヤツが原因だと

        普通の抗生物質が効かないので注意が必要です。


        もちろん加湿やうがいなどの一般的なケアも必要ですよ!

          2010年12月19日 日曜日

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          柴胡はサイコ?

          柴胡(さいこ)という生薬があるのですが、

          これがまた不思議な効果効能をを持つのです。

          表題のようなシャレになるくらい、精神的な症状に

          多く使われます。例えばイライラ、不眠、不安など。


          一方で柴胡は慢性炎症全般にも効果があります。

          化学式を見てみると、なんとステロイドと似た骨格を

          持っていて、ステロイドのような副作用はないけど

          同じような効果を期待できる、という使い勝手のよい

          生薬なのです。実際には、ダラダラ続く微熱や、

          原因不明の関節痛、遷延した咳などによく使います。


          ただ、この柴胡、もともとが高価な生薬なので、柴胡を

          含む薬は若干お高くなる所が弱点です。

          ウチは院内処方なので、あまり柴胡剤をたんまり仕入れると

          目玉が飛び出るような請求が来るハメに。(^ ^;)

          こういうことは開業してみないと分からないモンです。

            2010年11月26日 金曜日

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