ヒトの体はいくつの骨でできているか知っていますか?数え方にも
よりますが、約200個です。そしてそのうちの1/4は足首から
下にあるんですよ。
なぜそんなにたくさんの骨が必要なんでしょう?それはひとえに
体重を支えなければいけないから。我々は直立2足歩行の動物
なので、足にかかる負担は相当なものです。しっかり立つことと
スムーズに歩行ができること、当たり前のようですが極めて高度な
システムでもあるのですね。
ではこの足の機能が低下するとどうなるでしょうか?歩行に
支障が出るだろう事は容易に想像できると思いますが、本来足で
相殺すべき負担を別の部位で緩衝しなければいけないので、負荷は
どんどん上方へ移動しますから足首や膝、腰、と痛みが出始めます。
もちろん膝の変形や腰の神経の問題もあるので、全てが足のせい
ではないですが、足はあまり気にかけてもらえない可哀想な(笑)
部位なので、体に痛みを感じる場合、足を見直すのは大事なこと
です。
具体的には「タコができやすい」「爪のトラブルが多い」「外反
母趾気味」「皮膚カサカサで割れる」などが重要な所見です。
セルフケアで効果的なのが「ひろのば体操」「靴のチェック」
です。ウチでは足の甲に弾性包帯を巻くよう指導したりもしますが、
いずれにしても足の柔軟性を維持するのは治療、予防の両面で
役に立ちます。一般向けの書籍も出ているので、是非一度自分の
足に注意を向けてみてください。↓