院長室

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鼻を使う

ようやくインフルエンザの猛威が落ち着いてきましたが、次は

花粉症ですね。(^ ^;)インフルエンザは感染症、花粉症は

アレルギー疾患なので治療は別ものと思われがちですが、意外と

共通するのです。

 

それが鼻。鼻は呼吸器であると同時に外界からの異物をキャッチ

するフィルターの役割をします。インフルエンザウィルスも花粉

も異物ですから、鼻の機能と関係があるわけです。その異物を

認識して身体に免疫反応を促すのが上咽頭にあるリンパ組織です

から、鼻がうまく機能しないと慢性上咽頭炎になる、というのも

理解できると思います。

 

なので、Bスポット治療を希望される方には「口テープ」をして

鼻が使えているかチェックしてもらいますし、同時に「あいうべ

体操」も指導しています。就寝前に口にテープを縦に貼って、

これが朝外れていたら口呼吸、つまり鼻がうまく使えていない

証拠になります。

 

あいうべ体操は口輪筋と舌の筋トレです。特に舌が弱いと舌の

位置が悪くなります。本来であれば上あごに接するべきなのが

下に落ちるのです。(これを低位舌と言います。)上あごは

鼻にとっての “床” なので低位舌になると床が温まらず鼻が冷える

ことになり、鼻の機能低下につながります。

 

口テープが外れる、舌に歯形がつく、なんて方は低位舌の可能性

アリですから、もしかしたらちゃんと鼻が使えていないかも知れ

ません。口テープ+あいうべ体操は低コスト&高メリットですから

是非やってみてください。

2019年2月4日 月曜日

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