はりの部屋

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上咽頭炎を東洋医学で考える

上咽頭炎の治療にみえる方が当院でも増えてきました。

 

上咽頭炎では、

・のどの不快感

・鼻づまり

・朝、痰がからむ

・後鼻漏

・長く続く咳

など、のど周辺の症状が主ですが、その他にも

・頭痛

・首こり、肩こり

・めまい

・IgA腎症

などとも関係することがあります。

 

これらを東洋医学的に捉えてみます。

 

まず炎症という字(火が二つ)からも分かるように、陽の症状です。さらにのどは身体の上部に位置するため、陽の部位となります。

陽の部位に陽の症状が出ているので、首こりや肩こり、めまい、頭痛なども当てはまりますね。

身体は陽>陰の状態といえます。

 

次に経絡の流れでみてみると、のどには肺や大腸、胃、腎など複数の経絡が通っていますし、大腸と胃の経絡は鼻にも通っています。そのため、何らかの要因でこれらの臓腑に負担をかけると、その経絡の通り道である鼻やのどにも影響を及ぼすのです。

このようにみていくと、一見関係なさそうなIgA腎症も関係してくることが納得できます。

 

あとは問診や触診などを通して、どの臓腑に問題があって症状が出ているのかを総合的に判断していき、はり施術と生活習慣の見直しによって、陽>陰の状態を改善させていきます。

 

また、上咽頭炎を悪化させる原因に、ストレスや睡眠不足も挙げられます。これらは陰を減らし、陽を増やす要素があるため、このことからも陽>陰ということが分かります。

 

生活習慣の見直しとしては、

・就寝時間を早くすること

・食べ過ぎなどで胃に負担をかけないこと(胃の経絡が鼻やのどを通っているため、影響します)

から始めてみてください。

 

    2019年3月30日 土曜日

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