院長室

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糖質制限のひろがり

自身も含めて治療に糖質制限を取り入れて数年経ち

ますが、意外と結構なスピードで一般にも認知されて

います。しかもブームで終わらず治療法としての議論

がされているので、これは根付くと思っています。

 

こういう傾向があるということは、当然ニーズがある

ということですが、生活習慣病の治療のため、という

よりはまだダイエット目的でのニーズの方が高い

のかな、とも感じています。

 

確かに体重は減ります。食べる順番を変えるだけでも

2kgくらいすぐに落ちることもあるので、驚きまた

感動して続けられるというのもあります。ここで気を

付けるべきは、体重に固執してはいけない、という

ことです。

 

痩せるのは嬉しいのですが、「何が」減っての体重減少

なのかを常に考えるべきです。糖質制限しながらタンパク

質まで摂取が減ってしまうと、自前の筋肉や血液を切り

崩してタンパク代謝を維持しようとするため、見かけは

体重が減っていてもそれは筋肉量の減少だった、という

ことがしばしばあります。体重しか気にしていないと、

ここに気付かず却って冷えや倦怠感などの不調を招くし、

これはまたリバウンドしやすい身体を作ることになって

しまいます。

 

なので、糖質制限はタンパク摂取とセットでなければいけ

ないし、タンパク摂取を効率よく行うためにはピロリ菌

を始めとした腸内環境の整備が必須です。またどんな程度

で糖質制限を始めるか、も重要です。糖質依存度が高い

人ほど緩やかな制限で始めた方が良いでしょう。

 

糖質制限に限ったことではないですが、食事療法は包括的

かつ段階的に行うことがとても大事です。

    2016年10月17日 月曜日

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