院長室

« 8月 2017 9月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

テーピング療法

いやぁ、昨日の大相撲春場所優勝決定戦は感動しましたね。

相撲にさして興味のない僕も興奮しました。悪役扱いされている

照ノ富士がかわいそうではありますが、横綱稀勢の里はまさに

神々しかった。相撲女子ならぬ相撲オヤジになろうかな、いや

ネーミング悪いからやめよう、と冷静でもありましたが。

 

さて、そんな稀勢の里の左肩に大仰に貼られたテーピング、

痛々しかったですね。患部の動きを制限するように固定して

いるわけですが、通常このようにテーピングとは「固定」の

ための材料と思われています。しかし、実はそれは効能の半分

で、残り半分はむしろ「良い動きを誘導する」ために使います。

 

筋肉や皮膚の動きは解剖学的に決まっているものです。その

生理的動きが例えば姿勢とか、使いすぎとかで変化してしまう

と、各所に不具合が生じます。症状で言うと痛みやしびれ、

重だるさやむくみなどです。こういう場合に、上手にテーピング

することで、正しい方向に動きを誘導でき、症状緩和に繋がる

わけです。

 

補助的な治療であることはもちろんですが、何と言っても自分で

処置できる点が秀逸です。コツは必要ですが、一度覚えれば、

自分や家族にも処置できるようになります。僕も肩こりが強い

時にコッソリ貼ってます。(笑)

 

逆に最大の問題は皮膚のかゆみです。これはテーピングのみならず

貼付材の宿命ですが、アレルギーのある方は別にして、貼り方の

工夫で随分軽減もできます。整形外科でテーピングと言うと軽く

扱われてしまいがちですが、解剖学や皮膚運動学に根ざした興味

深い治療法です。

 

    2017年3月27日 月曜日

    カテゴリー 院長室

    タグ