院長室

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飲酒のお供に

もう既に忘年会を何度も(笑)済ませている方もみえると

思います。それに伴って飲酒量も増えドリンク剤のお世話

にまでなっていませんか?

 

根本的には飲む量を減らせばいいだけなんですが(^ ^;)、

そうは言っていられますまい。僕はもっぱら独り飲みなので

飲み過ぎることはまずないですが、仕事の付き合いなど

では避けられない場面もあることでしょう。

 

さて、アルコールは化学物質なので身体にとっては異物

です。つまり肝臓で分解しないと危険な物です。だから

過飲で肝障害になるわけですが、この時に必要なのが

アルコール分解酵素という酵素です。この酵素がなければ

いわゆる下戸になりますし、少なければすぐに顔が赤く

なる、ということです。

 

これらの人はそもそも飲み過ぎませんから、問題になる

のは酵素はしっかり出るけど能力を超えて飲酒した場合

ですね。飲まねばならない時にはこの酵素をしっかり増やす

ことが対策になり得ます。そしてこの酵素を活性化させる

栄養素が亜鉛なんです。ですから、飲酒量が増える時には

亜鉛を含む食材が効果的、となります。具体的には牡蛎や

赤身肉です。

 

逆に、アルコール過飲では酵素を大量消費するので亜鉛不足

になりやすい、とも言えます。亜鉛はアレルギーにも深く

関与するミネラルなので、アルコール常飲者は花粉症や

じんま疹などのアレルギー性疾患のリスクが高くなります。

この時期のお供は、亜鉛ですぜ。(^ ^)

2017年12月21日 木曜日

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