院長室

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押してダメなら

引いてみろ!…と言いたい所ですが、さて、それがベターな

対策でしょうか?

 

まあ実際に押したり引いたりしているわけではなく、視点を

変えてみたらどう?っていう意味の格言なので、それはその通り

だと思います。しかしながら、こと切迫した状況においては

早くなんとかしたい!との想いが強すぎることの方が問題

だったりもします。

 

つまり押してダメならすぐに引きたい!という場合は、視点

はむしろ変わっていないことがあるんですね。なので僕は

敢えて、押してダメなら「止まってみる」と提案したい。

観察する、と言い換えても良いかも知れません。

 

医療の場合で言うと、長年の困った症状にあれやこれや

良いと言われるもの端から全部やる、みたいな状況でしょうか。

これは気が焦るばかりであまり良い結果をもたらすことは

ありません。却って悪くなることもあります。止まって

一息入れられると、気付かなかったものが見えることも

あるんですよね。

 

そのタイミングで状況を把握、分析して次の一手を考察する、

この方がゆとりが産まれます。まあ状況が複雑であるほど

この行為の繰り返しにはなってしまいますが。でも少なく

とも冷静さを保つことは消極的な策ではないと思います。

 

そういう意味では栄養療法的な分析は客観的な判断の助け

になるので、治療でも優先順位が高いと思います。しばしば

言うように、ウチでは栄養療法や漢方診療が好きだからやって

いるわけではなく(笑)、あくまで客観的指標になるから

採用しているだけです。

 

「押してダメなら、止まってみる。」はなんかパンチ弱いから

「押してダメなら、引いて、観る。」ってのもイイね。(^ ^)

 

    2018年8月2日 木曜日

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