院長室

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「ジョーカー」/「ジョン・ウィック3」

色々な意味で問題、話題となっているこの2作品、皆さんはもう観ました

でしょうか?

 

ジョーカーはバットマンの宿敵で世界で最も有名なヴィランの一人ですが、

つまりコミックの悪役キャラを単独で映画にしたのがこの「ジョーカー」

なんですね。ジョーカーはピエロみたいなメイクで狂気に満ちた、印象深い

キャラですが、今作ではこれまで描かれてきた彼ではなく、全く新たな

ジョーカー像を構築しているのが特徴です。

 

製作サイドも、描きたいテーマにちょうどジョーカーというキャラがマッチ

したと言っている通りリブートでもリメイクでもなくオリジナルなジョーカー

で、かつ極めて社会的メッセージの濃い内容です。最初から狂っていたのでは

なく、真面目に生きても報われず、境遇により差別を受け、信じていた人には

裏切られ、権力者は無関心、という誰にでも起こりうる悲劇がジョーカーを

産みます。映画内でもシャレにならんくらい悲劇が重なるわけですが(^ ^;)、

ここにこそ今作の問題点があります。エロもグロもないのにR15指定なのは、

誰しも犯罪者になり得る、あるいはテロを起こせると思わせてしまう可能性が

あるからでしょう。

 

あまりに身近であるがゆえ、映画が進むにつれ他人事には思えなくなり、

生活に不満があれば社会にぶつけりゃいいじゃん!と思えてしまうのがコワイ。

舞台はバットマンでお馴染みの架空の都市ゴッサムシティで、幼き頃のブルース・

ウェインも登場したりしますが、まあそんなの関係ないくらい焦燥感に駆られる

こと請け合い。これも主演のホアキン・フェニックスさんの怪演のなせる業で

しょう。恐らくアカデミー賞を総ナメにするでしょうな。

 

精神をえぐる内容であるため、万人向けではありませんが、ホアキンの演技と

哀しくも美しいジョーカーの生き様は体験の価値アリです。

 

さてさて問題にも話題にもしているのは僕だけかも知れない(笑)「ジョン・

ウィック3」です。前作のレビューでも触れた通り、もう既にネタ映画と

化していますが今作もスゴカッタよ。ツッコミ所だけで構成していると言って

も過言ではないくらいで、一見さんお断り、どころか常連さんにも敷居を高く

する突っ走りぶり。いいねぇ、バカだねぇ。(笑)

 

そもそも引退した最強の殺し屋が組織を敵に回してバッタバッタ殺しまくる

というだけの映画をここまで引っ張るのに無理があるわけですが、今回は

必要以上にナイフや斧を投げてサツガイしたり、馬に乗りながらバイクの敵を

銃でサツガイしたり、はたまた犬を使役して連係プレーでサツガイしたりと

見せ場満載。どう?すごいっしょ?

 

挙げ句の果てに至近距離でタマをぶちこまれて屋上から落下し、「もう怒り

沸騰だぜぇ!」的ラストシーンで終わります。(あ、言っちゃった ^ ^;)

ここまでの紹介で燃えられる人は是非1作目から観て完結に備えるべきです。

滅茶苦茶なアクションですが、見せ方が上手い、というか狙ってるので

アクションバカにはタマランのですわ。しかしながらキアヌさんの衰えは

隠せず、スタントはまだしもマーシャルアーツはもう厳しいかな。暗殺者

設定なのに明らかに相手の方が動きがいいし、決め技はゴリ押しの力技

ばかりだし。「もっと強い銃を寄こせ!」とか言っちゃってるし。(笑)

 

ところで今作のラスボスには日本人設定のキャラがいるんですが、これが

またヘンテコな日本語を使ったり、青竜刀みたいな刀で戦ったり、忍者

みたいな動きで瞬間移動できたり(これを何故かキアヌもできちゃう!)、と

すんごく誤解されてる感が拭えない、、キアヌ氏、親日家だった、、よね?

 

食べるなキケン的意味では共通するが、観終わった後の反応は真逆となる

この2作、どっち観る?

    2019年10月14日 月曜日

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