院長室

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押すでもなく引くでもなく

PC作業は肩がこりますね。年末の忙しい時期や、気温が低い

環境ではなおさら。肩だけでなく腰もバキバキよぉ!って方も

多いかも。

 

さて、そんな時、マッサージは気持ちがよいものです。自分で

やるよりもマッサージチェア、チェアに乗るよりもプロの手技、

とまあ手段は様々ですが、コリが強ければ強いほど、マッサージ

も強めでやってしまう傾向があります。

 

やった直後は気持ちが良くても、すぐに戻ってしまったり、

却って痛くなったりすることもあります。これにはちゃんと原因

があるのです。それは「反射」。急に驚かされると「ビクッ」

となりますよね。これがまさに反射です。

 

ヒトの身体には、圧を感知するセンサーが各所にあり、特に

加速度的な力が加わると、それに抗うように力だが入ります。

これが「ビクッ」です。マッサージでも良かれと思って勢いを

つけて押したり引いたりすると、この反射が起きて無意識に

身体に力が入ってしまうのです。ほぐしたつもりが緊張を

招く結果になってしまうのですね。

 

なので、マッサージをする時には極力この反射を誘導しない

方法がベターになるわけです。具体的には「揺らす」です。

どんな方法でもいいので、軽く揺らす方が反射を誘発せずに

ほぐすことができるのです。単調な電車の揺れで眠くなる、

ようなイメージです。

 

揺れは「波」ですから、徒手的にマッサージする場合には

「波」が身体の中に浸透していくような方法がよいですね。

チェアに乗るなら一番弱いモードがよいでしょう。自分では

少し物足りないかな?と感じる程度の力が実は最適です。

色々応用してみてください。(^ ^)

2018年12月3日 月曜日

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