院長室

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気圧病にも

さていよいよ梅雨に向かって気圧変動の季節になって

きました。例年、五苓散をはじめとする「利水」効果

のある生薬を配合した漢方薬で対処していますが、

これだけではダメ、という場合もあります。

 

西洋医学的には乗り物酔いなどに使ういわゆる「酔い止め」

の薬が効果アリ、とされています。耳鼻科で処方して

もらえます。栄養療法的には自律神経バランスや

タンパク代謝を整えることで対処しますが、これは

速効性はないのでオンシーズンに始めても効果を感じ

ないかも知れません。

 

薬物療法、食事療法、とくれば残るは運動療法ですね。

え?運動が気圧病に?と思うかも知れませんが、意外

にも対策があるんです。それはズバリ頚。しかも後頭部

のすぐ下、髪の生え際辺りが狙い所です。

 

脳は脳脊髄液という液体の中にぷかぷか浮いている状態

ですが、これは脳だけでなくその名の通り脊髄周囲も

満たしています。つまり脳から脊髄をオタマジャクシに

例えて、オタマジャクシの全身が水の中に浮いている、

というのが正常状態です。この脳脊髄液の流れが悪くなる

と気圧病が出やすいので、一番くびれている部位=

頭と頚のつなぎ目、が運動療法的な治療対象になるわけ

です。

 

専門的な手技はさすが自分ではできませんが、簡易版と

して、後頭部と頚の境目に指をあてがって顎を引きながら

真上に引き上げる、という操作で脳脊髄液の流れを改善

する効果が期待できます。頚凝りなんかにも良いので、

是非試してみてください。

    2018年5月10日 木曜日

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